アコードハイブリッドCR7のスピーカーについて その1
2017.07.10


アコハイは見えない部分に
お金が掛かけて作られている車ですが、
オーディオ絡みは本気で開発していません。
言い方を変えると素人でもわかる部分に
まったくお金かけていない。
680万クラスのレジェンドで
ようやくKrellオーディオのシステムが入る程度。
何故だ(;´Д`)

アコハイにはノイズキャンキャンセリング技術が
搭載されているので、誰もが
「さぞ優秀なスピーカーを使っているのだろう」
と思いきや、実にプアな音質なのです。
これ本当に、どれだけノイズを除去し切れてるのか
疑問を感じます。

そこでスピーカーの交換を考えてしまうわけですが、
カロッツェリア、クラリオン、アルパイン、JBL等
各社のスピーカーを調べてみますが、
メーカーがアコハイに対応
とうたっている商品は皆無です。

何故なのでしょうか?
いろいろ調べましたが、良くわかりません。
憶測ですがノイズキャンセリングが搭載されていると、
動作検証が難しくなるので。NGになっているのでは?
と勝手に解釈。もうそれしか考えられません。

いろいろネットで調べ倒しましたが、
結局、17センチで、セパレート型で、
純正カプラの変換カプラが付属しているものであれば、
どんなものでも行けるのでは?という結論に。

とにかく良いスピーカーを付けたいというのが本心ですが、
デッドニングもする予定はないし、
アンプを高級品に交換できなくては
スピーカー本来の性能が発揮できないので、
高級スピーカーなんぞ買っても宝の持ち腐れです。
そこを踏まえて、普及帯の安価なものを探してみました。
見つけた候補は

カロッツェリアのTS-F1730S
アルパインのSTE-G170S
ケンウッドのKFC-RS173S




このあたりが無難かな。

カロの1730Sは、アタッチメントも豊富に同梱しており、
ツィーターも純正の場所に入りそうですが、
純正オーディオに接続するだけでは
音のバランスがおかしいというレビューが多くみられるので、
今回は見送り。
(私が前に使っていたカロのスピーカーも調整が大変でした)

アルパインのG170Sはクロスオーバーも付属しているし、
候補として十分です。音質も評価が高く素晴らしい。
対するケンウッドのRS173Sも純正交換に特化したかのような
付属品の数々。アタッチメントの形状を見ただけで
これで付かないなら無理だろうなと思わせる程。
音質も解像度の高さに評価があるようです。
調整もなしで高音質になるという話も聞きます。

結果的にアルパインとケンウッドの
どちらでもよかったのですが、
アルパインでは自前のバッフルを用意して
取り付けしている方はいらっしゃいましたが、
付属のブラケットでは不明です。
ケンウッドは付属のブラケットで
付けた方のレビューがありまして、
コアキシャルのモデルではありましたが、
問題なく付くと書かれていたので、
安全をとってKFC-RS173Sにいたしました。
ケンウッドの車種別情報に
アコードハイブリッドの情報はありませんが、
これならいけるでしょう。



http://www.kenwood.com/jp/products/car_audio/speaker_amp/customfit/kfc_rs173s/

そして早速購入したわけですが、
物が到着してから大失敗したことに気が付く・・・・
付属ツイーターが純正ツイーターの部分に収まらない(;´Д`)
径が太すぎたのね。
ならば分解して取り付ければと思いきや
外装にシッカリくっついていて外れません。
これは参ったわ(;´Д`)

もうね、仕方ないのでツイーターカバーと
アタッチメントを自分で作りますよ。
まずは、ツイーターの形状データを作成。



メーカーが出してる簡易図面から起こしたので、
微妙に違うかもしれないけど、
細かな狂いは印刷した後で
調整していくことにします。



このツイーターの形状データをベースに
アタッチメントを作成しました。



↑これは室内から目に見える部分。いわゆるカバーです。
右画像のリングはカバーの裏に接着します。
一部分を薄くして変形できるように
強度をあえて弱くしています。



↑これはツイーターを固定する部品。左が表、右が裏。
裏にはM3ネジ穴が3つ。
ワッシャーとネジで蓋を押さえ、
ツイーターを挟み込む作戦です。
合体すると↓のようになります。



ツイーターカバーに接着したリング部分が、
純正三角カバーに収まる場所です。
背面から覗き込むと、
ツイーターと固定具との間に隙間が見受けられますが、
テスト印刷した時にちょっと窮屈だったので
大きめにしてみました。
もし大きすぎた場合は、
スポンジテープを巻いてみようと思います。

そして早速印刷。



↑パーツ構成はこんなかんじ。
この写真、裏蓋は古いバージョンの物です。
最新バージョンではケーブルを逃がす切り欠きがついてます。



ツイーターを覆うカバーは目に見える部分なので
研磨して、サフって、塗装してます。
湾曲してるので研磨はかなり手間がかかりました。
2日かけて厚塗りしてあります。



リングの高さを確認するために仮組み。
計算ぴったりで修正は必要なさそう。
色も違和感がありません。とても純正っぽい(*´Д`)
純正のツイーターカバーは、
いろいろ純正パーツが付いてますが、
全部爪で引っかかっているだけなので、
細かく分解が可能です。
それらを全部取っ払った状態で、
自作のパーツを取り付けていくのです。



では本組みするためにネジ穴をタップで堀ります。
ネジ穴作りはゆっくり少しづつ進んでは戻るを
繰り返し削粉を払いつつ深さ5mmほど作ります。
(裏蓋の穴も整えておきますよ)

次にリングを自作ツイーターカバーに接着しますが、
車両のツイーターフレームの穴形状は真円ではないために、
実際に合わせて接着しなくてはいけません。
(歪みに対応するためにリングも真円にしていません)
そこで接着剤が見えるところに付いてしまわないように、
マスキングを施します。



使う接着剤は溶かして固めるプラモデル用の接着剤。
瞬間接着剤では、横の衝撃に弱いのでこの場合は使えません。
車両のツイーターフレームに付けないように
リングだけにヌリヌリしてくっつけます。



↑2日間、完全乾燥させました。
リングだけに接着してるので、
もちろん取り外しも可能です。
そして反対側をどうするかと言うと・・・
リングにアタッチメントを差し込む!



ある程度キツク刺さるように作ってはいるので、
十分な摩擦で外れない様にはしているのですが、
念のために、同じくリングとアタッチメントを
接着剤で付けています。
(外すとき壊れても、また印刷すればいいので・・)



そしてツイーターを実際に填めて本組。
完璧です。
写真では運転席ドアの物ですが、
助手席側も同時進行で完成しております。



長くなったので今回はとりあえずここまで。

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