大雪の時に使う車を考える ジムニー編
2018.09.09

↑Wikiから直リン

オフロードの長者。悪路でこれに勝る軽はなし。
だが、乗り心地の悪さもトップクラス(笑)
ラダーフレームを採用している車なので、
外装が派手に破損しても走行に影響が出にくいのが特徴。

JB23系は1998年10月~2018年6月の20年間も販売し
10回の小改良が行われています。
歴史を紐解けば、

2型からABSとエアバックが標準装備
3型でキーレスの仕様が電波式に、
4型でインタークーラーの大型化でトルクアップ、
5型でトランスファーの切り替えがレバーからボタンになった。
7型でエンジンを改良、4WDシステムコントローラ変更
8型でOBDによる故障診断が可能に。


これらが大きい変化。
雪道対策として考えるならば、2型以降を買えば然程困らないということになります。

ノーマルでスペーサー無しで履けるタイヤの最大を調べてみます。
純正は175/80R16 オフセット+22が最終モデルのサイズ。
185/85R16は4型~7型は干渉するという情報あり。
195の幅は、185と同じく型によって干渉するモデルがあるとのこと。
205/80R16は完全アウト(;´Д`)
最初から最大サイズを履かせているという事なんでしょうか。意外と選択肢が無い。
多くの人がリフトアップする理由はここにあるんですね。
あと、干渉する部分も曲げるかカットして補強材を組むとか。

この車の弱点は、ホイールが一般的な乗用車のソレじゃないこと。
ほぼ専用といっていいホイールです。同じホイールを使えるのはパジェロとか。
どこぞで余ったホイール付きタイヤを履かせるといったことが
簡単ではないので、そこは忘れちゃいけないところ。
あとは、錆が大規模に多い中古がかなりの弾数出回っているってことですかね。
塗装があまり得意じゃない鈴木さんはもともと錆びやすいですが、
20年も販売し続けた車なのである程度妥協が必要です。
ラダーフレームなので、多少錆びても簡単には朽ちないですが、
居室やエンジンルーム、アームの接続部分はしっかり確認して購入しないと
大きい失敗に繋がるかも。
大雪の時に使う車を考える ホンダZ編
2018.09.09


↑Wikiからの直リン写真。

ホンダが作った最初で最後の本格軽SUV、ホンダZ。
全てにおいて類を見ない作り込みをしていました。
ミッドシップレイアウトで50:50の理想的な重量配分。
エンジンを後席のシート下に収納したことで
室内空間は高さこそ無いもののかなり広い。
そしてこの時代では珍しい電動パワステと、両席エアバッグを備えます。
フロントにはエンジンが無いためちょっとしたスペースがあり、
そこにスペアタイヤが入っています。
その隙間があることで事故を起こした場合にも高水準の衝突安全性をもっているようです。
肝心のSUV能力ですが、ホンダには珍しいフルタイム4WDで、
センターデフにビスカス式デフを搭載することで
前輪が空転しても後輪に、後輪が空転しても前輪に途切れることなく駆動力が伝わります。
当時この方式を採用している軽は私が知る限りまだないと思います。
更にメーカーオプションでリアデフにヘリカルLSDを搭載でき、
最大3つのタイヤが空転しても前に進めるという、走破力抜群な車にすることができます。

では、購入時に重要な情報をまとめます。

発売期間は1998年10月~2002年01月で2000年6月にマイナーチェンジをしているので
狙うならマイナーチェンジ後の方が良いが、車輌型式は同じGF-PA1なので
見た目の判断は難しいかも。グレード名はマイナーチェンジ前と後で変わっています。
車検証が見られるならそれを目安にするといいかも。
私はターボが希望なので、
Zターボか、Zターボスーパーエモーションのどちらかを狙います。
ターボをなぜ選ぶか?ですが、メーカーオプションになっているヘリカルLSDが
ターボ車しか付けられなかったからです。
中古車でLSD搭載のを見つけ出すのは博打に近いですが・・・。
試乗できれば、ハンドル全開まで切って、リアデフからでる音で判断できるので見つけやすいのですけどね。
あとABSがオプション扱いになっています。どうせなら付いているものがほしいですね。

標準タイヤは175/80R15でタイヤ外径は661mm。
雪対策なので車高が高く肉が厚いほうが断然有利です。
履ける最大サイズについて、調べてみると
205/70R15外径668mm
195/80R15外径693mm
215/70R16外径707mm
まで履けるというデータがネットにありました。
標準から24mmの車高アップ。うーん1インチも満たないのか・・
もし225/80R15が入るならば40mmのアップ。
うーん、2インチくらいリフトアップしたいですね。

この車を探すときの重要ワードは、
・2001年~2002年
・Zターボスーパーエモーション
・ABS
・ヘリカルLSDの記載(まず書かれていない)
これらを頭に入れておけば失敗しないかも。

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