Win7世代のPCにWin11を入れてみる
2021.10.09


富士通のビジネスデスクトップPCが調度空いていたので
Windows11を入れてみます。



不安要素が1つだけあります。
このマシンはWindows7からWindows10にアップグレードしています。
元のOSライセンスはWindows7な訳ですね。
そんなパソコンにWindows11のライセンスはもらえるのか?
貰えたとしたら、2回もタダでOSを手に入れることになります。

そもそもTPM2.0を備えているPCというのが
最新スペックマシンにあえてパッケージ版Win7を買って入れている場合や
Let's Noteのように昔からCPUに関係なくセキュリティチップを積んでいる場合を除けば
Windows7搭載機にTPM2.0対応というのはまずありえないわけです。
そんなPCのプロダクトキーが本当に通るのか、
そういったことも気になりますね。

今回使うWindows11は先日TPM2.0回避が組み込まれた
ISOデータをDVDに焼いたものです。
入れ方は過去に散々書きましたから割愛します。
では早速インストールです。



あっさり入りました。
Core-i5の-3570 3.40GHz 4GBのマシンです。
動作が重いという感じもしません。
HDDモデルなので起動が遅いくらいですかね。



プロダクトキーはPC側面に貼ってあるWindows7ので通りました。
デジタルライセンスなので一度はWindows10にしたことがあるPCじゃないとダメだとは思いますが。
ハードウェアの条件は厳しい割にソフトウェアには優しいですね。
Windows7の価値はまだまだ下がらないかもしれません。





殆どのドライバーが自動で入りますが、
予想通りPCIシンプル通信コントローラーだけが入ってきません。
Win7もWin10も入らないのでもはや伝統でしょう。
ほとんどの場合、Intel AMT/ME(Management Engine Interface)が入っていないことで起きます。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/19406/intel-management-engine-driver-for-windows-8-1-and-windows-10.html

さてドライバー構成を見るとこのPCはTPM2.0が無いことが分かります。
あれば「セキュリティデバイス」の項目が現れてそこに
「トラステッドプラットフォームモジュール2.0」という文言が表示されます。
セットアップディスクのTPM回避は機能してますね。




アップデートは先日正規ISOからインストールしたものと変わらず、2つ降ってきています。
Defenderがらみなので、TPM2.0を確認することはないとは思いますが・・・



先に降ってきた2つをインストールしたら、新たに1つ降ってきました。



全てのアップデートが入りました。
今のところアップデートによるトラブルは発生しませんでしたが
次のシステムアップデートが来た時にどうなるかに注目ですね。

とりあえず今回分かった新事実は、Windows7のプロダクトキーがまだ通るということです。
いつダメになるかわからないので、ハードウェアとWin11の紐づけが欲しい人は
早めにやっておきましょう。

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