Alienware Aurora R11 DVDブートできない
2020.08.20
Alienware Aurora R11は光学ドライブを内蔵してないので、
使うにはUSBに接続して使用することになります。
Windows上で使う分にはいいのですが、ディスクブートに問題がありました。
BOOTメニューにUSB光学ドライブが現れないんですよね。
USBメモリはBIOSを試行錯誤してるうちにメニューに現れました。
光学ドライブだけなにか問題があるようにしか思えません。
でもAlienwareを購入するときの付属オプションの中にUSB2.0接続の光学ドライブがあるので、特段問題が起きるとは思えないんだけど(;´Д`)

当方で実験したのは
I/Oデータ製 BD-U6XL
バッファロー製 BRXL-PC6VU2
の2つ。双方USB2.0のドライブです。
バッファローのは電源不足を考慮してケーブルを2本挿すタイプです。
両方認識しません(;´Д`)
光学メディアブートできないと不便なんですよ。
すべてをUSBメモリにするにはお金がかかりますし、ちょっと実験でブータブルメディアを作りたいときにPCショップに買いに行くようでは問題です。
コンビニで買え?ありえないくらい高いですよ(;´Д`)
DVDやBDなら1枚50円以下だし要らなくなったらハサミでチョキチョキして捨てればいいだけ。最高に便利です。
まだまだ光学メディアは手放せません( ー`дー´)キリッ

とりあえずDellサポートに連絡しながら様々なテストを行った。
同じトラブルで悩んでいる人のために、調査結果を箇条書きにしておきます。

①USB2.0の端子、USB3.0の端子どちらを使用しても認識しない。

②UEFIからLegacyに変更ができない。項目がグレーアウトしている。

③ブートリストに無いのならリスト項目を追加すればいいということで、File Browser Add Boot Optionで起動先を追加しようと思っても、ここでも選択肢に光学ドライブが現れない。

④DVDディスクがUEFIの起動情報を持っていないのではという指摘があったので、中身を確認してみたが問題なかった。そもそもテストディスクはマイクロソフトからダウンロードしたWindows10のセットアップディスクである。

⑤光学ドライブへの電源供給不足の疑い。用意したバッファローのブルーレイドライブは電源供給用のUSBケーブルがあるので、そちらに5.7V 2.4AのUSB給電を接続して実験。しかし認識せず。電源不足ではなかった。

解決した方法はこちら↓
7月にBIOS1.0.1が公開になっていたので、アップデートしたら認識するようになった!
元の1.0.0には不具合があったのだと思う。設定でどうにかなる問題ではありませんでした(;´Д`)

UEFIからLegacyにできない問題は、このパソコンがIntelが以前から提言していたUEFI class 3で動いているためCSM(Compatibility Support Module)と呼ばれる互換性機能が無くなったせいっぽい。
DELLに質問したら、第10世代の「Intel Core i9 10900F」を搭載しており、Legacyとの下位互換性がないという回答だった。
このCSMのサポートについて調べてみたけど、はっきりと書かれた記事が見つからない。
私はマザーのBIOSにCSMが載っかっていると思ってました。チップセットとかにね。
DELLの話ぶりだとCPU別に動く動かないがあるように聞こえるが、
どちらかというと、第10世代からマザーはピン数も違ってLGA1200ソケット。
チップセットも、インテル400シリーズに代ってしまった。そこにヒントがありそうな気がする(;´Д`)

そう思って調べ方を変えてみたら、情報がでてきましたよ。
「Comet Lake LGAにはレガシープラットフォームとの下位互換性がありません。」
これはCPUの旧ソケットとは対応してないって意味だとおもってたけど、かなり幅広い範囲のLegacyを意味してたのかもしれないね。つまり第10世代のCPUは全てだめなんだと思う。
今後はUEFIのみになっていくのかな(;´Д`)
Legacyブート、結構便利だったのに・・・
Alienware Aurora R11 レビュー (雑感)
2020.08.20

                         ↑デルの紹介サイトから写真引用

選んだパーツ構成はかなりバランスが良かった。
正直10900KやRTX2080Superにしなくて良かったと本気で思った。



Alienwareには自機のステータスをリアルタイムに表示する機能(アプリ)標準搭載されている。
それを眺めていると温度の管理が秀逸。3Dのゲーム(軽め)を3つとFusion360を同時に動かしても、
CPUの温度は42℃~50℃。Photoshop1つなら32度くらい。すごいね水冷。しかもほぼ無音。
i9-10900K選んでたら、こうはならなかったはず(;´Д`)

GPUも私の使う範囲では2070Superで十分余裕。
そもそも2060だったとしても最高グラフィックにしなければどんなゲームもカクカクせずにプレイできるので、
2080Superにする意味はほとんどない。フレームレートが微量上がったところで自己満足のわりに失うものの方が大きいからだ。
私の用途としてゲームの他、Fusion360、Photoshop、illustlator等を多く使うのでVRAMが多ければ結果が良好になる。
そうすると、2070Superは2080無印とほぼ同等の速度が得られコスパがいいのでした。
Quadroの方がいいじゃん!!っていう人はいるかもしれないけど、Fusion360はOpenGLじゃなくDirectXなのですよ。
それにQuadroはアホほど高い。それだけでPCが買えてしまいそう(;´Д`)

Alienware Aurora R11の残念ポイントは、起動ドライブとして組み込まれてきた500GBのSSDがサムスン製だったことかな。



速度は申し分ない。読み込みだけでなく書き込みもかなり速いです。
でもサムスン・・・ 目に見える性能だけはいいのですが、突然裏切られるかもしれない不安感が半端ない(;´Д`)
ザクでいいところをヅダにされてしまった感じ。

そうそう、一つ他のPCにはない部分で驚いたことがありました。
それはKiller Control Centerというアプリです。
AlienwareのようにKillerのチップが入ってないと使えないと思いますが、
このアプリはスニファのような機能があるのです。



例えば、ゲームをプレイしているときや、動画を見ているときに通信速度が落ちたりすると困りますよね?
その時に通信の状況をアプリごとに見ることができ優先順位を決めたりブロックをすると、本命の帯域を確保することができるのです。
さらに、ブラウザでWebを閲覧してるときに意図せず多方面に起きるアクセスがありますが、それもコントロールすることができます。例えば、ニュースサイト等を見てると内容によってはYoutubeやFacebook、Twitterに紐づけされてたりしますが、その紐づけを監視してそれぞれに優先順位やブロックキングができるということです。すごいですよね。セキュリティソフトでもここまで便利で簡単な機能は見ません。
私がとあるニュースサイトを見てるとBaiduとつながっているのを発見しました。この通信は危険なので速攻ブロックです(*'▽')
KillerはXPSやゲーミングなどのちょっとお高めなPCなら組み込まれているようです。
そもそもKillerチップとはなんぞやと、調べてみたところ、通信系の処理をCPUを使わずにネットワークチップ内で完結できるようにしたものらしく、CPU負荷を極限まで下げることをコンセプトにしたもののようです。その副効果としてなのか、通信を監視、制御することが容易になっているということなのでしょう。これだけでも十分価値がありますよ。
最近Killerブランドを展開しているRivet NetworksはIntelに買収されたようで、これからはKillerもIntelチップといっても過言ではない?(;´∀`)
電源の故障率の問題でDellよりHPを買ってたけど、Killer入っているモデルが続くならDellも悪くない。

- CafeNote -