【ジムニーJB23W】マフラー交換
2022.06.08
前回の車検でマフラーの太鼓部分と中間パイプへの接続部に
廃棄漏れが発生していました。
ガスケットの交換と周りにマフラーパテを塗ってごまかしましたが、
太鼓部分の錆がひどいので交換します。
次の車検が11月なのでその対策にもなりますしね。
マフラーは純正品で十分。爆音マフラーなんて絶滅してしまえ(;´Д`)
でも純正は高い。そこでHST辻鐵工所さんが、
純正互換品のマフラーを安価に販売してくれています。
価格10,547円(税込)
楽天やYahoo、アマゾン等各ショッピングモールで販売されていますが、
今までどれも送料が2,500~3,000円くらい掛かっていました。
ところが最近、楽天での取り扱いが無料に変わったのです。
これはラッキー(*'▽')



期限付きのキャンペーンなら逃すわけにはいかないと
即買いしましたね。後から送料とられるのか?
とヒヤヒヤしましたがちゃんと無料で届きましたよ。

このマフラー、本体はオールステンレス。
パイプ部もステンレスでできています。
正直言って上位互換。純正品を超えていますよ。



送料無料なのに航空便で送られてきました。
注文して、あっという間です。
まったく急いでなかったので恐縮です(;´Д`)



ちゃんとガスケットも付属してますよ(*'▽')
全体は奇麗に塗装されています。ステンなので塗らなくてもいいとは思うんですが、
値段以上にコストがかかっていると思います。
塗装するときネジの部分にゴムキャップでマスキングしてくれている気遣いがうれしい。
でも溶接のスパッタは取ってほしかったな(;´Д`)

問題点を指摘するとすれば、マフラー本体にシールやら、テープやら張るのはいただけない。
剥がしたところに糊が残ります。
その糊を清掃しようと、IPAやら、パーツクリーナーやらで拭こうとすると
塗装に変化が・・・・。塗料はいいもの使ってないですね(;´Д`)



こっちの管は塗装がされてない。
焼き色が見えるように考えられているのかな?
うーん、全体的にこの品質で10,547円は安い。



このマフラーを買うとき、年式では判断はできませんでした。
うちの車は5型なので後期型なんですが、2004年9月なんですよ。
1か月ズレてますね。
車体番号と、パーツ番号で追っかけてこのマフラーが正解と判断しましたが、
念のため販売店に確認してもらいましたが私の判断で間違いないとのことです。



さて、作業を始めましょうか。
まずはバンパーを外します。
ベテランはバンパーを外さずにできるみたいですが、
少ないスペースでハンガーからマフラーを外す自信が無い人は
バンパーを外す方がいいでしょう。



バンパーを外すのは手慣れたもんで、10分かかりません
その10分も道具を準備する時間が大半です(*'▽')



バンパーのボルトは錆びやすく折れやすいので、
油を吹いておきます。
1本折ってしまい、ステンボルトに変えてます。
全部ステンに変えたい。でも高くて買えねぇ(;´Д`)



中間パイプと太鼓の接合の様子。
かなりヤバめな予感。
前の車検時に腐り落ちていたので、
自動車整備工でボルトとナット留めにしてもらっていたのですが、
そのボルトとナットもヤバい状態。
たった2年でこれだけ痛むというのはひどすぎる。
焼き付き防止剤が塗布されていないのは確実で、
ボルトナットも新品でない可能性がたかい(;´Д`)
前回の車検直後にしっかり確認して
ステンのボルトとナットに変えておくか、
焼き付き防止剤を塗っておけば良かったと後悔(;´Д`)



必要以上に長いボルトが使われていたのでディープソケットじゃないと届かない。
単発で何種類か持っているけど、今回必要なのは12mm。持ってないわ(;´Д`)
急遽、セットで用意しました。
最近SK11を愛用してます。
アストロの中華品を揃えるくらいなら日本製のSK11の方が安心ってなことで。
SK11製品使ってて困った事ないですよ。ホントに。
KTC、トネ、コーケン買うべき?確かにいいけど高くて買えませんて(;´Д`)



みんな大好き金の卵。おそらく出番が来ると思われ・・

結局上側のボルトは頭が舐めてるし、ナットと供回りするしで、
面倒だからサンダーで切断してやりました(;´Д`)
下側のナットはボルトに固着、さらに供回りという悲惨な状況だったけど、
下に潜りながらグラインダーで切断するには危険すぎると判断。
よってボルトは先細バイスで固定。ナットはバーナーで火あぶり。
あぶったら固着が剥がれていい感じに回ってくれました(;´Д`)

今考えたら、マルチツールの金属対応刃があれば
安全かつ短時間で終わったはず・・・
なぜ買ってなかったんだ。後悔しきり(;´Д`)



マフラーの交換なんてすぐ終わるべ。
なんて思っていたのに、このボルト達だけで1時間半は消費しました(;´Д`)



マフラーハンガーは作業スペースがあれば簡単に外せます。
まず油を挿しておきます。↑は右側



↑こちらは左側。



用意するは、1家庭に1本はあるであろうウォーターポンププライヤー。



このように挟んで握るだけ。
油を挿していれば、さほど力を入れなくてもするっと抜けてきます。
手で外そうとしたり、マイナスドライバーでこじったりは難易度高し。



あっさり抜けて脱落。簡単すぎ。
でもバンパーを下ろしていないとちょっと厳しいかもね。

左側も同じように外します。



結合部はサビサビ。
これじゃ排気漏れするわなぁ・・



金ブラシで表面をしっかり清掃。
さらに、綺麗なフラット面を出すために、
グラインダーにナイロンディスクを付けて磨きます。



取り付けですが、マフラーハンガーの穴には油を吹き付けておきます。
そうしておけば、指の力だけでするすると挿しこむことができますよ(*'▽')



ここでガスケットとフランジナットを用意。
でもこのナット、後でステンに変えておこうかな。
いつか中間パイプが腐って交換ってなった時に楽したいし・・・(;´Д`)



ボルトのネジ山にたっぷりと焼き付き防止剤をヌリヌリ。
指で全体に行き渡らせます。



今回用意した焼き付き防止剤は
Permatex アルミニウムアンチシーズ焼付き防止剤です。
Permatexのはアルミニウム粉末が主成分で870℃まで対応します。
ワコーズのスレッドコンパウンドは銅粉を主成分にしており850℃まで対応。
どちらを選んでもいいとは思いますが、
グラム単価ではワコーズのスレッドコンパウンドの1.5倍(;´Д`)
でも製品価格はPermatexは半額以下。
焼き付き防止剤はたくさんは必要ないですから、
高性能なものを少量、安く欲しい人はPermatexがオススメかと思います。

但し主成分は理解しておくべきと思います。
同じ金属同士はくっつきやすいので、
間に別の金属を挟むのが焼き付き防止剤の狙いですが、
アルミ製品にPermatexを使うと性能が発揮できない可能性がありますね。
その場合はワコーズを選択したほうがいいかもしれません。



ナットにも付けておきましょう。
焼き付き防止剤ってあまり使う機会無いですからね。
じゃんじゃん使いましょ。



ネジ止めして交換作業完了。
後はバンパーを戻して終了です。
当然のことですが、廃棄漏れはありません。



これが古いマフラー。
ガラス繊維で強化されたアルミテープで補修しているところは
3年過ぎた今でも形状を維持しています。
でもそれ以外は穴があいてたりしてひどい状況です。



前回処置では、マフラーパテで穴埋めし、
その上からアルミテープを巻く方法を取りましたが、
その方法は正解でしたね。
アルミテープの上にマフラーパテを盛っていたら風化ですぐ崩れたでしょうね(;´Д`)
もっとひどい状況になっていたはずです。
とは言っても交換は回避できなかったわけですが・・・(;´Д`)

交換した後、音は特に変わりませんね。
純正の音そのままでした。
ステンレスマフラーになったことで少し変化するかと思ったのですが意外です。



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