3D-PRT3)上部三角コーナーを作る。
2016.03.27
今日は上面に配置される三角コーナーを作ります。
内容が少しだけ濃いですよ。



まず、コーナーの部品を3つ出します。
ネジは
M4x8mmが12本
M4(四角)ナットが12個
M3x25mmネジが3本
M3(六角)ナット3個
皿形ベアリング6個

です。
これらのネジのうち、M4x8mmの6本はボールポイントレンチじゃないと回せない位置になります。
それ以外は回すのが簡単な為、プラスネジに変えても問題有りません。
進んでステンかユニクロネジに変えちゃいましょう。
※更に私の追加改造でM3ワッシャーが計12枚必要です。


では、プーリーを三角コーナーに取り付けます。



写真のようにビス、ベアリング、ベアリング、ナットの順に通して作ります。



ベアリングは皿状のを向かい合うように隣り合わせます。
通すと上の写真の様な形になり立派なプーリーとなります。

実際にコーナーに組んでみると、



写真は軸ネジを最後まで締めてない状況ですが、
実際に締めてみると何か違和感を感じます。
本当にこれでいい?
いや、良いわけ無い。
ナットでプーリーを挟み込むので左右に踊ることは無いのですが、
軸になるビスの先が指で押したくらいでグラついて安定しませんよ。
さらにフレームとプーリーの間にスキマが出来ている。
こんなのベルトのテンションが加わると精度なんて保てるわけがありません。
ヘタしたらベルトが脱調します。

更に、更に、なんか変ですよ。このプーリー。
幅がいやに狭い気がしませんか?

ちょっと正確なところをノギスで計ってみましょうか。



ベルトを計ってみると、キッチリ6mmでした。むむっ!なかなかの精度・



底部3角コーナーのモーターギアに照らし合わせてみると、
幅に1mmくらいの余裕はあります。
で、プーリーの方に合わせてみると・・・・



( ´゚д゚`)えぇーーー
ピンボケ写真がでわかりにくいですが、
溝に填まらないでベルトの端が盛り上がってます(笑)
駆動部品の根幹でこれだと、この後に繋がるパーツにどんなズレが出るかわかりません。
ここは後から直す事が難しいので
今のうちにキッチリ修正いたしますよ

まず、駆動部品ですからね、錆びては困るので、
軸ネジをステンに変えましよう。



ネジを買うともれなくワッシャーとナットが付いてきます。
このナットももちろん使います。
付属のワッシャーだけではちょっと足りないので、
ワッシャーセットを買うか、別のネジセットから拝借して
計12枚必要になります。

まず、プーリーの幅を増やさないと行けないのでワッシャーを挟んでカサ増しします。
裏方でノギスを使い精密に計った結果、間に3枚入れることにしました。
構成は以下の通り。

仮組みした状況が下の写真です。



ではフレームに組み込んでみましょうか。
かなりキッチリです。
端ににワッシャーも入れたことで軸が傾く事が出来なく、
指で押したくらいではびくともしません。



写真はキットのネジとナットを使って紛らわしいかもしれませんが、
これは試作時の物です。完成時はシルバー色のステンを使っています。



幅をノギスで調べてみましょう。ちょっと液晶が見にくいかな?
数字は7.52と出ています。
ベルトは6mmなので1.52mmの余裕が出来ました。
モーターギアの位置とプーリーの位置関係が微妙にずれていたとしても
これだけ余裕有れば、ベルトでお互いを歪むこと無く垂直に結ぶことが出来るはずです。
ちょっと遊びが多すぎない?と思った方は中央の3枚のワッシャーの内、
1枚を軸先側の方に持って行ってもいいでしょう。
ネジ - ベアリング - ワッシャ - ワッシャ - ベアリング - ワッシャ - ナット - ワッシャ
こんな感じで。

最後は底部コーナーのときにもやった、側面ナットをを付けて終わりです。



以上で今日の組み立ては終了。
次は、三角コーナーを連結させてオニギリ型のフレームを作りますよ。
ではまた。

後日追記
3本の支柱を立てるにあたり、かなり先のページになりますが、
http://randol-news.net/art/00056.html
ここを一読することをお勧めします。
トラックバックURL
トラックバック一覧

- CafeNote -