「igfxHk Moduleの動作が停止しました」とハングアップ
2016.08.04
タイトル通りのトラブルなのですが、
取引先がWin7をWindows10にしたことで
このエラーが頻発するようになってしまったらしい。
しかも、このエラーが原因かはわからないけど
Windowsが完全に固まってしまう状態になるという話。
BSODにもならず、強制Resetにもならず、
ただ画面そのままに固まるという現象。

仕事にならないから何とかしてほしいという話がありまして、
早速私の方でも調べてみたのですが、
エラーについては、VGA周りのドライバーが悪さしているという情報が多いようです。
特にIntel系のオンボードに多く見られるようですね。
今回、私が預かったPCのログを見ると、
グラフィックドライバーは最新になっており、
更新をしても新しく入れなおしてはくれないので、
一度消して入れ直したら、インターネットから取り寄せてくれました。
ですがこれでもエラーがでますね。

結局、最新の20.19.15.4331から1段階前に戻すことにしてみました。

Intel(R) HD Graphics 530 バージョン 15.40.10.4300
https://downloadcenter.intel.com/ja/download/25484/-15-40-Windows-10-Windows7-Windows8-1-?product=88345

これでエラーがでなくなりました。ドライバーの相性なんですかねぇ
「igfxHk Module」問題はとりあえず解決です。

さて、ハングアップ問題ですが、私が預かってからは一度も起きていないので、
検証するのは難しいのですが、考えられることをとりあえず行ってみます。

メモリチェックを行います。
MemtestやWindows標準の物等、を試しますがエラーは発見されません。

HDDのエラーチェックを行いますが、BADセクタもありませんし、
Smart情報を見ても特に問題点は見つからない。
磁性反転エラーを確認してみますがとくに問題は無し。

熱暴走なども考慮して、メモリやCPUを負荷テストで虐め抜いてみますが
何にも起きません。
ヒートシンクにホコリが詰まっているのかな?と確認してみるも
綺麗な状態。しかもファンは元気に回っています。

WindowsUpdateで変なパッチが当たる時にシステムが停止しているのかと疑ってみるも、
すでに最新状態になっていて、別にエラーの履歴もない。

コマンドプロンプトでSFCをかけてもシステムに異常は見つけられません。
Dismをかけてみてもコンポーネントストアの損傷も無いようです。

IMEの予測入力が悪さをしてハングアップが起きるという話があります。
しかし、設定を見るとオフになってますので、これは除外。

Cortanaが悪さをして激重になるというのが結構前のアップデートでありました。
ということで、Windows10は現時点で最新なのですが、この機能も極力OFFにしてみます。

Explorerを弄っているうちに落ちる現象には
サウンドが絡んでいるという情報があったので、
コントロールパネルの「サウンド」から
「ナビゲーションの開始」のサウンドを「なし」に変更してみる。

今回本体だけ持ってきたのですが、
先方の環境のみで起きる症状であれば、
ネットワーク機器とUSB機器関連が疑わしいかなぁ。
特にibuffaloの無線キーボードとマウス(笑)
windows10に完全対応できてなくてエラーになってるんではなかろうか・・・

あとは一度先方に戻して様子見かな。

後日追記
ここのアクセスが多いので、後日談を書いておきます。
上の対処で数日はよかったのですが、
Win10のアップデートで不具合が起きるドライバーをまた入れられてしまいます。
その都度古いバージョンに戻すのは面倒です。
そこで、IntelがMSよりも新しいドライバーを提供しているので、
そちらをインストールして様子を見ています。
不具合のあるドライバーより新しいので更新で差し替えられる心配もないですし、
今のところ落ち着いているようです。
ただ今後のWindowsアップデートでどうなるか知れたものではありません。
困ったものですね。

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