HDDの故障率 2021年第2四半期
2021.08.21
久しぶりにHDDの故障率を調べてみたいと思います。
前回からかなり年月が経っているので、
かなりの進化を遂げていると期待したいところです。
SSDに押されて需要が低くなっているHDDですが果たして結果はいかに。

https://www.backblaze.com/blog/backblaze-drive-stats-for-q2-2021/

集計データはBackblazeが提供しています。ありがたいです(;´Д`)
Backblazeは2021年6月30日時点でのドライブ、181,464台からデータを作っているようです。
起動ドライブとしての利用方法とデータドライブとしての利用方法で分けて
故障率を導き出してます。
ブートドライブが3,298台(うちSSDが1,691台、HDDが1,607台)
データドライブが178,166台です。

HDD部門で圧倒的1位の故障率を誇るのは
Seagate ST14000NM0138 14TB 5.55% 故障台数23/1653台 平均故障時間6.8ヶ月
圧倒的Seagate(;´Д`)
14TBなので最近登場したばかりなのはわかりますけど、
6.8ヶ月5.55%の故障って怖すぎませんかね・・

2位では
Toshiba MD04ABA400V 4TB 4.07% 故障台数 1/98台 平均故障時間73ヶ月
となってはいますが、利用台数が98台しかないので1台でも故障がでれば
%は跳ね上がります。おそらく本来の故障率はもっと低いと思われます。
むしろ、壊れた1台は73ヶ月も正常だったという所を注目するべきで、
6年も故障無しで動いていたことになります。それは驚異的な数字です。

3位は
Seagate ST12000NM0007 12TB 2.06% 故障台数 41/3552台 平均故障時間31.7ヶ月

やはり今回も素晴らしいのはHGSTのHDD
HGST HUH721212ALN600 12TB 0% 故障台数 0/2600台 平均故障時間21ヶ月
2600台が21カ月動かして故障は無し。圧倒的です。

Toshiba MG08ACA16TEY 16TB 0.35% 故障台数 1/1430台 平均故障時間5.4ヶ月
東芝の16TBも素晴らしい結果です。使用期間が短いのでまだ正確な数字ではないにしろ
たった1台しか壊れていないのは驚異的。
HGSTの12TBは安くても5万前半、東芝だと16TBで4万後半
この価格差なら東芝モデルを選んでも後悔はなさそうです。

まとめ

大容量が欲しいなら東芝のMG08ACA16TEY買います。
しかしながらHDDの故障率がいくら低くてもいつかは壊れると思っているので、
大事なデータはRAIDにするようにしています。
なのでコストパフォーマンスから考えると最新から一歩引いて
東芝かWDの6TBを2基買っちゃうかなぁー
16TBx2は夢だけどね。現実的な価格になるには数年先かな(;´Д`)

トラックバックURL
トラックバック一覧

- CafeNote -