ESP32-WROVER-IEを買う。
2023.08.09


ArduinoでWiFi接続しデータをサーバーに転送、
メールで情報を送信したいという話がでてきました。
でも私は扱ったことが無いので、いろいろ躓きまくりです(;´Д`)

一番悩ませられたのが、技適の問題。
Arduinoで一般的に使われているモジュールはESP8266や
MKR WiFi 1010を使ったものが多いですが、
これらは技術基準適合証明、いわゆる技適が取得されてないので
国内で使用することはできません。
いきなり躓いたわけですが、ちょっと調べていくうちに、
Arduinoではなく、ESP32シリーズならWiFiを搭載しており、
技適も取れているということを知りました。
Arduinoではないけど、使い方やプログラム、ライブラリ等、
ほぼ一緒なので問題ないでしょう。
で、選んだESP32はコレ

ESP32-WROVER-IE 8MB FLASH【ESP32-DEVKITC-VIE】

互換製品がたくさんありますが、なぜ正規品を選んだかというと
互換品はWiFiがまともに動くものは少ない(特に感度問題)、
書き込みエラーが起きることがある。
USB変換チップにCP2102ではなくCH340を使っているものがある。
なにかしら正規の方法とは違う手段でないと機能しない部分がある。
などで

値段も数百円しか違わないなら
正規品を買っといたほうが安心。
あと技適を本当にとっているか互換品は怪しいというのもあります。
ESP32-WROVER-IEは令和3年4月28日に取得しています(211-200403)

あとWROOMではなく、WROVERを選んだのはメモリの問題。
WROVERには32mbit spi psramが追加装備されているのです。
これだけならなんのこっちゃという感じですが、
仕様で搭載メモリのところに8MB FLASHと書かれていても実際に使えるのは4MB程度らしいので、
重いデータを扱うとなるとパワー不足。それを補うための拡張メモリとして
psramが8MB(実際は4MB?)付いていると考えればまぁ大きく外れてはいないでしょう。
将来カメラを接続して画像を送信なんてことを始めるならメモリは多いに越したことはないですからね(;'∀')

ではIEを選んだ理由はなにか?
それは電波状況が悪い場合、外付けアンテナを接続できるので保険として重要だと思ったから。
基板のアンテナ部分だけだとどうも頼りないですからね。

さて次に考えるはセキュリティのこと。
WiFi接続に必要なSSIDや暗号キー、
メール送信に必要なアドレスとSMTPのサーバーアドレスとパスワード、
これらをソースに入れ込むのは安全なのだろうかと・・
さらに設置場所を変えるたびに、ソースを書き換えコンパイルするのかと・・
それはちょっと勘弁してほしいところ。
なので、WPS接続で何とかできないかと思案する・・(;'∀')
どうやらライブラリはあるっぽい。
なんか救われた気がする。

ESP32からのメール送信はどうしようか。
接続するWiFi先でいちいちプロバイダメールを確認するわけにもいかないので、
フリーで取得できるなかから最も信頼できるものを選ぶしかないか・・・
Microsoft、Google、Yahooあたりか。
どれもすぐ仕様変更したり、突然本人確認ができるまで停止とかやりかねないので
信頼は薄いんだけど、やむを得ないか。
メールのパスワードをソースに入れ込むのはやむを得ない(;´Д`)

そして、どうせならってことで1分ごとに情報をレンタルWebサーバーに送って
スマホかPCで情報のログも閲覧できればなんて要望もでたり・・
そうなると、サーバー側でもある程度処理するプログラムを
用意しておかないといけないな・・ウホ

ちなみにESP32のデータシートはこちら
https://www.espressif.com/sites/default/files/documentation/esp32-wrover-e_esp32-wrover-ie_datasheet_en.pdf

Amazonでは売ってませんね。今のところマルツで買うのが良さそうです。

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