CCAテスタがキタ! DHC-DS DS4
2019.04.15


バッテリーの健康度を知るには電圧だけではわかりません。
電流がらみも調べないとバッテリーの健康度はわからないんです。
そこでCCAテスターが必要になってきます。
CCAとはコールドクランキングアンペアの略。
エンジン始動性能を表す数値で、-18℃の温度で放電したとき30秒後の電圧が7.2V以上
となるように定められた放電電流のことで、まぁチンプンカンプンなんですが、
簡単に言うとパワーが欲しい時にどれだけの力を絞り出せるかの指標です。
CCAが高いとエンジンが掛かりやすいとも言えます。
そのCCA状況を調べることができるテスタを今回入手しました。



他社いろいろ出してはいますが、日本のものは高いので
中華系の評価の高いものを選んでみました。
DS4は日本語対応で分かりやすいです。同じデザインのSOLAR BA9は英語表記なのでパスしました。
一応、DS4の会社にBA9のことで問い合わせしてみましたが、
見た目や表示内容はほぼ同じですが、中身は違いますとか言ってました。
中身とは基板を指すのかファームウェアを指すのか・・・(;´∀`)
DS4はバッテリーだけじゃなく、オルタネータやクランキングのテストもできます。
車の電気周りが不安になったらこれでだいたいはわかりますよ。



試しにアコハイのバッテリー(新車時のをそのまま使ってます)を計測してみます。
アコハイのバッテリーは46B24R、新品時の想定CCAは324
測ってみると12.51Vで368CCA!
うは、劣化どころか上回ってるやん(;´∀`)



健全性ももちろん100%



充電状態は88%で、抵抗値は8.43mΩでした。
このバッテリー、システムを立ち上げるだけにしか使わないので、
エンジンをかけるためには使わないからでしょうかね。劣化していません。
クランキングテストやオルタネータテストに関しては、
アコハイはちょっと特殊な車なので計測しませんでした。

次はJB23Wの5型ジムニーでテストしてみます。



ジムニーは中古なので、バッテリーの素性がさっぱりわかりません。
おそらくは数年たっているものと予想しますが・・・
使用バッテリーは55B24Rで新品時の想定CCAは390
計測すると288CCAでした。健全性は73.8%
要交換とは出てますが、緊急性はなさそうです。



バッテリーは簡単に交換できるので劣化が進んでも大して問題はありませんが、
オルタネータなどは出費がでかいので簡単には交換できません。
まずクランキングテストですが、実際にセルを回して行うテストで、良好と出ました。
表示はクランキングの電圧のみですが、電流も加味して良好と判断しているものと思われます。
電圧は10.5Vを下回るとクランキングすらされないとされます。
クランキング時は6.75Vを下回るとエンジン始動が難しくなるらしいのですが、
11.25Vで回ってるので問題なさそうです。重要なのは電流なのですわ。



エンジンが掛かった後、オルタネータが発電する電圧は14.52V
かなりの電圧が出ています。古い車のわりに出すぎのような気がしますが、
前オーナーが交換しているのかもしれません。
オルタネータは車の部品の中で最も多く修理される部分なので、
もしかしたら交換しなくちゃいけないと思っていましたが予想以上です。



最後にオルタネータのリップル電圧を計測して終了です。
リップルとは交流を直流に変換するときに発生した不具合で、
これが高いと内部のダイオードが故障している可能性があります。
計測結果は0.20Vと表示されています。1V以下なら正常と出るようです。
低すぎてもダメという話もありますが、それについてはわかりません。

結論
アコードハイブリッドは健康そのもの
ジムニーは冬に入る前にバッテリーの再生か交換を行えば問題なさそうです(*´Д`)

追伸
よく考えてみたら、車載したまま計測するとボディ側(常時12V電源)の回路をたどっての抵抗値も加味されてしまうので正常なCCAは測れないのではと・・・
アコハイのバッテリーが規定値以上でてるのはこのせいな気がする。
時間が空いた時にバッテリー外して計測してみるとしよう。

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