APC Smart-UPS 500 LCDのリレー確認
2023.05.26


APC Smart-UPS 500 LCDを愛用していましたが、
とうとう出てしまったリレーのエラー。
電源を入れなおせば直ったりしてたんですが、
もう回復せず(;´Д`)

捨てるにはもったいないのですよ。
バッテリーもまだ生きてるし。
ネットを見ると修理してる記事や動画は全くないので、
ほとんどの人が捨ててしまうのかな?
でもエラーメッセージの通り、リレー溶着なのであれば交換すれば直るのでは?
ということでダメもとで交換してみます。

これからの内容は危険が伴うので真似する人がいても自己責任でお願いしますよっと。



まずはリレーの型を知らないとどうにもならないということで
分解から始めます。
左下赤丸、背面のバッテリーの通電カプラを外して安全性を確保してから、
右上赤丸、2つのネジを外しておきます。



フロントカバーを開けて、中のバッテリーを引っ張り出します。
そしてバッテリーのコネクタを外しておきます。
まぁ配線の終端はコネクタになっているので、
外さなくてもそうそう危険な事にはならないと思うけど、
習慣的なものです(;´Д`)



フロントカバーとフラットケーブルの連結は
何やるにしても邪魔になるなので、コネクタを外しておきます。



底面のネジ4本を外して、上側ケースを外します。
押し広げながらスライドする感じでないと外すことができませんでした。
ちょっと窮屈な仕様ですね。あまり修理を前提としたつくりにはなってない気がします。



ケースが外れるとこんな感じ。側面からではリレーにたどり着けませんね。



絶縁シートと基板を共止めしているネジを5つ外します。



基板の角についているタイラップを切って外します。
このタイラップには裏側にケーブルが隠れているので切断しないように注意。



横から見えるコネクタを2つ外します。



フロント側から見て、基板の下に接続されているコネクタを外します。



こちらも同じく側面からアクセスできるカプラを外します。



トランスから生えてるコネクタも外します。
左右が分からなくならないように、マーキングもしておきます。



よく見るとフラットケーブルのコネクタも見えます。これも外しておきましょう。



これで基板の表面を見ることができました。
まだ細かい配線がごちゃごちゃ付いてますが、
リレーの型ぐらいは見ることができそうです。



Song Chuan 894H-2AH1-F-S 24VDC

https://www.mouser.jp/ProductDetail/Song-Chuan/894H-2AH1-F-S-24VDC?
qs=nv48%252BDlsQqeNPh6YyQ4%2Fvg%3D%3D


https://ja.aliexpress.com/item/32844280839.html



見つかったリレーらしきものは2つ。
どちらも日本のものではないです(;´Д`)
まぁAPCですしねぇ・・。
オムロンUPSならオムロンリレーなんだろうけど・・
日本では手に入れにくいリレーなのでAliexpressから調達します。

Song Chuan 793-P-1C-F 24VDC
https://www.mouser.jp/ProductDetail/Song-Chuan/793P-1C-S-24VDC?qs=RJ0JL0kt8Yy9VFFsmkMRow%3D%3D

https://ja.aliexpress.com/item/32843470747.html

もう一つのリレーはこれ。
カタログは793-P-1C-Sで微妙に搭載しているものと型番が違うのですが、
F型は全く手に入らないのでその代用です。
S型もF型もフラックスが中に入らないようにする仕組みがあって、
その方法の違いで型番が分かれているだけです。
電気的、形状的仕様は一緒なので使えるはず。
私はスペックシートを読み解いて国産メーカーのリレーに代用できるほど詳しくないので、
同じものを注文します。ビビリなので(;´Д`)

https://www.fa.omron.co.jp/products/family/2836/dimension.html

んでも793-P-1C-FはオムロンのG2R-1-Eが
894H-2AH1-F-SはG2R-2A4 DC24が代用できそうな気がする。

とりあえず届くまでは時間かかるので、ひとまずはこのまま放置かな(;´Д`)
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