audio-technica ATH-WS1100 ソリッドバス レビュー
2022.10.22


世間からかなり遅れてATH-WS1100を購入。
いつも聞く音楽を聴いてみる。
一言「いい音」
事前に評判を調べていたけど、
発売は古いのに現在も現役で販売されていることから
評価の高さは本当なんだろうなと自分のなかに確信をもって買いました。
本当にアタリでした。
音域は広く、低音も程よくあり、
ミドルクラスのヘッドフォンでこの音再現性はかなり秀逸。
ソリッドバスというくらいだから低音が強いかと思いきや、
5~40,000Hzと、高音もしっかりカバーで、
ハイレゾにも見事対応している。
わたしのような中年の耳ではハイレゾと言われても
はっきりした違いは感じ取れないかもしれないが、
高、中、低、バランスよく繋がり解像度が高いことは感じる。
あと演奏者の距離もはっきり感じられる。これは空気感も表現できてる証拠。
ボーカルも含めて全体がすこし離れて聞こえるという人もいる。
おそらくはイヤーパッド内の空間の大きさが作用していると思われますが、
室内での演奏に近い雰囲気がでて私は好みだ。

十分な再現性を感じ取れるヘッドフォンですが、
音域テスト用データで再生すると、
PCへのダイレクト刺しでは音が再生しきれていないことが分かった。
幅広い音域を余すことなく使うには
ヘッドフォンアンプは必須のようです。



イヤーパッドは大きく作られており、耳がすっぽり覆われます。
耳がどこにも触れないのでとても快適(*'▽')
このヘッドフォンは低音を再現するために、
空気穴が設けられています。
そのせいで音漏れが多いという意見もありますが、
湿度が上がりにくくなり、
内耳が痒くなるということが少なくなりました。

2015年10月23日発売で、2022年10月15日購入。
ということで7年前の製品となります(;´Д`)
定価¥27,368 (税込)という価格は、
ヘッドフォン界ではミドルクラス以下となるヘッドフォンですが
SOLID BASSシリーズでは現在最も上位クラスの製品となっており、
今もなお根強い人気となっています。

なぜこの7年も前に登場したヘッドフォンを買ったかというと、
これしか選択肢が無かったから(;´Д`)
これを超えるヘッドフォンは他社だと同価格帯にあらず。
同じaudio-technicaですら定価で5万は超えてきますね。

今回の購入の条件は
φ50㎜ 以上のドライバーを搭載していること。(φ53㎜ドライバー採用)
ハイレゾに対応していること(音域が広いこと)
オーバーヘッドの密閉型
耳がすっぽり入る余裕なサイズ
有線タイプ

この5つは欠かせなかった。
上の2つは敷居が低いように見えるが
じつは1万前後の低価格帯ではあまりない。

インピーダンスが大きいと
アンプの負担は大きくなるがノイズは少なくなる。
36Ωが多い昨今にも関わらずこのヘッドフォンは38Ωなのがうれしい。
高すぎるとパワー不足に陥りアンプを別に用意しないといけなくなるからね。
PC直刺しが多い私はとても丁度いい。

このヘッドフォン、価格がこなれてきていて
実売は殆どのショップで2万を切っています。
買うなら今が絶好のタイミングです。
私はいろいろ工夫して定価の半額未満で購入ができました。
狙っていないとこんな良品はなかなか見つけられないので
ヘッドフォンを検討している方いかがですか?



トラックバックURL
トラックバック一覧

- CafeNote -