Alienware Aurora R11 レビュー (雑感)
2020.08.20

                         ↑デルの紹介サイトから写真引用

選んだパーツ構成はかなりバランスが良かった。
正直10900KやRTX2080Superにしなくて良かったと本気で思った。



Alienwareには自機のステータスをリアルタイムに表示する機能(アプリ)標準搭載されている。
それを眺めていると温度の管理が秀逸。3Dのゲーム(軽め)を3つとFusion360を同時に動かしても、
CPUの温度は42℃~50℃。Photoshop1つなら32度くらい。すごいね水冷。しかもほぼ無音。
i9-10900K選んでたら、こうはならなかったはず(;´Д`)

GPUも私の使う範囲では2070Superで十分余裕。
そもそも2060だったとしても最高グラフィックにしなければどんなゲームもカクカクせずにプレイできるので、
2080Superにする意味はほとんどない。フレームレートが微量上がったところで自己満足のわりに失うものの方が大きいからだ。
私の用途としてゲームの他、Fusion360、Photoshop、illustlator等を多く使うのでVRAMが多ければ結果が良好になる。
そうすると、2070Superは2080無印とほぼ同等の速度が得られコスパがいいのでした。
Quadroの方がいいじゃん!!っていう人はいるかもしれないけど、Fusion360はOpenGLじゃなくDirectXなのですよ。
それにQuadroはアホほど高い。それだけでPCが買えてしまいそう(;´Д`)

Alienware Aurora R11の残念ポイントは、起動ドライブとして組み込まれてきた500GBのSSDがサムスン製だったことかな。



速度は申し分ない。読み込みだけでなく書き込みもかなり速いです。
でもサムスン・・・ 目に見える性能だけはいいのですが、突然裏切られるかもしれない不安感が半端ない(;´Д`)
ザクでいいところをヅダにされてしまった感じ。

そうそう、一つ他のPCにはない部分で驚いたことがありました。
それはKiller Control Centerというアプリです。
AlienwareのようにKillerのチップが入ってないと使えないと思いますが、
このアプリはスニファのような機能があるのです。



例えば、ゲームをプレイしているときや、動画を見ているときに通信速度が落ちたりすると困りますよね?
その時に通信の状況をアプリごとに見ることができ優先順位を決めたりブロックをすると、本命の帯域を確保することができるのです。
さらに、ブラウザでWebを閲覧してるときに意図せず多方面に起きるアクセスがありますが、それもコントロールすることができます。例えば、ニュースサイト等を見てると内容によってはYoutubeやFacebook、Twitterに紐づけされてたりしますが、その紐づけを監視してそれぞれに優先順位やブロックキングができるということです。すごいですよね。セキュリティソフトでもここまで便利で簡単な機能は見ません。
私がとあるニュースサイトを見てるとBaiduとつながっているのを発見しました。この通信は危険なので速攻ブロックです(*'▽')
KillerはXPSやゲーミングなどのちょっとお高めなPCなら組み込まれているようです。
そもそもKillerチップとはなんぞやと、調べてみたところ、通信系の処理をCPUを使わずにネットワークチップ内で完結できるようにしたものらしく、CPU負荷を極限まで下げることをコンセプトにしたもののようです。その副効果としてなのか、通信を監視、制御することが容易になっているということなのでしょう。これだけでも十分価値がありますよ。
最近Killerブランドを展開しているRivet NetworksはIntelに買収されたようで、これからはKillerもIntelチップといっても過言ではない?(;´∀`)
電源の故障率の問題でDellよりHPを買ってたけど、Killer入っているモデルが続くならDellも悪くない。
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