スーパーノヴァ再び
2016.01.25
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち、決して壊れず、
いつも静かに録画する。

というわけで今年の暑さを耐え抜き
最高温度がマイナスの今を
元気に乗り越えているスーパーノヴァさんですが
友人に見せたところ同じ物が欲しいと言われたのでした。

注文しようと価格調査に入りますと、
明らかに販売店が減っているのが分かります。
登場してから結構立ちますからね、
そろそろモデルチェンジなんでしょうか・・・
安いのが辛うじて楽天で売っていましたので
売り切れる前に即注文です。



発送元がcom-shotではなかったのですが、
同じ広島から送られてきました。



今度はオレンジじゃなくグレーの本物?らしき物が・・
チャンス到来!本当に中身に違いがあるのか。
いざチェック開始。

紛らわしいので今回届いた物をAとします。
で、前回購入した巷で偽物と言われながら、
十分な性能を発揮した物をBとします。


Aの箱は作りもしっかりしていて(糊付けは甘いけど)、
マグネットで蓋を留めるゴージャス仕様。



付属品にはクリーナーも付属していました。

今回は友人の物なので残念ながら分解することはできません。
仕方ないので目で見える部分だけ検証してみることにします。



外観の形状は同じ。しかし表面の青くてメタルっぽい部分が、
Bよりすこし緑がかっている気がします。
レンズ部分には保護フィルムは貼られていません。
しかも指紋がベットリ付いていました。
液晶部分には貼ってあります。
付属のクリーナーはこういうことを踏まえて同梱してあるんだろうと独自判断(笑)



説明書は日本語で書かれたページがきちんと有りました。
とはいっても数ページですが・・
このマニュアル、全ての機能について語っているわけではないので、
自分の理解している以上のことは知ることは出来ませんでした。
Bの英語マニュアルでも問題ないことがココで分かります。

起動してみましょう。



最初の画面が地球じゃないですね。しかもRearview?意味がわかりません。
設定箇所もいろいろと違うんですね。
どうやらファームそのものが違うようです。
正直なところBの方がいろいろ出来る気がします。



ファームの番号が20150424なので時期はほぼ同じようですが・・。

動画を検証してみたのですが、同じMOV形式でした。
画質も目立った違いはありません。

物の信頼性についてはこれから分かっていくとは思いますが、
このAはSDメモリがらみでエラーが何回かでました。
本体でフォーマットを行ってもエラーになります。
PCでFAT(アロケーションユニットサイズ64KB)でフォーマットして初めて録画開始されました。
走行中も液晶に黄色いマークが点滅して録画されなかったりとよく分からない現象が起きています。
黄色点滅は設定を一度初期化して再設定することででなくなりましたが、
私が今まで使っていた中ではこういったことは無いので、
どうにも腑に落ちません。
マニュアルにも何も書いてませんしね。

今のところ苦も無く動いたのはBです。
案外本物と呼ばれるAがはずれだったりして・・

●スーパーノヴァを知らない方へ
現在はNovatekという名前で売っているようですが、
名前や箱を変えることで本物偽物と論議があるわけですが、
スーパーノヴァ自体もG1Wという製品のパクリ製品で
なぜかG1Wより性能がいいという不思議なドライブレコーダーです。
Aterm MR04LNをSIMアダプターで動かしてみた。
2016.01.15
先日、巷を賑わせたデジモノステーション付録のゼロSIMですが
当方も発売日に運よく入手していました。
早速使い倒してやりたいところですが、より効率よく使うために、
前々から考えていたモバイルルーターの導入を同時に行いたいと思います。

モバイルルーター候補は現在最強と名高いNEC製Aterm MR04LN
AMAZONでは頻繁にタイムセールを行っていますので、根気良く待つこと1週間。
40%引きで買うことができました。過去最安値タイということです。

MR04LNの細かい性能はネットで調べていただくとして、
私が重要視した特徴をまとめると

・ドコモだけでなくAU・ソフトバンク3社のSIMも使用可能(WIMAXは非対応)
・デュアルSIM対応(SIMを2枚挿せる)
・WiFi側は最新規格IEEE802.11acに対応し、
 2本のアンテナを利用する2ストリームに対応で
 5GHz帯で最大867Mbpsの高速通信が可能
・bluetooth接続可能
・電池が劣化したら自分で交換可能。
・月別で通信量制限が可能。

確かに現状で考えうる全ての性能が詰まっているようです。
これだけの装備があれば暫くは買い換える必要はないでしょう。

さて記事を書く位ですから当然問題があるわけです。
MR04LNをネットで検索するとSIMアダプター非推奨という情報が出てきます。
構造を理解しないで使用するとSIMがアダプター共々抜けなくなるという症状に見舞われるのです。
無理に抜くと破損必至。実に怖いですね。
だがしかしデジモノステーションに付いてきたSIMはナノSIMなので
アダプターを避けて通ることはできません。

壊してしまう条件として挙げられるのは以下の通り。

・SIMをつけずにアダプターだけ装着してしまった。
・穴あき型アダプターを使用してしまった。
・SIMとアダプターを接着せずに装着してしまった。
・SIMとアダプターに極端な隙間があった。

この4つに限ります。逆に言えばこの問題をクリアすれば問題はないわけです。
それぞれの問題点に対し私が施した解決策をこれからまとめたいと思います。

まず穴あき型アダプターを使わないで背面にクリアシートが張られているものを使用する。


このクリアシートがあることで、本体のピンが食い込むことを防止します。
穴あきタイプでも薄型テープを自分で貼ることで代用はできるかもしれませんが
強度に一抹の不安があります。SIMを押さえるピン圧に長期間絶えられるかは疑問です。
ここは高いものではないので、最初からこの商品を選びましょう。
国内発送物で数百円。中国の発送物で50円(送料込)からあります。

次に、接着について検索すると、弱い糊で付ける方法や
瞬間接着剤を微量垂らす方法があるようですが、
私は両面テープを選択しました。糊では接着強度に不安が残りますし、
約款では解約したときにSIMを返却することになっているので
瞬間接着剤はまずいと判断したわけです。
ボンド系も剥がすのは困難なのでパス。
その点両面テープであれば均一に接着できますし、
中で剥がれる心配もないでしょう。
アダプターの再利用さえ考えなければ剥がすのも簡単です。
問題点としては厚みが出ることですが、
それは極薄タイプを選択することで回避しようと考えました。

困った時のアマゾン様と言うことで、売っている中で一番薄い0.09mmを購入

ノギスでSIMの厚みを確認すると厚みが0.65です。1mm無いんですね意外!

SIMアダプターの厚みは0.71mmでした。
この時点で0.06mm差があるのですね。
穴あきタイプではないので厚くなるのは当然と思ってましたが、
思ったほどでは無かったです。

重要なのは窪み部分の深さですが、ノギスで測ると0.63mmでした。
(ノギスを持ちながら撮影をできなかったので写真は割愛)
なるほど、意外でしたが窪み部分はSIMと概ね同じ厚みで設計しているのですね。

逆算するとフィルム厚は0.08mmということになり
simとテープとアダプターを重ねたら0.65+0.09+0.08で0.82mmになります。
アダプターからsim部分が0.09mm膨らむ計算です。
つまりテープの厚み分は出てしまうということです。
この厚みを本体が吸収してくれたらいいのですが・・
後々実験してみましょう。

次に隙間問題ですが

写真を見た感じでは隙間はありません。ピンが隙間に入り込む余裕はなさそうです。
(上の写真は両面テープの片面を剥がしていない為に厚みが余計にでています。)
万が一隙間があったとしても、差し込み方向側の隙間を詰めて接着すればいいので
理屈を知っていれば解決できます。

それでは両面テープの反対側を剥がして接着してみます。

気持ち出っ張っています。計算通りですね。

ではコレを挿してみましょう。

無事に挿さりましたね。全然窮屈でも何でも無く、あっさりと入りました。
厚みによる問題はさほど気にしなくても良いようです。
クリアランスはどれほどあるんでしょうかね。気になるところです。

でも次が肝心。引っかからずに抜けるか試してみましょう。

無事に抜けました。成功です。

以上の内容は決してお薦めできる内容ではないですが、
両面テープのカットなどは精密極まりない作業になりますので、
自己責任の上でやるならばこの様な方法もあるよ
という一例を書いておきました。

SIMアダプターを購入した後に分かったのですが、
最初から糊が付いているアダプターもあるようです。
手間が掛からず誰でも簡単に使えそうです。
写真を見る限りSIMがあまり出っ張らないので良い気がします。
何方かのレビュー記事があれば見てみたいものです。

今回使用した両面テープですが、思いのほか強力な部類のテープでした。
剥がしても糊が多少残るようですので誤って端子部分に付かないようお気を付け下さい。
QNAP TS-419P IIの購入経緯(長文注意)
2016.01.13
D800を使っているとHDDがすぐ満杯になります。

写真用HDDが残り1GBを切ったところで流石にもう無理
ということで決断しました。
以下に419P2を買う決め手となった材料を記しておきます。
使用レビューは後日アップします。

私は仕事で多くのお客様のRAID環境に触れる機会がありました。
ほとんどがトラブル解決に関する内容でしたが。
そこで得た経験則とも言える事柄は以下の通り。

【1】Seagate製のHDDは使わない。
【2】RAID1しか使わない。RAID10も使わない。
【3】サーバーの電力消費はバカにならない

1については故障率の問題です。
故障の少なさは日立のHDDがズバ抜けていて、
その後に東芝、WDと続いて、最後にSeagateという感じです。
頻繁に調査を行っているサイトがありまして、
そこのデータと私の体感は、ほぼ一致しています。
(最新の調査報告はこちら https://www.backblaze.com/blog/best-hard-drive/
型番別に見ると多少当たり外れは変わりますが、
Seagateの故障率の高さは群を抜いていて
大事なデータを保存する機械としては使えないと私は考えます。
NASはHDD組み込みタイプで購入するとかなり高価になります。
バッファローの4ドライブで最低ランクのでも16万以上します。
そのようなものにSeagateなんて使われていたら目も当てられません。
そこで、NASを買うならHDDレスの箱物を買うべきと判断しました。
この方法であれば、その時代の安定HDDを安価に使用することができ、
メーカーに囚われず好きな製品を選ぶことができます。
現在日立のHDD部門は買収されてWDやら東芝やらと絡み合い面倒な事になっているようですが、
今後の製品は傾向が変わっていくかもしれませんので要注意です。

2についてですが、RAID5は容量も多く使えて一見良いように思いますが、
ハードウェアRAIDの場合、RAIDカードが故障した場合に同じカード、
もしくは上位互換の物が手に入らないと再構築が困難になる場合があります。
マザー内蔵のものであればもっと危険度合いが増えます。
特に長く使ったサーバーが故障した場合に多く経験しました。
RAID5は1台がエラーになると即座に使用停止になってくれると良いのですが、
警告ランプ表示するだけで案外そのまま使えてしまう製品が多いのです。
2台目が壊れてから初めて故障に気づくといったこともあります。
そうなるとお手上げです。
RAID5は更に怖い部分があります。
1台目が壊れているということは他のHDDも製品的寿命で危ういということ。
すでにコントローラーが見つけられない故障があるかもしれません。
セクタ単位で異常があると再構築ができない為、
全てのデータを失う場合があります。
RAID1(ミラー)であれば、仮に2台両方がセクタエラーで
読み取りできない状況になったとしてもデータを分散せずに保存しているため、
1台のHDD内で必要な情報が収集できます。
つまり故障セクタのデータだけあきらめれば、
その他は救い出せる可能性が高いのです。
2台同時にヘッドや基盤が死ぬということは雷でも落ちない限りないので、
安全度はRAID5にくらべはるかに上です。
最近ではRAID1のNASに、USBのHDDをつけさらにバックアップを取る
といった手法も普及してきました。ここまでくると完璧ですね。
RAID0はHDDの速度が遅い時代にベンチマーク競争でブームになりましたが、
これはデータの保全を考えたものではないので論外です。
速度が欲しいのならSSDを導入しましょう。
RAID10は大容量のHDDが安価な今、リスクを増やしてまでする必要はありません。
以上のことからRAID1で構築することにします。

最近は「復旧天使」という便利なソフトも登場しており大事なデータを救出できるチャンスは増えましたが、
病院があるから病気になってもいいということではないので、事前対策は必要です。

3は家庭で使う場合の話。企業ではサーバーを設置し、
そこにデータベースを構築・RAID化している場合が多いですが、
こういった場合サーバー機はそこそこのCPUを積んでいる為、
消費電力はどんなに低くても一般PCレベルは食ってしまいます。
24時間稼動するとその消費電力はバカになりません。
この電気代が高いご時勢、少しでも押さえたいのが心情です。
以前、HPのMicroServerにHDDを4基いれFreeNASでの構築を考えたことがありました。
このサーバーを使えば消費電力をかなり抑えられる(LED電球1個分くらい)ことは
試算でわかっていたのですが、トータル的なバランスを加味すると
NAS専用機には及ばないという結論に至りました。
一番のポイントは本体に異常を知らせる警告ランプや
HDD番号を表示する液晶がないと困る。というものです。
NASとして使うのであればモニターを繋げませんので、
異常に気がつける自信がありません。
RAID1は1台が壊れたらすぐ差し替えることが重要ですので、
サーバーではこれが要をなさないと思いました。
(まぁ、FreeNASは異常が発見されたらメールを送るといったことができますが、
当時はNASをインターネットに繋げる予定はなかったのでこの機能はない物と考えました。)

以上を踏まえ候補に挙がったのが製品。

QNAP TS-231 Turbo NAS
QNAP TS-419P II Turbo NAS
QNAP TS-420-D

QNAPは旧モデルにもサポートが手厚いです。
しばらくは最新のファームを提供してくれるでしょう。
つまりTS419P2と現行TS420とは機能が殆ど変わらないということです。
まるでiPhoneのiOSのようですね。
折角買うのであればHDDが2基では限界が早いので4基に・・
結果的に安さと汎用性からTS-419P II Turboとなったわけです。

あれ、もうアマゾンさんではTS-419P II Turboは売り切れちゃってますね・・

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