サーミスタの温度が正確なのか図ってみた
2019.03.25


3Dプリンターのノズル温度って、フィラメントが要求する温度に合っているのか?
と思うことがあります。Marlinの設定でサーミスタの種類を指定することで、
抵抗値に一致する温度を導き出せるようになっていますが、
実際は使っているノズルの素材やスロートの長さ、
ヒーターブロックのサイズ、それを覆っているものがあるか?
などによっても変わってきますし、自作プリンターはズレが結構あるものだと想像できます。
そもそもサーミスタの値はは触れているヒートブロックの温度で、
ノズルの温度ではないですからねぇ。

そこで非接触の温度計を使って計測してみることにしました。



アマゾンで買った非接触温度計。550度まで計れる高性能タイプ。



緩衝材なんてものはなく、ただ箱に入っているだけの究極梱包(;´Д`)



レーザーポインタの位置を目安にして温度を図ります。
実際はレーザーとセンサーの位置が1cmくらいズレているので
図りたい部分の1cmくらい上にレーザーを当てて計る必要があります。



接触式のデジタル温度計もオマケでついてます。



ノズルの温度を220度、ヒートベッドを100度に設定。



ノズルを測ってみて、うまい具合に確認できた温度が213.7度
220度にくらべ低い数値が出てますが、
直接温めているのはノズルではなくヒートブロックですし、
そのヒートブロックはカプトンテープで巻いてるわけなので、
表面温度でこの温度がでてるのは丁度いいのかもしれませんね。



ヒートベッド(中央部)も測ってみましたが100度に対して84.4度はちょっと低いです。
これも直接温めているのはヒートべッドです。↑の数値がガラス板の温度を拾っているのであれば
少し低くでるのはしかたないかな?と思えます。それでも90度は超えて欲しかったかな。
設定で110度まで上げてみようかな・・・



オマケで付いてきた接触式温度計ですが、
これは金属部分の先端を触れさせるだけでは駄目ですね。
先端以外の金属部分の放熱が上回って加熱が間に合ってないようです。
これは加熱したものに挿したり、液体の中に挿したりする用途にしか使えないです。
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