中華製の防犯カメラを設置してみた。
2019.10.10


駐車場まわりの防犯にカメラを設置しました。
カメラ自身で録画できて、遠くを移せるタイプであり、簡単に録画データを参照できる機器を探していたら中華にたどり着きました。パナソニックなんぞを使えば簡単に解決なんですが、高いしWiFi接続できないということでコイツにしました。
中華なんで必要な設定箇所がなかったり、いつ壊れるかわからないということありますが、触ってみた感じなかなか面白いカメラです(;'∀')



でも流石中華ということで、届くまでにきっちり1か月。届いた姿は箱がボコボコ(;´Д`)
最早はこの意味がない・・・ でも中は無事でしたよ。



届いたカメラは500万画素 2592x1944 25FPS 1/2.7 SC5239Sony製センサー
そしてレンズは16mm。防犯カメラの中ではかなりの望遠扱いになります。
今考えれば12mmでも十分だったかなとも思えます。
しかし、手にしてみて思ったのは、かなりでかい。ものすごくでかい。
業務用のハウジングを装着したカメラのようです。



背面にスピーカーやマイクが付いています。そのパネルをはずすと
SDカードスロットにアクセスできます。



一応、野外対応のカメラなので防水対策としてパネルにはパッキンが付いています。
対応のSDメモリは128GBまで。256GBまで対応してないのはやはり中華。
ドライブレコーダー的使い方なら1日も持たない容量ですが、今のところ5日間録画してますがまだ10%以上残っています。
つまり映像の変化だけを録画し続けるH264では定点カメラはあまり容量は食わないということです。

このカメラ、設定方法がちょっと特殊です。一般的にはネットワークに接続してカメラが持つIPアドレスにアクセスをして設定を行うのですが、説明書もホームページにもそのIPアドレスは公開されていません。説明書ではLANケーブルでの接続は考えてなくWiFiで解決する方法を簡単に説明しています。
モニターやボタンがないカメラですから、そのままでは家の無線ルーターに接続する設定が行えません。そこで専用アプリ(Andorid、ios共にiCSee)をダウンロードして組み込むことになります。



このアプリにWiFiのSSIDとKey情報を入力して、QRコードを生成します。それを電源をいれたカメラに読み取らせることで設定を内部に取り込ませるという回りくどい方法をとります。
そしてカメラがWiFiに接続されただんかいで、iCSeeでスキャンを掛ければカメラをアプリ内に登録できるという段取りです。
しかし、何度も試しましたがこの方法でうまくいった試しがありません。
そもそも16mmのレンズだとQRコードのピントが合わないので読めません(;´Д`)
iPadでもAndroidスマホでも試しましたがカメラを見つけられずにエラーになります。
この方法では駄目です。使えません。やはり基本のipアドレスによるアクセスを試みることを考えます。
ネットを巡回して一つのヒントを得ました。
それはリセットボタンを3回おすと、カメラ自体がSSIDを持つアクセスポイントになるということ。
SSIDは「IPC_053F」と出ました。これにPCからWiFi接続してみます。
アクセスキーは「1234567890」でした。

無事接続できたので、IPアドレスがどうなっているのかコマンドプロンプトで「ipconfig /all」をたたき込んだところ
カメラのIPは192.168.10.1だということがわかりました。
それではieで192.168.10.1に入ってみます。



よし、いけた。この画面を出すのに、途中ActiveX系のアプリをいれろというメッセージがくるので、セキュリティレベルをいったん下げ組み込む必要があります。
防犯カメラはIE以外では入れないものが多いです。EDGEやFirefox、Googlechromeでは入れませんでした。それはActiveXがらみだとは思うのですが、IEが今後も存在できるとは思えないので早急な対応を期待したいですね。

初期状態ではIDはadmin、パスは空欄で入れます。
入ってしまえばブラウザ上で映像の視聴や録画の再生、設定画面へのアクセスが可能になります。
この段階で目標の大半は達成したのですが、スマホやiPadでも見たいのでカメラの情報を調べます。



赤丸で囲ったシリアルナンバーを確認します。これが分かればiCSeeでのカメラ登録が可能です。
ちなみにiCSee以外のアプリはシリアルナンバーでの登録ができないので使えません。
このシリアルナンバーで登録できる仕組みがよくわからないんですよね。謎。
このカメラは遠隔でのアクセスを可能にするためにメーカーが用意したサーバーにグローバルipを渡している模様。
スマホやiPadはそのサーバーから情報をもらい外からアクセスできるという仕組みを構築してるんですね。
ルーターを再起動してグローバルIPが変わってしまうとしばらくの間アクセスできないことがあったのでまず間違いないと思います。中国のサービスを使うのがキモチワルイということであれば他社のDDNSサービスを使うことができるようなのでそれを使うといいかもしれない。
ま、中華製なのでバックドアは必ず仕掛けているとは思うけどね。



あと、毎回WiFiでダイレクト接続しないと中に入れないのでは不便なので、カメラのipを自分のネットワーク網と同じに変えておく必要があります。これ重要

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