3D-PRT28)モアイ印刷
2016.10.13
定番中の定番、みんな大好きのモアイを印刷します。
http://www.thingiverse.com/thing:144668
印刷状況を確認する為なので、40%まで小さくして出力しました。
製品仕様は0.1mmまででしたが、思い切って0.05mmにもチャレンジです。

左が0.1mm積層、右が0.05mm積層です。



人差し指の第一関節程度の大きさしか無いので、
細かい部分を普通のカメラで写すのは難しいと思い、
マクロレンズで撮影してみました。

それぞれ、ファーストチャレンジは失敗してしまいましたが、
いろいろ調整するうちに、なんとか写真に写せるレベルまでいきましたよ。
プライムピラーを立ててないので、モアイの頭頂部が溶けちゃってますが、
それはご愛敬ということで(;´・ω・)

人間の目では0.1mmでも十分綺麗に印刷されているように見えるのですが、
写真にすると、0.05mmの圧倒的解像感に驚きます。
しかもシマシマが縞というより艶の一部として役立っていますよ。
よく見ると、0.05mmモアイの鼻の穴や、アヒル口もキレイに再現できてますね。

まだ残っている問題点は、一層目の定着です。



0.2mmだと、そこそこ綺麗に印刷されるのですが、
0.1や0.05mmだと、なぜか全面に塗られない。
線の細さに合わせて面積分の十分なフィラメントを送り出せてないようにも見えます。
一層目だけ、速度遅くしたりしてみましたが、あまり改善が見られません。
つぎは一層目だけ高さを厚くしてみますかね。
まだいろいろ調査が必要です。
めざせ、マエストロ!

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印刷の詳細を書いておきます。

フィラメントはAspecのPLAでブラック


ノズル径は0.4mm
吐出量 1.00
溶融温度 1層目200度、5層目から180度に。
ベッド温度 1層目60度、5層目から30度に。

リトラクション 3.4mm
移動時のZ軸退避量 1mm
各レイヤー終了間際の吐出止め 0.2mm前
各レイヤー終了間際のノズルの拭きとり 1mm
オーバーラップは20%

インフィル ハチの巣状で密度30%
標準印刷速度60mm/s
外周の速度50%
1層目の速度は30%
(実際は物が小さいので6mm/sで印刷されています。)

印刷物への冷却は大型サーキュレーターを使ってテストしてみましたが、
無くても問題ありませんでした。

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