【ジムニー JB23W】デフオイルのろ過(再使用)と錆転換剤
2022.06.02
しばらく天気が悪かったのですが、
ようやく晴れたので、デフオイル漏れの処置をしたいと思います。



デフの下は狭いので、大きめのタッパ(4.2L入ります)で受けました。
動かすときは蓋を被せることができるので、零れることもなくかなり便利。



濁っているようにも見えますが、
細かい泡があるのでそう見えているだけです。
全然キレイな状態。
だって交換してからまだ100kmも走ってないし・・(;´Д`)



そもそもエンジンオイルと違って燃焼に触れる部分じゃないので
簡単に汚れるものではないですけどね。
流石にこのまま捨てるのはもったいないので、
今回は禁断の「濾過して再利用」を行います(;´Д`)
濾過フィルターはブルドック。
エンジンオイルの時はコーヒーフィルターで試してみましたが、
余りにも落ち切るまでの時間が遅すぎたので、今回はやめました。
デフオイルはさらに粘度がありますからねぇ・・
ブルドックなら全部落ち切るまで10分程度で終わりました。



大体予定通り1.7L取れたかな。



足りない場合はトヨタのギアオイル GL5を買ってあります(;´Д`)
使わない場合は倉庫に保管。最近オイル関連も値上がりが凄いので、
消耗品は買っておいても損はない。



オイルの充填はオイルサクションガンを使いません。
灯油ポンプでおなじみのサイフォンポンプです。
デフオイル用としてわかりやすいように緑色にしてみました(*'▽')



このままだとさすがに長いので、程よい感じに切ります。
短すぎるとオイルを最後まで使い切れないし、
長すぎると車の下に入りきらないので
このバランスが難しいです(;´Д`)



漏れ対策は、
古いドレンボルトに液ガスを塗るか
PTFEテープを巻き付けるのが一般的ですが、
私は新しいドレンボルトを純正で用意しました。
何回脱着したか分からないボルトなので
新しいものに交換したほうが確実という判断です。
左が新しいもので、右が古いもの。
新しいものにはガスケット剤も塗ってあり
見るからに漏れが止まりそうです(*'▽')



さてオイル戻しに取り掛かりますが、
見ての通り、いくらジムニーでも最低地上高が低くて
正面からタンクが入りません。



運転席側のタイヤハウスの下からならアクセスできます。
ホースの長さもちょうどいい。



デフオイルなんて固いもの送れるわけないと思いこんでいる方、
普通に送れます(*'▽')
真冬の寒さではどうなのか分かりませんが、
オイルを温めてからなら冬も余裕でいけるんじゃない?
と思います。
むしろ、何度も「立って吸ってしゃがんで押して」、
を繰り返すサクションガンより楽ですわ(;´Д`)
サイフォンポンプを使うときの弱点というか問題点は、
ホース部分が長いため、キレイに最後まで使い切れない事。
どうしても吸いきれず、吐ききれず余してしまいます。
でも、余ったら容器に入れておいて次回使えばいいわけですからね、
何事も工夫です。
この作業の終了後、オイル漏れは無くなりましたとさ。

オイルは抜いた分だけで足りました。補充無し。
オイルを抜く作業の時、上のドレンボルトを外した途端
大量にあふれ出てきたので、規定量より多く入っていたのだと思われます。
充填したとき前輪側をウマにかけたままオイルを入れていたため
油面がボルト穴より低くなってしまったんでしょうねぇ・・
水平状態でしっかり充填したら、逆に余ったというオチ(;´Д`)



デフオイルの作業をしているときに気になってしまった、
フロントアクスルホーシングの錆。
見てしまったら対処しなきゃいかんよねぇ・・(;´Д`)



事前に買ってあった「さびチェンジ」
赤錆(酸化鉄)を黒錆(リン酸第二鉄)に化学変化させます。
黒錆になってしまえばその部分は酸化による浸食が止まるので安心です。



寝ながらなので全体が見えてませんが、
とりあえず目立つ部分を金ブラシで擦ります。
汚れをパーツクリーナーとキッチンペーパーでふき取り。
そして錆に「さびチェンジ」をヌリヌリ。
塗った直後は白っぽいですが、だんだん紺に変化していきます。



2時間経った様子。
紺がさらに深まって黒に変わってきました。
完全硬化には24時間かかるようなので、
上からの塗装はその後となります。
厚塗りしたいときは1時間後から可能との事です。



これが24時間経った様子。
黒くなって錆が目立たなくなったけど、
塗ったところだけ艶ありになってしまった(;´Д`)

さてこの上に艶消し黒、塗るべきか塗らざるべきか・・・
スプレーよりハケの方がいいかなぁ・・・

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