ドライブレコーダーの台座を作る
2017.05.05
先日、アコードハイブリッドの
リアドライブカメラが設置できなかった件で
後日3Dプリンターで台座を作るという話で終わっていました。

実際に作成してみましたのでそのまとめをします。
データの作成はいつものAutodesk Fusion360
プロ用でありながら無償且つ制限なしで使えるという、
とてもありがたいソフトでございます。

さて、いきなり問題に直面ですが、
うちのドライブレコーダー、スーパーノヴァ君は
湾曲部分が多すぎて、ノギスでは正確な図面は引けそうにありません。



台座なのでミリ単位を競うわけではないですから、
仕方ないので、物づくりではあまりお勧めできない方法を取ることにします。
それは写真投影法ナリ



撮った写真を元に図面を起こす方法ですが、
この方法は遠近、傾き等で寸法がくるってしまうのが問題。
でも台座なんで、穴は大きめに作ることから、
多少寸法が狂っても問題ないということで、今回は妥協しました。



できたドライブレコーダーのひな型がコレ↑
液晶の位置と、レンズの位置が分かれば
台座の穴の深さが決まるので、これだけ形が分かれば十分。



出来た! (*´▽`*)
ドライブレコーダーは2%程大きく設定し、穴を掘りました。
高さはドライブレコーダーの2/5は隠れる感じなので、
台座から外れて倒れないと思うけど、どうかな・・・
ま、試してみないとわからないよねぇ~~
台座とドラレコを両面テープでくっつけよう(*´Д`)

炎天下にさらされるのでABSで作成。
作成時に反るとやり直しなので、インフィル(密度)は20%とあえて少なめに。
0.1mm積層で作ってみます。作成時間は2時間50分予定。
では試作開始。



ありゃ?水平が甘い。暫く使っていなかったから、少しずれが起きたかな。
本番では調整せねば・・



作成中の動画も上げておきます。
そして出来上がったのがこちら↓



うーん、誤って上面のレイヤー数を2枚にしてたのと、
インフィルが少ないので、橋渡しが上手くできず、
ところどころ穴が開いているところがありますね。
気温が上がってきたことで設定温度が高すぎたのかもしれません。
いろんな要因が相まって、大失敗。



形状は悪くない。
ただ穴を少し大きくしすぎたかな。遊びが大きい。
いや、穴の底面がフラットになっている。これはおかしい。
印刷の設定を間違ったかな。
あと、ボタンが思いのほか食いこんでいて、
これ以上深く入るとボタンが押しっぱなし状態になりそう。
失敗作だったけど、問題点の洗い出しには十分役立ってくれてますね。

そして、実際に置いた状態でのテストをします。



高さが甘い。ストップランプの出っ張りが邪魔して視界が半分持っていかれてる。
あと1cmほど高くていいかな。それでも1/3は隠れてしまうのだけど
試作台座の穴が未熟なので、これが正常だとで5mm沈み込むとして、
1.5cmは高くしないとダメかも。
それ以上高くすると後ろの視界を妨げるので運転に支障がでるね。
あとは、極端に高くして後部中央のヘッドレスト真裏に置くというのもありかな・・

次回作は未定。時間ができたときに~~ (´・ω・`)

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