ドライブレコーダー用台座を作る Ver2
2017.05.15
前回の試作品は、諸々の欠陥によりボツりました。
そこでVer2を設計。

カメラ本体も、もう少し詳細に作って、ボタンなどの接触回避に努めましたよ。



↑前側(左がカメラを載せたイメージ、右が無し)



↑後側(左がカメラを載せたイメージ、右が無し)

Ver1.0に比べ高さが増しているのがお判りでしょうか?
これで少しは視界が広がればいいなという期待を抱きつつ
印刷を開始します。



前のまま0.1mm積層でスライスすると、6時間掛かると出たので
0.2mmに変更しました。そのせいか積層に粗さが目立ちますね。
今回はインフィルも20%から30%にあげたので、
反り対策として、印刷物にスカートをつけてテープで固定しました。
印刷時間はおよそ2時間40分。



天井もきれいに印刷されてますし、
一見、良く出来ているように見えますが・・・

残念! 積層割れで下5㎜はロストしました( ゚Д゚)



しかも反りが発生しています。スカートつけたのに( ;∀;)
今回は熱処理がダメすぎでしたね。なかなかに難しい。

これでも一応テストはできるので、現車に置いてみますよ。



微量に視界が増えた程度( ;∀;)
うん、いいよ、いい。これでいいよ。ドラレコの収まり具合は完璧だし・・
高さは下敷きでなんとかするさね。

んだば、気を取り直して本番印刷します。
先の経験を生かして、積層は0.15mm、インフィルは同じ30%
印刷時間は3時間と20分ほど。熱対策の設定を所々に施してレッツラゴー



できた! 目立った積層割れもありませんし、
目視では反っていないように見えます。
もちろん、底面もありますよ(*'▽')
若干角にプツプツがありますが、
これはスライス時にふき取り機能を付けたら
逆に玉になってしまったという悪い例・・・
でもこの後、耐水ペーパーで磨いて
サフ吹いて、さらに磨くので問題なし。



耐水ペーパーで磨きを掛けました↑


↑30秒で完成した簡易塗装ブース(*'▽')


サフかけて1日寝かした後、また耐水ペーパーで磨きました。
表面ツルツル~~。
これで積層がうまく消えてくれればいいのだけれど。
あ、底面は、やすりもサフもかけてませんよ。
どうせドラレコ置くと見えなくなるところですし。



塗料は地元ホームセンターで売ってた特売188円のラッカー。なんと日本製。
3Dプリンター用に1本購入。これ一本で何回使えるだろうか(*'ω'*)
そして、あえて艶消し。このほうが道具感がでていい。光沢あると安っぽく見える。

ダッシュボードは夏場高温になるけどいいの?と言われそうですが、
いいんです! 塗装が割れたらまた印刷するのみ!
次の改良型を作る口実にもなりますし。
ただ塗料がダッシュボードに付着する事態は避けたいので、
台座の下には、滑り止めシートのようなものをを敷いて直接触れないように対処します。



ラッカーなんて久しぶりに扱ったけど、車用の塗料より塗りやすいかも・・
30分で触れるほど乾燥するだなんて素晴らしい。厚塗りしやすいわぁ(*´▽`*)
底面と掘り込みの部分を見なければ
3Dプリンターで作ったとはそうそうわかるまい。

塗り物は乾燥が大事。
作業をここでストップして2日間乾燥させてみました。




しっかり乾燥させると水分が飛んだせいか
すこし締まった感じがします。
角が立っていると言うと雰囲気が分るでしょうか。
その分、塗った直後に比べ、研磨の粗さがすこし目立った気がしますが
売り物ではないのでこれで十分でしょう。

ではこれを、滑り止めシートの上に両面テープで貼り付けます。


うん、いいかんじ。
最後は実車に置いてチェック。



あれ?カレンダーがリセットされてるな。直しておかないと・・
高さを除けばとても良好です。とりあえずこれで暫く使ってみて、
不便なら対策を練ろう。問題の先送り(*´ω`*)
ケーブルはL型にしたいな・・ 上にピョーンと出てカッコワルイし視界の邪魔。
これも後から考えてみよう・・・



後ろから見てもリアガラスが濃いせいか
肉眼でもカメラがあるかどうかが判別しにくいです。

最後に、ver1.0とのツーショット


この台座、ドラレコがないと必要ないものですが、
万が一欲しい人なんぞが居た場合のために、
STLデータを上げておきます。適当にお使いください。
http://randol-news.net/download/rec_stand_mk2.zip
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