マルチツールで金属切断。 カーバイド刃を使って。
2022.07.05
狭い空間で物を切断したい場合、グラインダーでは難しいですよね。

そこで登場するのがマルチツールなわけですが、
金属対応の刃ってなかなかないわけです。
一般的なのは、木やプラスチックなどの素材に使われるHCS刃です。
私も持っていませんでした。



軽く表にしてみました。空白はデータが見つからなかった情報ですが恐らく×と同じです。
こう見るとどれも一長一短で、1本だけあればパーフェクトというわけではないですね。
HCSはとても安価でプラスチックや木を相手にする分には長持ちし扱いやすいです。
逆に言うと金属との相性は最悪。刃なんて一瞬で吹っ飛びます(;´Д`)

金属相手だと、バイメタル、バイメタルチタンでも一応切れるとなっていますが、
耐久性はあまりないようです。ステンを相手にしたらすぐ使い物にならなくなるという話。
ま、めったにステンを切るなんてことはないんですが、
それならばステン対応のカーバイド刃を買ってしまえば、
鉄に対しても耐久性が高いいんじゃなかろうかと。
ただカーバイド刃も弱点があり、木材は苦手。やっぱり一長一短ですね。
表を見る限り、全域をカバーするためには、
カーバイド、HCS、ダイヤモンド
この3つを揃えるのがよさそうです。

今のところタイルや石材を切る予定は無いので、
まずは金属切断対策でカーバイド刃ですね。



最近、よく見かけるようになったEZARCの製品を買いました。
本音を言えばマキタ純正の超硬刃 TMA061HM(A-65171)が欲しかったのですが、
一枚で3000円しますもん、高くてかえません(;´Д`)



3枚セットで売られています。
右側の金具はボッシュに付けるアタッチメントのようです。



刃先がカーバイドになっているようで、鉄より硬いという話。
カーバイドといえばタングステンカーバイドを指すようですが、
チタンやタンタル、ニオブ等の配合具合によって品質が変わるらしく、
この製品がどれくらいのランクに位置するのかは不明です。



裏側はこんな感じ。
なるほど、確かに刃の部分だけ違うものが張り付いているように見えます。



とりあえずステンレスっぽいネジがあったのでこちらで試してみます。



木に打ち込んだ状態で切断を試してみたいと思います。



マルチツールの設定は一番弱い1にしてあります。
うーん、想像と違う(;´Д`)
ただ当ててるだけなので、もっと強く押し当てると削りが早いのかな?
ステンは加工硬化が激しいので手加減しないでやった方がよかったかもと後悔。
木材を万力で押さえて、マルチツールにはハンドルを付けて
ぶれないように両手でやればよかった(;´Д`)
最後の映像でどれだけ削ったかを見せましたが、
時間を掛ければ削りきることはできるようです。
だとしてもステンレスはダメですねぇ。



使い終わった後の様子。
刃にダメージは無いようです。
意外と耐久性はよさそう。
鉄やアルミ相手なら長く使えそうですね。



ちなみに裏側はこんな感じ。

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