キーロガーを止める方法があったのね
2016.10.31
Windows10が登場したときに何がイヤだったかというと、
個人情報をMSが収集することを解除できないということでした。
WindowsUpdateも強制で行われますし、
そのせいでアプリも動かないのがでてくるし、BSODになるPCも多く見ました。
そのような状況をみていると、10にしても良いこと無いように感じます。

ですが、今は大分事情が変わってきているようですね。
知らないうちに有志がキーロガーの解除方法を見つけていたようです。

早速私も行います。
まずは、コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げて、
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\DataCollection /v AllowTelemetry /t REG_DWORD /d 0 /f

これを実行する。これは、Win10の設定>フィードバックと診断 の画面にある
「診断データと使用状況データ」のリストボックスを無効にする役割があるようです。

次に情報を収集するDiagTrackの動きを止めます。
sc stop DiagTrack
sc config DiagTrack start=disabled


そして削除
sc delete DiagTrack

次に収集した情報を送信するdmwappushserviceを消します。
sc delete dmwappushservice

とりあえずこれで一安心ですが、
なんか面倒な作業を一度に、GUIで操作したい、もっとあらゆることをキッチリ処理したい人は
DisableWinTracking (https://github.com/10se1ucgo/DisableWinTracking)
こういったソフトがあります。
Windowsアップデートを行うと復活することがあるそうですが、
上の処理だけじゃなく、ファイヤーウォールで止めたり、Hostsで止めたりと機能てんこもり。
便利になったものですね。ソースコードも配布しているので、
ウイルスやスパイウェアが組み込まれている可能性は低そうですよ。

弊害などはわからないので、まぁ、自己責任で。
VAIO SVJ2023AJ タブレット型PCがやってきた
2016.10.31
いろいろありまして、
2013年6月モデルのVAIO Tap20(SVJ2023AJ)

がウチにやってきました。(上の写真は公式ページからの直リンです)
中古なんですが、スペック上はまだまだ現役で使えるハズ。
Windows8が悪さしているのか、メモリが2GBしかないせいなのか、
基本設計がノートに毛が生えた程度だからなのか、
とにかく激遅で仕事で使うには拷問という状態でウチにきました。

本来の性能を生かしきるためにHDDをSSDに、メモリを2GBから4GB足して6GBにします。

作業は超簡単。背面の中央のパネルを爪でひっかけキュっと引っ張るだけでパネルが外れます。

あとは、左側のHDD部と右側のメモリ部にアクセスすることができます。
それぞれのパネルはネジ一本で止まっているのでそれを外すと

こんな感じにパーツにご対面できます。

SSDはこんな時のために残していたIntelの128GB


組み替えたら早速リカバリ。
ASSISTボタンを押して、ディスクブートさせてリカバリ作業。


おおむね1時間半近くかかりました。DVDの読み込みが影響してるのかな。

リカバリが終了して、初期セットアップ・・
うん、速いぞ。復活じゃ!
このまま使ってもいいのですが、
Windows8だと将来性が無いので、
Windows10への変更も考えましょうかね。

(悪名高いMSの強制アップデートは終わりましたが、
意図はわかりませんが、手動であればまだアップできるようですし・・)
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
EPSON EP-804Aのヘッド詰まりをなんとかする。
2016.10.30
社外品インクを頻繁に使用するせいか、
うちのEP-804A君はインク詰まりが良く起ます。
ヘッドクリーニングを行うとインクが大量に消費されてしまうのですが、
それでも安さには代えられません。
だって、こんなに安いんだもん( ´艸`)



黒だけ消費が早いのですが、そんなときはコレ


どちらも送料込みで300円前後なので買わない手は無いわけです(笑)
そんなこんなで、どんなにクリーニングしても
目詰まりが解消できないところまで来てしまいました。
804Aいいんですよ、コイツは。DVDトレー内蔵だし、
インクとヘッドが別体なので、
ヘッドを移動させなくてもカートリッジ交換でき、
インクボトルと直結なんて裏技も使えます。
なので出来ればコイツをなんとかして蘇えらせたいということなのです。

ではどうしたらよいのか
アマゾンさんで、「お客様の声からうまれたプリンターの目詰まり解消」

というのを買ってみました。

CANONのヘッドが外れるタイプは、
無水アルコールか中性洗剤でつけ置き洗浄した経験があるのですが、
EPSONでしかも専用薬剤を使って行う作業というのは初めての試みです。
車のケミカル品よろしく、こういったものはあまり信じない方なんですが、
背に腹はかえられません。果たして成功するのか?

まずは箱から出したるこの溶剤

結構青い。箱に書いてある主成分を見ると、
「イオン化生成水・Nanoアクティベーター・インク溶解液 他」
なんか、聞いたことないものが(笑)

説明書は同梱されいますが、簡易すぎて不安。
なので販売元のサイトを見て作業します。
http://www.05034752415.com/userguide/index.html

説明書の通り、薬剤を注射器にいれ、インクを吸い取って混ぜて、

今度は混合液を注入。これを全色行いました。
2,3時間したらカートリッジを付けて、ふたを閉めず、電源は入れたまま放置。
これが基本らしいですが、寝かす時間は
ネット情報では2,3日やると効果覿面とのこと。

3日後・・・
効果があるのかないのかよくわかりません(笑)
ガッチガチに固まってしまったものは効果が薄いかもしれませんね・・
結局詰りがとれないので、無水エタノールを注射器で思いっきり注入して、
圧力で詰まりを取りました。ハイ、力業です。
注ぎ過ぎたのか、ヘッド下のスポンジで吸収できずに、
ちょっぴり液漏れしちゃいましたが、今は元気に動いてます。
3D-PRT28)モアイ印刷
2016.10.13
定番中の定番、みんな大好きのモアイを印刷します。
http://www.thingiverse.com/thing:144668
印刷状況を確認する為なので、40%まで小さくして出力しました。
製品仕様は0.1mmまででしたが、思い切って0.05mmにもチャレンジです。

左が0.1mm積層、右が0.05mm積層です。



人差し指の第一関節程度の大きさしか無いので、
細かい部分を普通のカメラで写すのは難しいと思い、
マクロレンズで撮影してみました。

それぞれ、ファーストチャレンジは失敗してしまいましたが、
いろいろ調整するうちに、なんとか写真に写せるレベルまでいきましたよ。
プライムピラーを立ててないので、モアイの頭頂部が溶けちゃってますが、
それはご愛敬ということで(;´・ω・)

人間の目では0.1mmでも十分綺麗に印刷されているように見えるのですが、
写真にすると、0.05mmの圧倒的解像感に驚きます。
しかもシマシマが縞というより艶の一部として役立っていますよ。
よく見ると、0.05mmモアイの鼻の穴や、アヒル口もキレイに再現できてますね。

まだ残っている問題点は、一層目の定着です。



0.2mmだと、そこそこ綺麗に印刷されるのですが、
0.1や0.05mmだと、なぜか全面に塗られない。
線の細さに合わせて面積分の十分なフィラメントを送り出せてないようにも見えます。
一層目だけ、速度遅くしたりしてみましたが、あまり改善が見られません。
つぎは一層目だけ高さを厚くしてみますかね。
まだいろいろ調査が必要です。
めざせ、マエストロ!

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印刷の詳細を書いておきます。

フィラメントはAspecのPLAでブラック


ノズル径は0.4mm
吐出量 1.00
溶融温度 1層目200度、5層目から180度に。
ベッド温度 1層目60度、5層目から30度に。

リトラクション 3.4mm
移動時のZ軸退避量 1mm
各レイヤー終了間際の吐出止め 0.2mm前
各レイヤー終了間際のノズルの拭きとり 1mm
オーバーラップは20%

インフィル ハチの巣状で密度30%
標準印刷速度60mm/s
外周の速度50%
1層目の速度は30%
(実際は物が小さいので6mm/sで印刷されています。)

印刷物への冷却は大型サーキュレーターを使ってテストしてみましたが、
無くても問題ありませんでした。
3D-PRT27)キャリッジとエフェクターをメタル化した結果
2016.10.12
今回はエフェクターとキャリッジの交換についてです。
情報をたくさん入れすぎたのでちょっとまとまりの無い記事になりましたが
ご容赦を。

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かなり前に予備としてホットエンドも買っておいたのですが
いい機会なのでそれも使って改修作業を行います。

ホットエンドは「だっこちゃん人形」よろしくヒートシンク部にファンが付くタイプ。


https://ja.aliexpress.com/item/3D-printer-E3DV6-remote-print-head-extruder-with-fan-bracket/32299545650.html

今まで使っていたものは「e3d v5」というものらしい。
新しいのは「E3d v6 j-head」
つまりバージョンが新しくなったやつのクローン?
しかしながら、本家(http://e3d-online.com/E3D-v6/Metal-Only)と比べて
色合いや細部の作りがなんか違うのでイヤーな臭いがプンプンしますが、
面白いので良しとします。
どう変わるのか、結果は記事の後半で。

さて、エフェクターとキャリッジを交換し終えてすぐわかる変化が!
驚くほど遊びが無くなりました。
前はエフェクターを軽くデコピンすると、ビーンという振動と共に
揺れ幅が目で確認できたのですが、
それが今回は大幅に抑え込まれています。素晴らしい。

交換が終わりましたが、エフェクターとキャリッジの2種類のパーツを変えると、
以下の点を見直す必要がありますね。

・エンドストップを押すピンの位置に問題はないか?
・キャリッジの厚みが変わるのでタイミングベルトと
 プーリーの位置関係に問題は無いか?
・キャリッジとエフェクターのサイズが違うので、Radius値が大幅に変わる。
・印刷可能エリアが大幅に変わる。もちろん高さも。
・重量が増えるので、モーターのトルクが間に合うか?


全てに問題が出てきましたが
今までの調整の経験があればすべて解決可能でした。
Radiusだけはチマチマやっていてはラチが開かないので、
3Dで図面引いて理論値を出してから詰めました。



実際のRadiusは109.12 でした。理論値は108.099ですが
部品の精度や組み立ての粗さで半径1mm近く外に膨らんでいるのですね。

最近Radiusの調整で質問されたのでここでちょっと書いておきます。
「Radiusを弄っても中央の高さがほとんど変化しないので、
正しいRadius値がわからない」

という話がありました。
そもそもRadiusが狂っているとどうなるかというと、ベッドの内と外で高さが変わるのです。
そのことから、X,Y,Z軸の高さと中央の高さを調べて調整するわけですが、
X,Y,Z軸の高さを統一してからRadiusを調整する方がほとんどだと思います。
もちろんこの手順が正解なのですが、ここでX,Y,Z軸が確定して変化しないものと
思い込んでしまっているとRadius問題は解けません。
実はRadiusを弄っても中央の高さはほとんど変化しません。
変化するのは、X,Y,Z軸の方です。
X,Y,Z軸の高さが統一されていれば、それぞれ同じだけ変化するはずです。
なのでZ軸と中央を見比べて調整すれば問題ないはずです。


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エンドストップとピンとの関係は
今回、ホームセンターで素敵なネジを見つけたので、それに変更を行うことで
ギリギリセーフです。



超薄型!完全フラット!
頭に厚みがないのでスイッチに頭が先に触れる心配がなくなりました。
(念の為、スイッチの角は落としてはいるのですが・・)

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ベルト位置が外側に動いたので、プーリーや、モーターギアの調整も必要でした。
ワッシャ1枚分の調整です。

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モータードライバの電圧も上げないと脱調を起こしました。
印刷の順序の関係で、印刷済みのラインに別のラインがクロスする場面があるのですが、
電圧が低いとそれを乗り越えられずに脱調するようです。
完全な一筆書きならこうはならないのだと思いますが・・・
今はXYZ軸用に0.4Vにして安定しました。

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前のエフェクターは、ノズルがバネで引っ込む仕組みがありました。
オートレベリング用のピンををノズルが代わりに担うためですね。
今回エフェクターを交換したことでこの仕組みは排除となります。
つまり、ノズルの先には遊びは全くないということ。
誤った設定をしてしまうと、ガラスに激突して、
あらゆるパーツを破損してしまう可能性があります。
ある程度経験がないと物凄く怖いことなんですが、
調整の手順を知っている今の私なら、それほどでもありません。

最終的に導き出した高さは274.41mmです。
エフェクター交換前は300.3mmなので、
25.89mm短くなった計算です。
デルタは高さに余裕ありますのでこれくらいは全く問題じゃありません。
逆に印刷できる直径は大幅に増えましたよ。
それはなぜか? キャリッジが薄くなったからです。
あと、ヒートシンクを冷やすファンがエフェクターの外径より内側になる事でより柱側へ寄れるようになりました。
前はタイミングベルトに激突してましたからねぇ・・orz



前は74mm(直径148mm)が限度でしたが85mmまでいけます。
安全のために80mm(直径160mm)で設定しますが、
前の安全圏エリア140mmに比べて2cmも大きくなっています。
これは素晴らしいですね。外側により寄れれば調整の精度も上がりますし、
良いことづくめ。

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さて今回はヒートベッドの固定具もグレードアップさせました。
前々から、こんな感じ↓のT型ヘッドネジがあれば、
ヒートベッドの高さをリアルタイム微調整できると考えていました。



そうしたら友人から目からウロコなアイデアが。
「瞬間接着剤で接着すると二度と外れないくらいの強度がでるよ」と。
やってみたらマジでした。
(垂直に接着するためにナットを通してきつく締めて固まるのを待ちます)
両手の力だけで外すのは困難なぐらいガッチリつきます。
まさかT型ヘッドつきのネジがこんな簡単に作れるとは・・・
(T型ナットはAliexpressで数百円で数十個とか買えますよ。)
このアイデアでこのように組んでみます。



間に入れるバネはキットに付属してきたものだと力がイマイチなので
日本のステンレス製バネに変えました。



取り付けた状態の写真はこちら↓


ヒートベッドは3点で固定されますが、これだけだと、
歪みが出てしまうので他に3点を以下の様に台座を作りました。



指で調整できないのは難点ですが、小さいスパナでスペーサーを回転させれば
微調整が可能です。これもT型ネジがあればこそできたことです。

微調整が滑らかにできるようになったので、大雑把な調整も楽になりました。

水平器での調整も楽ちんです。
一番嬉しいのは、ヒートベッドを温めた状態でスムーズに調整できることですね。
前ならちょっと調整するたびにヒートベッドを外さないといけませんでした。

ダイヤルゲージでの調整も近いうちに行いますが、
その時も楽にできそうです。

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さて、そろそろ印刷テストと行きたいところですが、
懸念してたホットエンドのトラブルが発生ですよ。
ヒートシンクの出口あたりで引っかかり、
ヒートブロックまでフィラメントが行かないのです。
PTFEパイプが悪さしていると思うのですが、
手で押しても何か引っかかりがあって、入っていきません。
偶然入った時もありましたが、ホットエンドの温度を上昇させると、
入った部分が溶けて、また引っかかりが生まれます。
あえて言おう、Jhead品は、再加工無しでは使用は厳しいorz

結局ラチがあかないので、ヒートシンク部は
前のE3d v5の部分を再利用して問題を解決しました。
ヒートシンクの径がv5のは太いのでファンが付くか不安でしたが、
力強く押したらパコっとハマって事なきを得ました。
安物パーツというのはリスクと隣り合わせです(^-^)

時間がに余裕ができたら異常のあったパーツをボール盤で削ってみます。
入り口を少し傾斜つけてあげれば引っかかりもなく滑らかに入るんじゃないかな?

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アバウト調整が終わったところで印刷へレッツゴーです。
前回と同じく、
http://www.thingiverse.com/thing:13441
XYZ-Circle_Cal_-_90mm.stl
このデータを使います。


印刷中の映像はこちら↓


糸引きが全くなくなりました。リトラクトが正常に働いている感じです。
前はヒートシンクの冷却がうまくいってないのか、
ほとんど巻き上げれない感じだったので、
E3D V6のホットエンドはV5に比べ地味に性能上がっているのかもしれませんね。
ブレが無いのか、ノズルの移動により精細を増した気が・・・ 気のせい?

問題としては一層目にすこし隙間がある事と
あと、ほとんど気にならないレベルですが、横線にブツブツがでてるところでしょうか。
ここらへんはスライサーの設定でなんとかなりそうです。

で、出来上がったものの角度を調べてみます。


完璧!
いよいよここまで来ました。
四角もほぼ90度で、今までの印刷では見たことないカッチリ感です。
あとは前に行った
http://www.thingiverse.com/thing:745523
を印刷し、ロッドの長さと角度をを調整すれば、
おおむね完成です。

ハード周りは満足いくレベルにだいぶ近づいたのではないでしょうか?
次回からは、スライサーの設定を煮詰める世界に突入ですかねぇ・・
今度は、なにか物をつくってみますかね。

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