光造形の考察
2020.12.09
今年の光造形の3Dプリンターは1年間に2回の革新変化がありました(;´Д`)
2Kカラー液晶 > 2Kモノクロ液晶 > 4Kモノクロ液晶

今年の最初から、2Kカラー液晶は各社当たり前でスタート。HDやFHDの液晶を使ってる製品は絶滅していました。ちょっとしたら2Kのモノクロ液晶で印刷速度と耐久性がアップという進化を遂げ、秋ごろには6インチサイズで4Kモノクロなんて高解像度モデルが登場。
Zガンダムのティターンズよろしく各社新型機をガンガン実戦投入されていきます。
大型機の低価格化も進んで劇的に買いやすくもなりました。
10万を軽く超えていた製品が今年は数万で買えるところまで乱降下。
そして光造形の世界は、ElegooとAnycubicとNova3D、Phrozenの4社の争いに。
エゥーゴとティターンズと連邦とネオジオンみたいなそんな感じ?(;´Д`)
流石に、スマホの8K液晶がまだ登場していないため、
今後は革新的な変化は無いと思いますが・・・

Phrozenは中国で一般化しているパーツをあまり使いたがらない傾向にあります。
そのため独自パーツが多く保守部品もメーカーから直接買うしか方法が無いようです。
しかし、それぞれの部品がよくできているので比較的他社よりも良い印刷結果が出てるようです。
他のメーカーは基本パーツはほぼ同じものなので、部品チョイスの差だったり筐体の構造の違いや、ビルドプレートの加工、ライトの配光くらいで差別化されてはいますが、どれもある一定の品質が出るようです。つまり無難。
壊れてもAliexpressを覗けば何とかなります(;´Д`)

今年の集大成として、家庭用最高の性能を誇ったのはPhrozen Sonic Mini 4K
4Kの解像度ながら価格は$329.99
他の格安2Kと真っ向から勝負できる価格で登場しました。
解像度が高すぎるため、レジンの相性や照射調整が難しいらしいですが、
使いこなせばFORM3もびっくりの仕上がりという。



2Kモノ機で最も高性能と思われるのはAnycubicのPhoton Mono SE
リニアレールが2本でZ軸を支えます。WiFi装備で蓋が金属。ライトの排熱ファンも装備
Z軸が安定しているので設定が決まれば2Kの世界で一番きれいに印刷できるだろうとは思いますが


ちょっと高いので、ほとんどの方は上記のELEGOOか、Photon Mono 2K,
NOVA3D Bene4monoに進むんだろうなと。
2Kモノの保守パーツは安く簡単に手に入ります。解像度が4Kよりも荒い分、造形も成功しやすいということで
2Kモノクロ液晶の製品は長く使われるような気がします。
モノクロになったことで液晶の寿命が長くなりましたし新商品がでたとしても2,3年は安泰?(;´Д`)



今年の最後はELEGOOが2Kモノクロをぶっこんできました。
6.08インチの2KモノクロLCDパネル採用なので、Anycubicと同じパーツ構成。
筐体はMars2proと同じ。レジンバットをプラにするなど退化部分もありますが、そのせいもあってか他社よりも安くなっています。
アルミのレジンバットが欲しければおそらくMars2proと共通だと思うので、別途買えばいいと思います。

さて、この記事を書いた目的にも繋がるのですが、旧モデルがアマゾンで税込16,999円で投げ売りしています。aliexpressよりも安い!

2Kのカラー液晶ではありますが、リニアレールのガイドも搭載し、初心者体験用と考えても安すぎです。しかも今なら1000円の割引クーポンまで付いてきているようです。玄人ならこれをベースに改造してもいいかもしれません。
このビッグウェーブに乗り損なうな!(笑)

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