CASIO EX-word 保護フィルムが正しく貼られていない可能性があります
2023.04.29
「表示(メインまたはサブ)保護フィルムが正しく貼られていない可能性があります
フィルムを取り除いて確認してください」
このメッセージが出て動作不能に陥りました。
電源ボタンも受け付けません。
電池を抜くか、リセットしかできないのですが、
それらを行っても、この画面が出てしまい使えません。
私は液晶フィルムを使っていないので、
液晶のデジタイザ異常の可能性が高いと判断しました。
うちの電子手帳はXD-D8500というモデル。
2012年1月24日発売なのでもう11年も前の商品です。
パソコンと違い使用頻度は極端に少なくタッチでの操作はあまりしないので、
故障というよりは経年劣化による接触不良の類なのではと予想しました。
まずは開けてみないと話が始まらないということで、
裏ブタのネジを外していきます。
裏蓋を外すためのネジは9本で3種類。
緑丸のネジは青丸のネジと同じように見えますが、少し長いので間違えないように注意。
ネジを外しても爪で引っかかっているので簡単には外れません。
私はこのようなツールを使って外します。これはホチキスの針を抜く道具なんですけど応用です。
ただし、今回の電子辞書のようにピアノブラック塗装しているようなものは
傷がつくことは避けられませんので
ある程度覚悟は必要です。
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裏蓋が外れるとメイン基盤が見えます。
液晶に繋がるフラットケーブルにもアクセスできるので、
これ以上の分解は必要ありませんでした。
液晶が2枚あるのですが、どちらが異常なのかわからないので、
両方処置します。
左側の2か所は大きいフラットケーブルですが、
これらは映像とデジタイザが合わさっていると想像します。
で、右下の小さいコネクタはいまいち用途はわからないのですが、
バックライトではないかなーと・・
解明してると日が暮れるので全部の端子をキレイにしておけば問題ないだろう(;´Д`)
コネクタは、フラットケーブル側の押さえを起こすタイプ。
青丸部分を起こせばケーブルを外せます。
結構な力が無いと外れないくせに壊れやすくもあるので慎重さが必要な瞬間です。
一点に力を与えて起こすよりは、面で均等に起こした方が安全かもしれません。
ここは経験とセンスが必要です(;´Д`)
フラットケーブルを外したら、エレクトリッククリーナーと
接点復活スプレーをかけるので周辺をマスキング。
自信が無ければスプレーじゃなく、何か注射器のようなもので塗布したほうがいいかも?
接点復活スプレーはいつものコレ。
私は端子に直接プシューと少量掛けますが、フラットケーブル側には綿棒にスプレーして、
綿棒をやさしく当てるようにしました。なるだけやさしく。
あとは組み上げて動作確認。
例のエラーはでなくなりましたとさ。
今回は端子の不良でしたね。
新品で買うと高いですからね、直ってよかったです。
最近子供が勉強で使うようになったのでもう少し長持ちしてほしいです(;´Д`)
これで直らないケースもありますし、逆に症状を悪化させてしまうこともありますので、
あくまで自己責任で・・
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