【ジムニー JB23W】 ショックの交換
2019.06.04
今日はジムニー JB23Wのショック交換です。
届いた後に、取付方法を調べていたら、新型ジムニー(JB64)の純正ショックが使えるという情報を入手!
そっち買えばよかったかなとちょっと後悔したりしなかったり(;´∀`)
まぁ、新型のが安く出回るのはまだ先だと思うのでこれでよかったのです。

さていろいろ調べたなかで気がかりな部分があります、
フロントショックの上側ナットのトルクが29N.m
トルクレンチが使えるなら簡単な話なのですが、



やっぱり無理(;'∀') 狭くて入りません・・
スパナ型のトルクレンチなんて持ってないので悩みました。
手トルクに自信がある人ならいいけど、わたしはちょっと自信がないので、
別な方法で解決します。



もとのショックと同じ量だけ締める!これしか方法ない(*´Д`)
というわけで飛び出し量を計測。おおよそ4mmの高さでした。



車に残されていた全オーナーの記録によるとスズキでのメンテが基本だったようなので、
真似ておけばトラブルはないでしょう。ネットで検索した情報でも同じくらい飛び出しているのが普通のようでした。
まぁ、あくまで私の車が4mm出ていただけなので、似たようなことする方は自分の車をチェックしてください。



事前の検討もすんだことで、ショックを止めている全てのナットとネジに油を挿しておきます。
次にフロントを上げてウマにかけます。ジムニーはバネとショックアブソーバーが別なので、
タイヤを外さなくても道具ややる気があればできるのですが、
作業スペースがないと効率が悪い気がしたのでタイヤを外しました。
それでまずはフロントショックを外そうとしたわけですが、そこでトラブル発生です。
ダブルナットが外れません!硬すぎ!確実に29N.m以上で締めてるよ!
下のナットは薄型スパナでないと上ナットに干渉してしまうのですが、
薄型が災いして力を込めると、力に負けてナットがなめていきます。
もとから角が取れていたのかもしれませんが、このままでは不可能ということで回転をパイプレンチで抑える方法で解決しました。
ショックはベコっとへこんでしまいますが、再利用するつもりも売るつもりもなかったので問題ありません。



取付完了。どら焼きのアンコよろしくきれいに挟まれてます(*´Д`)
JB64はダブルナットを廃止してゆるみ止めナットを1つ使っているだけらしい。
半端なく面倒だからディーラーの意見で仕様変更したんだと想像します。



取り付けるときの注意事項は、上のナットは14mmでトルク29N.m
下を止めるボルトは17mmで90N.m
上は裏技でしたが下はトルクレンチでしっかり締め上げますよ。
上のナットは、下のボルトを完全に締め上げたあとに調整して締めます。
ここ大事。



上の画像はリアの左ショックです。
リアはジャッキアップなし、タイヤも外さないで簡単にできます。
上と下のボルトを軽く緩めて下を先に外します。
ボルトは上下とも17mmのソケットを使います。



まぁ、どっちが先でもとくに問題はないんだけど、このほうがショックがあっちこっちに遊ばないので楽です。
取り付けるときは、フロントと同じく、上で軽く締めて固定した後、
下を本締めしてから、上を本締め。の順番にしないと歪みがでるという話です。
リアショックは力を加えないとビョーンと伸びる仕様なので腕力がない人は填めるのは結構大変ですよ。
気合と根性です。コツをつかめば簡単に填まります。



リア右も同じようにして完了。
リアショックは上と下両方85N.mのトルクで締めます。
長めトルクレンチが入るので特に問題く締めることができました。



リアの交換は30分ほど。
フロントの交換はナットが外れないこともあり2時間近く費やしました。
後片付けや試乗も入れれば3時間くらい掛かったと思います。

乗り味はすこし硬めになった印象。フニャフニャ感がなくなってシャキッとした感じ。
マンホールを踏んだ時のバタつきが減って、リアの接地感が増した気がします。
ジャダーが起きてないジムニーなのになんとなく不安と感じは
ホイールバランスが原因かと思ってましたが、ショック交換でほぼ払拭できた気がします。
以前はハンドルを握力強めにしないとどこに吹っ飛んでいくかわからない
不安感がありましたが、今は握力を込めなくても不安感を感じません。
だいぶヘタってたんだなぁ・・・(;'∀')



最後に取り外したショックの写真。古さをかなり感じますね。



ブッシュだけを見ても劣化具合は一目瞭然・・・
換えてよかったわ(*´Д`)

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