冬で止まれる車とは
2021.12.27
冬にスタッドレスタイヤを履く地域の住民は
スリップでヒヤヒヤしたことがあると思います。
発進、左折、停車、凍結路面に水がのってたりするともう最悪。
赤信号で止まれずそのまま通過したなんてことありますよね?
もう命がけです。
そういう経験があると安全に乗れる車を真剣に考えることあると思います。
私も考えました。
そして結論はジムニーを買ったわけですが、その理由をまとめておきたいと思います。
流行りだからじゃないんですよ、ちゃんと理由があるんです(;´Д`)
冬道で命の危険に繋がることと言えば、発進ではありません。
止まることです。止まれなかったら事故になりますからね。
タイヤをロックせずに安全に止まるにはどのような車がいいのでしょうか?
1.車重が軽い
2.タイヤの接地面積が広い
3.適切なタイヤ圧力が路面に働く
この3つの条件が必要になります。
1の効果は絶大です。
凍結路面において慣性の法則はモロに効いてきます。
適切な摩擦力が得られるという条件下ですが、
軽ければ軽いほど制動距離は短くなります。
2は一般的な対策。
凍結路面では接地面積が広ければ広い方が止まりやすいです。
でもタイヤの幅が広がるということは、
タイヤ4本が路面にかける圧力が弱くなることに繋がります。
つまり摩擦力の低下に繋がります。
ちょっと相反してますね。
軽自動車のように車重が軽い車には逆効果になりがちです。
この方法は重い車に有効です。
3について、タイヤの接地圧力を上げるために
細いタイヤを履く方法を推奨する人がいます。
これは確かに効果があります。
しかし、一見理に適っているように思えますが、
際限なく細くすることはできません。
車重との兼ね合いから限界の細さというものがあります。
圧力が強すぎるとスタッドレスの特徴である柔らかさも失われるので。
自分の靴がスケートのように細くなったらどうなるかを想像すればわかると思います。
結局、適性の細さというのは新車時に装着しているタイヤ幅が一番です。
無理したとしても1サイズ細くするくらいでしょう。
3つ説明しましたが、結局どれを強化しても他に悪影響を及ぼします。
例えば1を強化すると3が悪化します。
2を強化すると3が悪化、若干1悪化。
3を強化すると2が悪化
じゃ、止まるための最適解はなんなん?
となるわけですが
極論を言うと
・車重を軽くするためにホイールのインチダウンを行う。
(キャリパーがぶつからない限界までサイズをさげる。
カッコ悪いとか気にしない。)
・タイヤの径はホイールハウスに当たらないぎりぎりのところまで大きいものにする。
・タイヤ幅を標準からいじらない。軽い車なら1サイズくらい下げる程度。
これが一番の対策だと思います。
実はジムニーは3種の対策をすべて標準で満たしています。
・軽自動車としてはちょっと重いけど普通車からしたら驚異の1t
・3ナンバー車のSUVと同等並のタイヤ径。
16インチなのに扁平率は80%!ものすごい肉厚でタイヤが軽いです。
・タイヤ径があるのに、細めの175。
他にもジムニーには要素がいっぱいあるのですが、
これだけでも圧倒的です。設計者素晴らしい。
しっかりした接地圧力に、弱い慣性力、
大きい接地面積で摩擦を上げ、溝の大きいSUVタイヤでしっかり引っ掻き、
最新の発砲ゴムタイヤで給水、撥水を行う。
他の車は、なかなかできません。ランクルでも凍結路面の制動力では
ジムニーの足元にも及びません。
欲しくなったでしょ?(;´Д`)
計算上ではジムニーと同程度の制動力があるかもと思われるのがハスラーです。
車重がかなり軽く、細く、大きいタイヤを装備しています。
普通の軽自動車より最低地上高もあるので埋まりにくい。
SUV用のDM-V3にハスラーサイズのラインナップが無いのが残念ポイントですが、
ハスラー、燃費もいいし売れているのもわかります。
なにも弄らず、純正のままでどの車が止まりやすい?を
判断するのにざっくりとした初心者用の式として、
「タイヤ面積/車重」で一覧にしてみました。
接地圧力は計算に入っていないのですが、
滑りやすさの目安にはなるかと思います。
本当はタイヤ面積じゃなく接地面積で割り出したかったのですが、
空気圧やタイヤの摩耗や外気温とか
そういうのが加わると話が面倒なことになるので除外して考えます。
あとタイヤが細くすれば制動力が上がるという意見は除外しました。
タイヤサイズの変更はせず純正サイズ順守でいきます。
※車種は4WDに限定しています。
ランクルはタイヤの幅も径も大きいので走破性、安定性などオフロードに大変強いですが、
こと凍結路の制動力に限っては車重が影響し、止まりにくいです。
軽の代表格のN-BOXですが、軽の割に車重があります。
しかもタイヤが155/65R14インチなので凍結路面ではかなり不利です。
普通車のヤリスと比べても余裕で負けますね。
フリードなんてその見た目からは想像もつかないほど重いです。
こうやって一覧にしてみるとその車の特徴が見えてきますね。
アルファードはとてもいい車なんだけど、冬乗る車じゃないわ(;´Д`)
スリップでヒヤヒヤしたことがあると思います。
発進、左折、停車、凍結路面に水がのってたりするともう最悪。
赤信号で止まれずそのまま通過したなんてことありますよね?
もう命がけです。
そういう経験があると安全に乗れる車を真剣に考えることあると思います。
私も考えました。
そして結論はジムニーを買ったわけですが、その理由をまとめておきたいと思います。
流行りだからじゃないんですよ、ちゃんと理由があるんです(;´Д`)
冬道で命の危険に繋がることと言えば、発進ではありません。
止まることです。止まれなかったら事故になりますからね。
タイヤをロックせずに安全に止まるにはどのような車がいいのでしょうか?
1.車重が軽い
2.タイヤの接地面積が広い
3.適切なタイヤ圧力が路面に働く
この3つの条件が必要になります。
1の効果は絶大です。
凍結路面において慣性の法則はモロに効いてきます。
適切な摩擦力が得られるという条件下ですが、
軽ければ軽いほど制動距離は短くなります。
2は一般的な対策。
凍結路面では接地面積が広ければ広い方が止まりやすいです。
でもタイヤの幅が広がるということは、
タイヤ4本が路面にかける圧力が弱くなることに繋がります。
つまり摩擦力の低下に繋がります。
ちょっと相反してますね。
軽自動車のように車重が軽い車には逆効果になりがちです。
この方法は重い車に有効です。
3について、タイヤの接地圧力を上げるために
細いタイヤを履く方法を推奨する人がいます。
これは確かに効果があります。
しかし、一見理に適っているように思えますが、
際限なく細くすることはできません。
車重との兼ね合いから限界の細さというものがあります。
圧力が強すぎるとスタッドレスの特徴である柔らかさも失われるので。
自分の靴がスケートのように細くなったらどうなるかを想像すればわかると思います。
結局、適性の細さというのは新車時に装着しているタイヤ幅が一番です。
無理したとしても1サイズ細くするくらいでしょう。
3つ説明しましたが、結局どれを強化しても他に悪影響を及ぼします。
例えば1を強化すると3が悪化します。
2を強化すると3が悪化、若干1悪化。
3を強化すると2が悪化
じゃ、止まるための最適解はなんなん?
となるわけですが
極論を言うと
・車重を軽くするためにホイールのインチダウンを行う。
(キャリパーがぶつからない限界までサイズをさげる。
カッコ悪いとか気にしない。)
・タイヤの径はホイールハウスに当たらないぎりぎりのところまで大きいものにする。
・タイヤ幅を標準からいじらない。軽い車なら1サイズくらい下げる程度。
これが一番の対策だと思います。
実はジムニーは3種の対策をすべて標準で満たしています。
・軽自動車としてはちょっと重いけど普通車からしたら驚異の1t
・3ナンバー車のSUVと同等並のタイヤ径。
16インチなのに扁平率は80%!ものすごい肉厚でタイヤが軽いです。
・タイヤ径があるのに、細めの175。
他にもジムニーには要素がいっぱいあるのですが、
これだけでも圧倒的です。設計者素晴らしい。
しっかりした接地圧力に、弱い慣性力、
大きい接地面積で摩擦を上げ、溝の大きいSUVタイヤでしっかり引っ掻き、
最新の発砲ゴムタイヤで給水、撥水を行う。
他の車は、なかなかできません。ランクルでも凍結路面の制動力では
ジムニーの足元にも及びません。
欲しくなったでしょ?(;´Д`)
計算上ではジムニーと同程度の制動力があるかもと思われるのがハスラーです。
車重がかなり軽く、細く、大きいタイヤを装備しています。
普通の軽自動車より最低地上高もあるので埋まりにくい。
SUV用のDM-V3にハスラーサイズのラインナップが無いのが残念ポイントですが、
ハスラー、燃費もいいし売れているのもわかります。
なにも弄らず、純正のままでどの車が止まりやすい?を
判断するのにざっくりとした初心者用の式として、
「タイヤ面積/車重」で一覧にしてみました。
接地圧力は計算に入っていないのですが、
滑りやすさの目安にはなるかと思います。
本当はタイヤ面積じゃなく接地面積で割り出したかったのですが、
空気圧やタイヤの摩耗や外気温とか
そういうのが加わると話が面倒なことになるので除外して考えます。
あとタイヤが細くすれば制動力が上がるという意見は除外しました。
タイヤサイズの変更はせず純正サイズ順守でいきます。
※車種は4WDに限定しています。
ランクルはタイヤの幅も径も大きいので走破性、安定性などオフロードに大変強いですが、
こと凍結路の制動力に限っては車重が影響し、止まりにくいです。
軽の代表格のN-BOXですが、軽の割に車重があります。
しかもタイヤが155/65R14インチなので凍結路面ではかなり不利です。
普通車のヤリスと比べても余裕で負けますね。
フリードなんてその見た目からは想像もつかないほど重いです。
こうやって一覧にしてみるとその車の特徴が見えてきますね。
アルファードはとてもいい車なんだけど、冬乗る車じゃないわ(;´Д`)
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