Z4タブレットに付けるガラスフィルムを考える
2015.07.29
Z4Tablet SO-05Gが来たと言うことで、前々から検討していたガラスフィルムについてまとめたいと思います。
ガラスフィルムは初の試みで、全くの予備知識がなかったことからGoogle先生やYoutuber様からいろんな知識を取り込みました。あくまで経験者の意見を聞いているだけで数値的な根拠はありません、これから書く内容は間違っている部分があるかもしれませんがご容赦下さい。
 
さて、情報を集約すると大事なことは数点に絞られることがわかってきます。

1:国産ガラスはハズレが少ない。
2:高ければ良いということではない。
3:薄ければ良いということではない。

この点を踏まえて検討していくと、rise productsの製品が程よい落としどころなのではないか?という判断に至りました。
 
【国産ガラス素材】【riseシリーズ】Sony Xperia Z4 Tablet 液晶保護強化ガラスフィルム ガラスフィルム 硬度9H 超薄0.4mm 2.5D ラウンドエッジ加工 飛散防止処理

 
0.4mmというのは少々厚い気もします。Z2から進化した薄さをガラスで失う計算です。ですが薄すぎるガラスは9Hの強度を持っていても簡単に割れるという情報が多いため、割れやすいよりはマシかと判断。(各社ガラスの薄さを謳っていますがシリコン層があるので実際は厚いという製品もあるようです。)何よりも定評のある旭硝子を使っていると明確に記載しているのに好感が持てます。そして今では定番のラウンドエッジ加工、飛散防止、防指紋は当たりまえとなっており、透過率も93%とまずまず。有名なゴリラガラスで最高95%、高価なDeffやOverLayは93%ですので、ほぼ同等です。
そして決定打となるのが価格。税込送料無料で1,479円とかなり安めです。これだけの情報があれば、判断に十分。そういう訳で即発注します。
 
 
 
さすがamazon、すぐ届きました。

さて開梱。まず入っていたのは簡易説明書。貼り付け方や、初期不良の案内等が書かれています。

次に、クリーニングクロス。アルコールを湿らした物では無く乾式です。

そして本体であるガラス。クッション袋に覆われていますので、優しく取り出します。

写真が携帯で撮った物なので見にくいかもしれませんが、透明感が感じ取れますでしょうか?
少々厚みを感じます。一見するとアクリル板?と思わせる部分もありますが、割れたら困るので慎重に持ちます。割れが無いことを確認。透かしてみても問題は無いように見えます。
このガラスですが、貼り付け面はクリアフィルムで保護されていますが、反対側は何も保護されておりません。ここら辺は格安品クオリティかな?と思わせるところです。
以上3点です。
ちょっと付属品が少ない(せめてアルコールは欲しかった)気がしますが、価格を抑えるために必要最低限なのでしょう。そう思う様にします。
 
早速貼ってみます。
定番通りの方法でやってみましょう。まずタブレットが使用済みならば、液晶面を無水エタノールで指紋などの油分を綺麗に拭きます。その後、メンディングテープかセロテープで液晶面の埃を取り、取り終わったら全面にテープを貼ります。(このとき、1工程で全テープが剥がれるように工夫して貼りましょう)未使用品ならば、ガラス面に保護フィルムが貼ってあるので、そのままで結構。なるべく着衣は少なめに風呂場に向かいます。タブレットを平たい場所に起き液晶面に貼ってあるテープを剥がします。そして液晶面の上で、上から埃が落ちないように傘になるイメージでガラスフィルムをかざし、貼り付け面のフィルムを剥ぐ。ガラスフィルムを液晶に照らし合わせ速やか置く。置き終わったら中央をトンと指で押すだけでじわーっと空気が抜け全面が吸着します。
 
成功です。埃は1つも見当たりません。隙間も正確で寸分も違いません。この方法だとかなりの確率で成功するので、貼るのが苦手な人はチャレンジしてみて下さい。
 
 
さて、今回チョイスしたガラスフィルムについて個人的な評価をまとめさせていただきますが、
その前に1つ報告しなくてはなりません。キレイに張れたが為に、ガラスに最初から入っているキズが目立つ。張る前には気がつかなかったのですが、ガラスの縁周辺は細かいキズが多くあります。爪を当てると引っかかるほどです。画面中央には斜めに横切る小さいキズもありました。(これは爪では引っかかりません)

硬度9Hのガラスが貼り付け中にキズが着くというのもおかしい話ですし、堅い物を当てた記憶もありません。
これは初期不良なんじゃ無いかと思い、同梱されていた初期不良案内(メール)から問い合わせて見ました。
すると、直ぐに返答が。
「海外からの輸送中にガラスフィルム同士で発生した傷と思われます。初期不良対応致します」
とのこと。おおおお~~~ 良サポートだ~~~。安いのでサポートは期待できないかなと思ったのですが、とても良心的です。この点で不安な方が居ましたら少しは安心出来るのではないかと思います。
 
 
 
閑話休題
個人的な評価についてまとめます。

【タッチ】
今のところ正確に操作できています。しかし厚みのせいなのか、
少し反応が遅い気が。気にならないレベルですけどね。
指の滑りはなめらかですね。最近歳のせいか指の脂が無くなってきているので、より滑ります(笑)
ペンも滑らかに流れています。

【透明度】
流石はガラスと言うべきか素晴らしいの一言です。
D800の高精細写真を何枚か入れて見てますが、ヘタなプリンターで印刷するより断然キレイに見えます。
2Kの恩恵もあるのでしょうが、この製品はその良さを打ち消すこと無く透過してくれています。

【指紋】
指紋が付きにくいというフレコミですが、これに関しては期待しない方がいいでしょう。
付きます、かなり付きます。毎日拭いています。普通の液晶と変わりません。

【強度】
これはまだ良くわかりません。敢えて割れそうなことをするつもりは無いので(笑)
今のところキズはありません。一度間違ってボールペンを当ててしまったことがありますが、
それくらいではキズは付きませんでした。

【厚み】
あります。結構あります。その分強度も増していることを貼る前のガラスを持ったときに体感できます。
ですが、貼ってしまうと、貼る前のZ4タブを知らない限り素人目にはわかりません。
貼っていることすら気がつかないかもしれません。
ラウンドエッジですが、ちょっと加工が甘いですね。指を切らないように多少研磨されている程度とみていた方がいいです。

【その他】
水を載せると広告通り玉になって弾きます。オレオフォビックコーティングはキチンと施されているようです。

使用レポートは以上ですが、コストパフォーマンスも考えると当たりの商品ではないでしょうか?
不良品を引いたときは、これがこの商品のクオリティかもと疑いましたが、
対応の良いサポートで直ぐ正常品を送っていただけましたし。値段を考えたら十分すぎると思います。
保護ガラスなんて消耗品だから安く済ませたい!なんて人にはお勧め致します。

以上
廃インクリセットについて
2015.07.29
先日の廃インクリセットについて、後日談をば。
「Epson Ink Pads Reset Utility」での解除ではすぐにロックされ全く意味をなさないことがわかりました。
というのも、EPSONのプリンターはカウンターが2種類に分かれており、上記のソフトでは1種類しかリセットしていない模様。(有料ソフトのWicResetで廃インクカウンター情報をみると2項目で%数値があることがわかります。)
正確には2つめの項目は数%しか下げてくれない模様。
なぜこの様な仕様なのか疑問が残るのですが、2つめのカウンターをリセットしなくては完全にリセットしたことにはなりません。

素直にWicResetにお金を払いリセットしたくなる衝動に駆られますが、ひとまずググってみます。
すると胡散臭い情報ですが結構でてくるものですね。結論を先に書きますがWicResetにお金を払わなくてもリセットすることが出来ました。
以降、自己責任且つ多少詳しい方だけお付き合い下さい。

まず検索してわかったのは、雄志が作った「RESET_EPSON_TX730WD.exe」というプログラムが存在しています。素性は全くわかりません。ただこのプログラムでリセットが出来たという情報のみが海外で出回っています。

記事を信じて探してみますが偽物が多く本物にはなかなか辿り着けません。セキュリティソフトが反応するものも沢山遭遇しました。(絶対にメインパソコンで探してはいけません。割りの悪いバクチです。)
その中で漸く本物らしき物を見つけました。
(注:この本物らしき物でもセキュリティソフトが反応しました。正規にリセットする物ではないので、反応して当たり前という気もしますが。)

(申し訳ありませんがリンクは公開できませんし、プログラムもこちらでは提供しません。)
本物も胡散臭いのです。何しろアイコンに武田と書かれているのですから。

海外のものなのに武田? 一抹の不安がありますが、安全を考えてVMWARE上に用意した仮想PC(windows7)でダウンロードしLANを停止させた後、展開します。もしもの感染を考慮し、成功しても失敗してもこの仮想PCは削除する方向で扱いましょう。時間はかかりますが、アングラなものを触るにはこのひと手間が重要だったりします。

VMWAREは個人利用ですと無償で使えるので、余っているOSがあれば是非作っておくことをオススメします。(今回のような実験であれば、プロダクトキーを入れないでインストールしたWindows7で十分です。1ヶ月は体験版で使えます)

結果は成功です。USB接続で、プリンタードライバーを組み込んだ後じゃないと実行出来ないのはお約束ですが、VMWARE上から問題なくリセットが出来ました。
幅広い設定ができるソフトのようですが、その項目の1つにリセットする機能がある模様です。WicResetを起動して廃インクカウンター情報を見ても、2項目とも0%になっています。これでまだまだ使えますねEP-804A!

くわしい操作方法はソフト名でググるとヒットするのでそちらをご覧下さい。
以上、廃インクリセットの後日談でした。
EP-804A の「廃インク吸収パットの吸収量が限界に達しました。」対策
2015.07.27
到頭うちのEP-804Aが悪魔のメッセージを吐きました。
このメッセージ、自分でエプソンに修理へ出すと11,000円(税抜)で受け付けてもらえる様ですが、
(別段異常が無くパッドの交換のみの作業で終わった場合は4,000円で処理されるようです。)
送料やら交換料金やら梱包・発送の手間なんかを考えると事実上の買い替えサインと捉える方も多いでしょう。

しかし、最近のインクジェットプリンタ事情を見るとDVDトレイは手差し、50番インク廃止、オフキャリッジ廃止等、色々と嬉しくない変更が多いようです。
そうなるとEP-804Aが自分の要望に合致する最強モデルであり何としてでもこの機種を使い続けたいのです。
今後も長く使って行きたいので、備忘録をかねて対策方法を書いておきます。(後半は難易度高し)

廃インク警告が出るとプリンターはロックされて印刷が一切行えなくなります。
そのロックを解除するためにはEpsonが自ら提供している「Epson Ink Pads Reset Utility」を使用します。このユーティリティは日本では提供してなく海外のEPSONサイトでのみ入手可能。これを日本で配布していないということは大人の事情があるのでしょうから、URLを書くことはひかえます。ネットで検索すると情報がワラワラでてくるのであくまで自己責任ということでどうぞ。

EP-804Aの海外名はArtisan730のようです。このモデル用のツールをダウンロードするわけですが
提供ページ1枚目のModel選択ではその名前がありません。
ここはとりあえずもっとも近いArtisan725を選びます。すると、他の問いに答えずとも数秒後画面が切り替わり新たな入力枠が現れます。
「E-mail address」にはここで自身が受け取ることが可能なメールアドレスを入力し、
「Region/Country」にはUSA、「ProductModel」にArtisan730を指定。
「Serial Number」は、半角英数字で10文字を適当に入力すればok(再度使うので忘れないように)
入力が終わったら「Get Activation Key」ボタンを押してメールが届くのを待ちます。

届いたメールには、ツールのダウンロードリンクとActivation Keyが書かれています。
ツールを実行したときに先ほど入力したシリアルとActivation Keyを必要としますので、求められたら入力しましょう。
途中「ソフトウェア使用許諾契約書」の画面がでますが、説明をしっかり読み、これからの作業は自己責任ということを再確認した上で「Accept」を押します。

英語で「Please turn off the printer」というメッセージが出ますが、
「プリンタの電源をオフにしてください。」という意味です。
再度立ち上げると、成功していればロックが外れているはずです。
とある廃インクデータを参照するツールでステータスを見ると、廃インク状況を40%にしただけで0%まで初期化したわけではないようです。ですので、次にロックされるのは前回より早いかもしれません。
(注:後日書きますが、そのロックはあっという間に来ました。正直この方法は実用に耐えません。)

とりあえずこれでプリンターが使えるようになったのですが、「廃インクが計算上限界ですよ」とプリンターが判断してロックされたのですから、その廃インクを除去しなくては近い将来に溢れ出てしまいます。
その事態を回避するため除去作業もここでやってしまいましょう。

プリンターの背部のネジ2本を外して、凹みをマイナスドライバーで押し込むと、腹のパネルがポロっと外れてきます。


このとき、廃インク量が予想以上に多いとあたり一面が真っ黒になってしまうので、新聞紙を敷くなり、薄手の手袋をつけるなり対策は万全にしましょう。


吸収パッドは綿っぽい材質を白い不織布でサンドした感じの素材です。
それらが隙間なく敷き詰められていました。


それらパッドをケースから引き剥がし(最低面に敷いてあるパッドは嫌な予感が働いたので黒インクが染みているけどそのまま残しました。)洗って再利用しようと目論んだのですが、洗えば洗うほど原型が壊れていき、もはや使用不可能な域まで達してしまったので剥がしたもの全部を自作することにしました。

代替素材を何にするかを悩んだのですが、ホームセンターのカー用品コーナーをプラプラしていたら、素敵なものを発見!
その名も「吸ちゃん」 25cmx25cmのサイズで20枚入り。税込336円也。

謳い文句は「油、液体、器具の汚れのふき取りに、紙やポリプロピレンよりたくさん吸いとります」
これはインクにもっとも好条件。厚みも2mmくらいなので扱いやすくハサミで成形できるのもGood
早速お買い上げ。

ただ元のパッドをまねてハサミを入れるだけでは、サイズや形が崩れるので、ケースの形をノギスで測り、パッドの形状をイラストレーターで作成。そこそこ精密なものを作ってみました。
一度図面化してしまえば、何度でもパッドを作れるので後々楽です。図面化することによりムダが減りましたので、吸ちゃんは4枚しか使用しませんでした。あと5回は作れる計算です(笑)

(注:メンテナンス性も加味してオリジナルとは形状を違えています。)

図面を印刷し吸ちゃんに貼り付け、線に合わせてパーツをチョキチョキ。
その間ちょっとしたノウハウを使いつつ、組み立てて完成。

思った以上の出来です。

実際に組み上げてしばらく使用してみました。
インクの漏れもなくエラーもなく正常に使用できています。

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