HD Writerの闇と解決法
2021.08.25


HD Writer、私は使うことはまずないのですが、
どれ程の物なのか試しに使ってみました。
評判通り映像ファイルの認識に問題が多いですね。
型から外れたものは読まない設計のようです。
つまりどういうことかというと、
パナソニックのビデオカメラで録画したSDカードのみ
HD Writerにデータを移すことが可能ということ。
それ以外の録画方法からは受け付けないという鬼畜仕様です。

では、パナビデオで録画したSDというのはどうやって判断しているのでしょうか。
いろいろと解析をしてみました。

まず取り込みにおいて、ローカル(SATAとかm.2)のHDD、SSDは認識しません。
USBで接続されたものなら認識します。



保存の階層が重要です。(今回はMP4録画だけを対象にしています)
SDカードやHDDのボリューム名は何でもいい。
HC-W850MでSDカードをフォーマットするとCAM_SDと付けられました。



一番上の階層にDCIMのフォルダが必要。名前が一文字でも違うと認識しない。
分かりやすいようにPANA_DCIMとか名前を変えたくなるがそれをやると読んでくれなくなる。
そして、DCIMの中に「***YAPHH」というフォルダが必要です。
アスタリスクは3桁の数字と決まっています。
数字4桁でも2桁でも読んでくれません。3桁です。



「***YAPHH」フォルダの下には動画ファイルを置きます。
名前を書き換えても問題なく読み込みます。
平仮名でも漢字でもアルファベットでも大丈夫。

基本これでローカルSSDやHDDにコピーされて管理することができるが、
ローカルにコピーされたものはさらに縛りがきつくなる。
ローカルにコピーされたときに環境ファイル4つが生成される。
その環境ファイルに記されている内容と相違があれば実体があっても表示リストから抹消される・・
なかなかにシビア。うかつに弄れない(;´Д`)

このソフトと仲良く付き合う運用方法としては、
まずカメラで録画してきたら、SDカードの内容を手動でハードディスクにコピーをする。
しかもソフトが管理する領域とは全く違うHDD(USB接続で)が好ましい。
これはソフトに読み込ませる前にバックアップを作るということ。
そのあと、自分の手でSDカードから読み取ってローカルに保存させる。
これが一番。

あと、DVDやブルーレイにする予定があるのなら、MP4録画はやめてAVCHD録画に切り替えましょう。
AVCHDじゃないと、このソフトはDVD、ブルーレイへの書き出しはしてくれない仕様です。
これには私も驚愕です(;´Д`)
ベストチョイスなビデオカメラを探す
2021.05.31


映像を撮りたいことがたまにあります。
たまにです(;´Д`)

その時いつも思うのが「スマホの録画だとちょっと不便なのよね」ということ。
DROPBOXを通じて転送もしてるのですが、
データ量が多くなると「SDカード直で読み込みてー!」
となるわけです。

検証動画なんかも取りたいこともあるし、
子供を撮ることも多くなるかもしれんしということで、
ビデオカメラがあれば便利かなと・・
でもたまに撮るのに新型、新品を買う必要はないのですよと(;´Д`)

デジタルカメラの世界は一時性能が停滞し、数年毎にブレイクスルーするような状況でした。
ビデオカメラも同じ感じじゃないかなと思い、ちょっと調べてみたのですが、
やはり基本性能はあまり変わらず、ここ数年どうでもいい機能をちまちま足してマイナーチェンジを繰り返していたようです。
つまり値段や年式が全てではないということです。
どれが一番求めるものに近いのか過去登場した商品を知らべ一覧にしてみたいと思います。
ちなみにフルHDのビデオカメラは2019年から新型が出ていないという悲しい状況であります。

今回調査したのはパナソニックのビデオカメラです。
ビデオカメラと言えばSonyもかなり力が入っていますが、
最近のSonyはmicro SDになっているのが多いので、調査から除外しました。
SDじゃないと不便極まりないんですよ。
あんな小さなカード、何回なくしたことか・・
あ、メモリースティックはいらないです(;´Д`)

今回も大事なキーワードと優先順位を設け、それに該当するものを優秀なビデオカメラとします。

1.ドットピッチの大きいもの
2.有効画素数が多いもの
3.液晶モニターサイズが大きいもの
4.安い


1.デジカメやビデオカメラの宣伝文句にセンサー画素数をバーン!と出したものが
多いですが、正直言ってそれは高画質とはあまり関係ありません。
センサーが小さいのに画素数だけが多いと1ドットの受ける光量が減ります。
つまり感度が落ちます。特に建物内での撮影では顕著にでます。
スマホが夜の撮影で汚い映像になるのがこれです。
センサーの1ドットのサイズ(ドットピッチ)が大きければ大きいほど光を多く取り込めるので高画質が期待できるのです。
ビデオカメラは一眼デジカメと違い、露出時間を長く取って光量を補うといった手法が使えません。基本性能がそのまま映像に反映されます。

2.フルHDは1920x1080ドットなので、207万画素もあれば映像は作れます。
そのため総画素数が1752万画素なのに、220万画素しか使っていないという製品があるのです。
センサー自体が4:3の形をしているのに対し、最近の映像は16:9を求めたりするからこういうことが起きるのですが、
有効画素数が多いと、それだけ映像にするときファームウェアが取捨選択をする情報が多くなり高画質になります。
ドットピッチが大きく、さらに有効画素数が多い製品は高画質ということになります。

3.最新の4Kであっても液晶サイズは3インチ(約46万ドット)が一般的のようです。
価格帯が安いモデルは2.7インチ(約23万ドット)なんてのがありますが、
情報量が半分になってしまうので買うなら3インチでしょう。
家庭用ビデオカメラはファインダーが無いので液晶はケチらないほうがいいです。

4.4Kであれば長く使えるかもしれないけど、中古でも6万とかするので現実的じゃありません。小回りの利くフルHD機を安く買って要らなくなったらさらに半額とかで売る方がコスパが良い気がします。その時には4Kも安くなってるだろうしね。



↑いろいろ調べました。一覧にしないと分らないことって多いのです。
結局ここ10年くらいのパナ製品でコスパ最強なのは、
HC-W850Mまたは、HC-V750Mという結論に。
センサーサイズとドットピッチの大きさ、有効画素数の豊富さの3点が相まって
他モデルを圧倒
しています。
(実はHC-W870Mという改良版も出てはいるのですが、中古価格が4Kモデルと大差ないため
今回は除外しています。)



HC-W850Mの特徴を多種との差を交えてまとめてみましょうか。

HC-W850Mの販売当初は7万台の高級機だったこともあって妥協ない仕様になってます。
上の写真は価格.comからの引用ですが、
特売で69,980円となっており当時のハイエンドぶりがわかります。
4Kモデルに搭載された「あとから補正」以外はほとんど搭載していると考えてok
内蔵メモリは4Kモデルとおなじ64GB、MP4の50Mbpsで録画するなら3時間持つ計算です。
SDに64GBを挿せばトータルで6時間。ほとんどのイベントをこなすことが可能です。
多くのミドルクラスはMP4で録画すると1440×1080の解像度で録画されますが、
このモデルは1920x1080で録画可能です。

AVCHDとMP4と比べた場合、両者はベースとなっているフォーマットが同じことからあまり差はないとされますが、
AVCHDは最大ビットレートが28Mbpsと決まっています。
HC-W850MでMP4録画した場合、50Mbpsで録画可能なのでMP4の方が画質的に有利でしょう。
この機種はいろんなフォーマットに対応していてどれを使えばいいか悩みますが、
パソコンで管理するのであればMP4/50Mbps択一。他は封印でいいかと。
現在、MP4/50Mbpsに対応しているのはパナソニック型番で570番以降のみなので
安い300番台、400番台では対応してません。
このボーダーラインも購入する判断の重要な要素となります。

ワイプ撮りというサブカメラが付いたのもこの機種からですが、
実際どこまで使うのかわかりません。
私は使わない気がします(;´Д`)

この機種は5.1chのマイクが内蔵されています。
5.1chマイクは600番台以上のカメラにしか搭載されおらず、
それ未満はステレオ2chなので、これもかなりの差別化です。
内蔵マイクは風切り音にものすごく弱いですが、室内録画では高音質が期待できるでしょう。
さらにHC-W850は外付けマイクを付けることが可能です。
予算が許せばガンマイクが付けられるということですね。

あと、アダプターを接続することでバッテリー無しの常時運用が可能な点も素晴らしい。
動作検証動画なんて、何時間も放置録画するのでこれがないと結構厳しい。

HC-W850Mに標準でついてくるVW-VQT380というバッテリーは無接点充電(Qi)に対応しているのもいいですね。スマホの無接点充電器でも充電できます。
(HC-V750Mに付属するのはQiに対応してません)

弱点ももちろんあります。
光学ズームが20倍までということ。
センサーサイズが大きい高級機の宿命です。
その代わり潤沢な有効画素でデジタルズームを補っています。
光学ズームほどではないですが、かなり劣化を抑えた拡大が可能です。

バッテリーパックがクソ高い。
大容量パック(VW-VBT380-K)の定価は16500円
安売りでも13000円。
庶民には買えませんて(;´Д`)
寿命がきたら互換バッテリーに手を出すと思います・・

あと、パナソニックのビデオカメラ全般に言えることですが、
付属のHD Writerは評判が良くないですね。
まず、このソフトはMP4データのBD焼きに対応していません。
これが私にとって一番の残念ポイント。
自分で撮った動画を気軽に焼いて配ることができないのです。
BDに焼くことが前提ならAVCHDで録画しないとえらい目にあいます。
私は同梱ソフトを使うことってそうそうないので問題ありませんが、
「じーちゃんばーちゃんが孫のために買う」なんてことだと、
結構戸惑うかもしれません。
Windows10で動かないとか、ソフト外でいろいろ弄るとファイルリストが表示されなくなるとか
ちょっと工夫すれば問題ないのですが素人向けではありませんね(;´Д`)
カメラが優秀なだけに残念です。
800番以降の高級カメラはPremiere Elementsとか付属できないものですかねぇ・・



で、当然うちでも購入したわけですが、
長期間、安くていいものを探していたかいがあって、
目立ったキズや汚れがない良品に巡り合えました。
相場は30000円~40000円あたりですが、
私は3万を大きく下回る価格で購入。
箱無しではありましたが、バッテリー劣化度はほとんどなし。
しかもVW-VBT190もオマケでついてきました。
SDカードもおまけにつけてもらってラッキーです(;´Д`)
使わなくなったとしてもリセールはよさそうです。



実際に持ってみると、デカイデカイとコメントが散見してましたが
これだけの機能を山盛りしているというのに、
思っていたよりも軽くて小さい印象。
私だと指が少し余り気味。
女性にぴったり合うようにつくっているのかな?
大容量電池に付け替えたら全体がちょっと長い気はしましたが
日ごろD800と大三元レンズを使っている私からしたら天国です(;´Д`)

液晶の発色も良く、色むらなどは発生していませんでした。
しかもフィルムが貼ってあるので傷はまったくありません。
前オーナー、扱い方が丁寧でGood!

ポーチも目立ったスレや破けもなく、キレイ
見た感じ、本当に数回使っただけなんだなと思わせます。
まぁ、子供の学校行事用に買ったとしたら、
年に4,5回しか出番ありませんからねぇ(;´Д`)
中古はハズレを引く可能性がありますが、今回も私は勝利です。

中華リングライトの弱点みつけたり
2016.11.29
先日買った中華リングライトについての追記
前にテストしたカメラは、
物撮り用として部屋に置いている
Nikon D40 + AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II
でした。

今回仕事用に使っている愛機の
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
に付けてテストしたところ、残念な結果に・・・

↓24mm F2.8で撮影


そりゃぁもう壮大にケラレてますねw
ま、D800だとトリミング出来るだけの画素があるので使えないって程ではないですが・・・

参考までに60mmのマクロで使ってみると
Nikon D800
+ Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D




ケラレてませんね。
マクロレンズだと被写体に纏わり付いたホコリも写しちゃってます(;´Д`)
60mmマクロでフルサイズ撮影ができれば、24-70でマクロ撮影することは余りないので、
ウチでは取り合えず問題はなさそう。

広角レンズしか持ち合わせていない人や、フルサイズで
AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
のような便利ズーム一本で勝負してる人は要注意かも。
APS-Cの人は迷いなく買って損はないわ。
リングライトを買ってみた。
2016.11.28
夜に机上で撮影することがおおいので、
どうしても自分自身の影が写りこむことが多かったのですが、
いよいよリングライトが必要かな?と考えていました。
3Dプリンターで作ることも考えたのですが、
中華のリングライトがビックリするほど安くなっているので
作るより安く上がりそうなので、買ってみることにしました。



NEEWERの一眼用リングライト。
高輝度のLEDを48灯使用。
49、52、55、58、62、67、72、77mmのレンズに対応。
オレンジ、ブルー、ホワイト、透明色のデフューザー付属。
この値段で液晶表示のパワーコントローラー付属(7段階の輝度調整)
LED左半点灯、右半点灯、全点灯(左右両方)の切り替えが可能。
電源は単三電池4本。

値段の割に十分すぎる内容ですが、はたして・・・・

電源を入れるのが最初わかりませんでしたが、
数秒長押しでした。
光量は十分。最初100灯は必要かと考えていましたが、
室内灯とのバランスを考えれば48灯でもいけますね。
ライトからパワーコントローラーまでのケーブルは結構長く、
かなりの長物でも取り付けできそう。
ライトの固定はもっと安っぽいギミックかと思っていたら、
バネ式ボタン2つで固定というカメラ部品っぽい仕組みで
思いのほかしっかりできています。
ボディがプラなので安っぽいというレビューを見かけましたが、
1万以上のものでも、こんなものでしょう。
逆に3000円未満でこのクオリティなのかとちょっと驚きました。
ガワをシボ加工でもすればもっと高級感でるんでしょうが、
それは高望みですね。
一つ弱点を言えば、ホットシューを付けるパーツの強度が甘い気がします。
コントローラーを煽れば折れそうな雰囲気。。。
そうなったら3Dプリンターで作り直すだけですが、
ここが金属であったなら最強。

試し撮りをしてみます。
先日、某掲示板で「猫祭り」なるベンチマーク競争が行われておりましたが、
私も触発されて印刷してみました。



0.2mm積層 ABS印刷です。
夜中の撮影でしたが、ISO800での手持ちですが私自身の影も消されて綺麗に取れています。
被写体に光がしっかり当たって立体感もでてますね。
効果絶大です。

試しにISO400でも実験しましたが、1/30秒でてます。
脇をしっかり締めれば手持ちも十分いけます。
これはとんでもない武器を手に入れたぞ。

- CafeNote -