3D-PRT13)ヒートブロックの配線を行う
2016.04.15
今日は後回しにしていたヒートブロックの配線を行います。
デリケートな配線なので、本体をいろいろ弄くり回している間は
痛める可能性が高いという判断で付けてませんでした。
ですがArduino+rampsへの接続が迫ってきていることもあって、
いよいよ取り付けとなったわけです。
まずサーミスタをヒートブロックの窪みに入れ込むのですが、
写真で見て解るとおり穴が大きいです。
マニュアルではそのまま挿してカプトンテープで留めて終わりのようですが
サーミスタの先端はアルミブロックに触れてこそ正確な温度が分かると思うので、
アルミホイルで隙間を埋めてみました。
※あくまで私が施した手法です。マニュアルにも書かれていないですし、亜流だと思います。
「こういった方法で取り付けた人がいるんだ~」程度にご覧下さい。
真似てトラブルが起きても責任はとれません。
アルミホイルの分量が難しい。いくら穴が大きいと言っても隙間は1mmも無いので多すぎると填まりません。
トライアンドエラーを繰り返し見つけた最適な分量がコレ↓です。
用意した写真は少し見にくいですが、サーミスタの半分にアルミを当てて、
残り半分はむき出しにしています。
こうすることで直接ヒートブロックに触れさせようという作戦です。
むき出し側をヒーター側に向けて差し込みます。
ある程度サーミスタが奥まで行ったら、透かさずヒーターを差し込みます。
ヒーターはヒートブロックの下面(ノズルの横)のイモネジで外れないように締めます。
ヒーターが固定できたら、サーミスタケーブルが外れないように供にカプトンテープで巻きます。
次は、ヒートブロックにネジ込んだアルミホイルが抜けてきたら困るので、
ヒートブロックをカプトンテープで巻いて脱落の危険性を回避します。
抜けてヒートベッド下の基板にでも触れたら大惨事です。
印刷中はヘッドが縦横無尽に振られますからね、このくらいの保険は必要です。
ぐーるぐーる。
実はカプトンテープを巻いている理由は別にあります。
カプトンは熱に強く、絶縁体であり、薬剤の腐食にも強く、基本的に燃えません。
融点も無く、800度以上でないと炭化を始めないので
3Dプリンターの用いる温度ではテープのみで火事を起こすことは困難です。
(実際は260度あたりで切れたり剥がれたり、といったことはあります)
3Dプリンターのヘッドは260度まで温度が上がりますので、
その安全対策としてぴったりというわけです。
その他、ヒートブロックの温度低下を防ぐとか、
ホットエンドが焼損しかけたときに酸素を遮断してるので時間を稼げるとか
フィラメントがもれたときに一時的な受け袋になるとか
微力なんですが、こういった期待ができます。
(上記を求めるときは厚めに隙間無くグルグル巻きにしないと、ほとんど意味がないらしいですが)
前日も書きましたが、このような重要な役割を持っていますので、
どこのメーカーか分からない妖しいテープは使わない方が無難です。
日本のメーカーのしっかりした物を使いましょう。
私は少しお淑やかにつけて見ました。ケーブルも誤って焼損しないように3cmくらいまで辿って巻いてあります。
ここら辺は感覚でやっているので、もっといい方法があるかもしれません。
ご指摘くだされば参考にさせていただきます。
ヒーターやサーミスタの配線について、
エフェクターに配線を通す穴が存在します。
マニュアルにも書かれています。
私はあえてこの穴を使用しませんでした。
一度通したのですが、オートレベリングのスイッチがケーブルの干渉により
正確に機能しないのを目撃したからです。
今は写真↓のように下にダランと垂らすようにしています。
さてそろそろ配線がゴチャゴチャしてきました。
特にエンドストップとエクストルーダー周りの配線が下に垂れてきていて見苦しいですね。
この3Dプリンターは中心線がくぼんでいるアルミフレームを使っています。
こういったフレームを使っているときだけに使える裏技があります。
簡易的ですが、その技で配線をキレイにまとめてしまいましょう。
まずアルミフレームと同じ色のビニールテープを用意して少しの長さでカットします。
次は糊の付いていない部分を配線に当てて、隙間無くテープを巻きつけます。
手に粘着して巻きにくいですが、指紋がついてもかまいません。
配線にくっついてないので、ビニールテープは自由にスライドさせられますね。
次はちょっと長めに切ります。
そして今度は粘着面を配線側に向けて巻きつけます。
つまりベタベタする部分をビニールテープで包み込む感じです。
出来上がってみると自由に動くチューブみたいになります。
ここまで見る感じではタイラップでいいじゃん?と思う方がいらっしゃるかもしれません。
いえ、違うんです。この方法はビニールテープを使っているために柱の形状に合わせてフィットするんです。
写真を見ていただければわかると思うのですが、アルミフレームの溝にキレイに、カチっという触感ではまります。
ビニールでできているのでグリップ力が良く、上下に踊ることもありません。
あえて指先でこじるか、ラジペンで引っ張らないと外れません。
すこし緩いなと思ったらもう少しテープを巻き足してください。微調整が出来るはずです。
この方法で上から垂れてくる全ての配線をアルミフレームに隠してしまいましょう。
==============================================
話は突然変わります。、
ところで、このバネ↓はいったいどこで使うんでしょうか?
付属してきたのはいいものの、まったく使い道がわからず放置気味でした。
当然マニュアルには書かれていません。
ネットで組み立てサイトを探しても該当する記事は見つけられませんでした。
その中で唯一気になった情報ががあります。
トラブルをこんな風に解決したよ!というものでカーボンロッドの先端をバネで押さえつけてやれば、
ガタツキが減って印刷精度が上がったという話。
使用方法を確定づける物はないのですが、中華製のロッドエンドですし
付属してきたバネの本数(6本)から考えても当たらずとも遠からずだと思います。
エフェクター側にとりあえず3個付けて見ました。
残りの3個はキャリッジ側に付けるのだと思いますが
どうもアームの動作に干渉する気がするので、今回は見送りです。
後日談
こういったデルタプリンターを見つけました。
商品サイトはココ
これでバネの使用方法は確定です。予想はあってました。
今日はここまで
それではまた。
デリケートな配線なので、本体をいろいろ弄くり回している間は
痛める可能性が高いという判断で付けてませんでした。
ですがArduino+rampsへの接続が迫ってきていることもあって、
いよいよ取り付けとなったわけです。
まずサーミスタをヒートブロックの窪みに入れ込むのですが、
写真で見て解るとおり穴が大きいです。
マニュアルではそのまま挿してカプトンテープで留めて終わりのようですが
サーミスタの先端はアルミブロックに触れてこそ正確な温度が分かると思うので、
アルミホイルで隙間を埋めてみました。
※あくまで私が施した手法です。マニュアルにも書かれていないですし、亜流だと思います。
「こういった方法で取り付けた人がいるんだ~」程度にご覧下さい。
真似てトラブルが起きても責任はとれません。
アルミホイルの分量が難しい。いくら穴が大きいと言っても隙間は1mmも無いので多すぎると填まりません。
トライアンドエラーを繰り返し見つけた最適な分量がコレ↓です。
用意した写真は少し見にくいですが、サーミスタの半分にアルミを当てて、
残り半分はむき出しにしています。
こうすることで直接ヒートブロックに触れさせようという作戦です。
むき出し側をヒーター側に向けて差し込みます。
ある程度サーミスタが奥まで行ったら、透かさずヒーターを差し込みます。
ヒーターはヒートブロックの下面(ノズルの横)のイモネジで外れないように締めます。
ヒーターが固定できたら、サーミスタケーブルが外れないように供にカプトンテープで巻きます。
次は、ヒートブロックにネジ込んだアルミホイルが抜けてきたら困るので、
ヒートブロックをカプトンテープで巻いて脱落の危険性を回避します。
抜けてヒートベッド下の基板にでも触れたら大惨事です。
印刷中はヘッドが縦横無尽に振られますからね、このくらいの保険は必要です。
ぐーるぐーる。
実はカプトンテープを巻いている理由は別にあります。
カプトンは熱に強く、絶縁体であり、薬剤の腐食にも強く、基本的に燃えません。
融点も無く、800度以上でないと炭化を始めないので
3Dプリンターの用いる温度ではテープのみで火事を起こすことは困難です。
(実際は260度あたりで切れたり剥がれたり、といったことはあります)
3Dプリンターのヘッドは260度まで温度が上がりますので、
その安全対策としてぴったりというわけです。
その他、ヒートブロックの温度低下を防ぐとか、
ホットエンドが焼損しかけたときに酸素を遮断してるので時間を稼げるとか
フィラメントがもれたときに一時的な受け袋になるとか
微力なんですが、こういった期待ができます。
(上記を求めるときは厚めに隙間無くグルグル巻きにしないと、ほとんど意味がないらしいですが)
前日も書きましたが、このような重要な役割を持っていますので、
どこのメーカーか分からない妖しいテープは使わない方が無難です。
日本のメーカーのしっかりした物を使いましょう。
私は少しお淑やかにつけて見ました。ケーブルも誤って焼損しないように3cmくらいまで辿って巻いてあります。
ここら辺は感覚でやっているので、もっといい方法があるかもしれません。
ご指摘くだされば参考にさせていただきます。
ヒーターやサーミスタの配線について、
エフェクターに配線を通す穴が存在します。
マニュアルにも書かれています。
私はあえてこの穴を使用しませんでした。
一度通したのですが、オートレベリングのスイッチがケーブルの干渉により
正確に機能しないのを目撃したからです。
今は写真↓のように下にダランと垂らすようにしています。
さてそろそろ配線がゴチャゴチャしてきました。
特にエンドストップとエクストルーダー周りの配線が下に垂れてきていて見苦しいですね。
この3Dプリンターは中心線がくぼんでいるアルミフレームを使っています。
こういったフレームを使っているときだけに使える裏技があります。
簡易的ですが、その技で配線をキレイにまとめてしまいましょう。
まずアルミフレームと同じ色のビニールテープを用意して少しの長さでカットします。
次は糊の付いていない部分を配線に当てて、隙間無くテープを巻きつけます。
手に粘着して巻きにくいですが、指紋がついてもかまいません。
配線にくっついてないので、ビニールテープは自由にスライドさせられますね。
次はちょっと長めに切ります。
そして今度は粘着面を配線側に向けて巻きつけます。
つまりベタベタする部分をビニールテープで包み込む感じです。
出来上がってみると自由に動くチューブみたいになります。
ここまで見る感じではタイラップでいいじゃん?と思う方がいらっしゃるかもしれません。
いえ、違うんです。この方法はビニールテープを使っているために柱の形状に合わせてフィットするんです。
写真を見ていただければわかると思うのですが、アルミフレームの溝にキレイに、カチっという触感ではまります。
ビニールでできているのでグリップ力が良く、上下に踊ることもありません。
あえて指先でこじるか、ラジペンで引っ張らないと外れません。
すこし緩いなと思ったらもう少しテープを巻き足してください。微調整が出来るはずです。
この方法で上から垂れてくる全ての配線をアルミフレームに隠してしまいましょう。
==============================================
話は突然変わります。、
ところで、このバネ↓はいったいどこで使うんでしょうか?
付属してきたのはいいものの、まったく使い道がわからず放置気味でした。
当然マニュアルには書かれていません。
ネットで組み立てサイトを探しても該当する記事は見つけられませんでした。
その中で唯一気になった情報ががあります。
トラブルをこんな風に解決したよ!というものでカーボンロッドの先端をバネで押さえつけてやれば、
ガタツキが減って印刷精度が上がったという話。
使用方法を確定づける物はないのですが、中華製のロッドエンドですし
付属してきたバネの本数(6本)から考えても当たらずとも遠からずだと思います。
エフェクター側にとりあえず3個付けて見ました。
残りの3個はキャリッジ側に付けるのだと思いますが
どうもアームの動作に干渉する気がするので、今回は見送りです。
後日談
こういったデルタプリンターを見つけました。
商品サイトはココ
これでバネの使用方法は確定です。予想はあってました。
今日はここまで
それではまた。