デジタルアタッチ版office2024がライセンス認証できない
2025.10.11


もうこれは由々しき事件です。マスコミに取り上げ上げられないのが不思議です。
うちはDELLの製品を取り扱ってはいますが、今のところ100%この症状が起きています。
DELLが悪いわけでなく、マイクロソフトの構築した仕組みが問題なわけで、
他のメーカーでも当然起きている問題だと思われます。
個人の方で自力で解決するには難易度がかなり高いです。
せっかく買ったOfficeを使えないで泣き寝入りしている人がいるかもしれないので
こちらで見つけた手順を備忘録としてまとめておきます。

まず、どんな症状がおきるのかというと、
https://x.gd/IcggQ
↑このDELLのページで詳しく紹介されていますが、要約すると

・Microsoft365(office365)のライセンスが優先されてデジタルアタッチ版Officeの認証ができない。
・ライセンス認証の時に前から使ってたMSアカウントで行うと、以前に使用したOfficeのライセンスを
 勝手に利用されてバージョンの古いOfficeが勝手にインストールされる。
・デジタルアタッチ版なのでライセンスキーなしで認証が通るはずなのにキーを求められる

このような状況に陥ります。
で、マイクロソフトでは以下の解決策を用意してはいます。

・Fix itを使用してライセンス認証を修復
・組み込まれているMicrosoft365とOfficeを全てアンインストールして
 office2024だけ再インストール

正直なところFix itだけで解決できるケースは少ないです。
大抵の場合アンインストールと再インストールも余儀なくされます。



しかし、上の画像のようにOfficeのホームページがMicrosoft365に切り替わったあたりから、
インストールプログラムの入手が困難になり、
再インストールができない沼にはまるようになりました。
デジタルアタッチ版なら、Microsoft Storeを立ち上げると、
ライブラリの「デバイスに含まれる」の一覧に現れてもおかしくないのですが、
そのリストにも載りません。
はい、詰みです(;´Д`)

これらの問題は
Windowsをオフラインで初期セットアップしてもおきます。
過去に一度もOfficeの認証を受けていないMSアカウントで進めてもおき、
WindowsがProでもHomeでも関係なく起きます。
つまりアカウントに関係なくこの問題は発生するということです。
DELLでは起きる確率は半々と言っていましたが、私の体感では??って感じです。

いまのところ解決策は以下の通り。

1. Windowsの初期セットアップが終わったら、OFFICE製品を立ち上げる前に
  Fix it( https://download.microsoft.com/download/F/2/2/F22D5FDB-59CD-4275-8C95-1BE17BF70B21/cssemerg97275.diagcab )
  これを実行する。問題が発見されて「解決済み」と表示されれば、少し期待できる。

2. OFFICE製品を立ち上げてライセンスを確認する。
 ここで問題なく認証が通れば完了。

3. OFFICE製品をアンインストールする。Microsoft365もあるならアンインストールする。

4. 開いているすべての Office アプリを閉じ、
%LocalAppData%\Microsoft\Office\Licenses に移動します。
そこに "5" という名前のフォルダーがあったら削除します。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Office\Licenses
も確認してみて "5" という名前のフォルダーがあったら削除します。

5.以下のアドレスからHome & Business2024をダウンロードしてインストールする。
 違うバージョンを購入していた場合は申し訳ないがこれは使えない。
 ( https://officecdn.microsoft.com/db/492350F6-3A01-4F97-B9C0-C7C6DDF67D60/media/ja-JP/HomeBusiness2024Retail.img )

imgファイルだがダブルクリックすれば中を見れてインストールも実行できる。

6. インストールが終わったら再起動してOffice製品のどれかを起動する。

7. OFFICE製品を立ち上げてライセンスを確認する。
 ここで問題なく認証が通れば完了。

この段取りでもライセンス認証が通らない場合、
DellやHPのPCであればサポートに連絡すればある程度面倒を見てくれるが、
ショップのBTOモデルであれば絶望的なので
OSをクリーンインストールして、Officeを入れなおす方が解決は早いと思われる。
FDMでABSを印刷するための秘訣
2025.07.13
ABS素材を散々使って最終的にたどり着いた極意。
それは「ガラスベッド」と「シワなしピット」と「金属クリップ」の3つ使わないと
何かしらの失敗をするということ。
マグネットプレート、網プレート、3Dプリンター用フィルム、どれもだめ。
反りなく、安定して印刷するためにガラスプレートに印刷するべし。


ABSの特性で一番厄介なのは反り。
高熱から常温に戻るときに収縮する力をどうやって抑えるかがポイントになります。
まず、柔らかいプレートに印刷するのは絶対にタブー。
フィルムやマグネットプレートは反りに負けて剝がれてくるからです。
金属プレートに印刷できればいいのですが、ノズルが金属のため、
高さ調整を0.1ミリ単位で間違うと、接触した時に傷がつきます。
それにアルミ板や鉄板は余程厚みが無いと使い続けるうち反っていきます。
そうなると完全なフラット面を維持することが困難で印刷面が安定しません。
頻繁に買い替えるということでなければ選択肢から消えますね。

メッシュプレートはとてもいいと思っていた時期がありましたが、
ラフトが必須になることが問題。
ただでさえラフトを剥がすのが困難で造形物と一体化しやすい。
ラフトの剝がれやすさを優先すると反りに負け勝手にはがれる。
大物を印刷するとメッシュに食い込んで剥がれないはずのラフトが負けるという。
初めて使ったときは、よく考えたプレートだと思いましたが、
今思えば、完全な対策ではありませんでしたね。


ガラスはZ軸の設定を間違えない限りはそうそう割れることもなく、
反りも起きにくいため、フラット面を維持しやすい傾向があります。
「シワなしピット」との相性もよく、反りに負けず剥離しません。
後始末においてもガラスは透明なので汚れがすぐわかるのもいいです。


強固に定着した印刷物をプレートから引きはがす方法は、
熱膨張を利用します。
ちょっと時間かかるのは致し方ないですが、
小さい物なら、プレートが常温にもどるくらいにパキっという音がして
手で取れるくらいになります。
大物だと、常温程度では剥がしにくくなる場合がありますが、
その場合は、プレートの裏側から保冷剤で冷却し、しばらく放置すれば、
癒着の強さは弱まってはがれやすくなります。

仕事で扱いたいなら時間がかかるこの方法は難しいかもしれませんが
たまに使うくらいの工作ならこの方法がベストです。




tpuの柔らかさ
2025.07.13
TPU素材っていろんな硬さがあるんですよ。
数字で表される場合がおおいですが、アルファベットでも違ってくるので
とても分かりにくくなっています。
なんとなくですが、Aシリーズの数字が小さいものを選んでおけば柔らかさは間違いないといった感じで
いたのですが、prusaのホームページでまとめがありました。
とても便利なのでここにリンクを張っております。

https://help.prusa3d.com/ja/article/%E6%9F%94%E8%BB%9F%E3%81%AA%E6%9D%90%E6%96%99_2057
2025.07.13 08:12 | 固定リンク | 3Dプリンター

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