ヤバイ、暑い。
2021.08.05
ケトン計(ケトンメーター)を買ってみた。
2021.06.15

べつに糖尿病というわけではありません(;´Д`)
脂肪燃焼がどの程度行われているのかを可視化するために導入です。
糖質制限は別にしてないのですが、
ジョギングやウォーキング、
筋トレのどれがどれほど効果あるのか、
始めて何分ほどで効果が表れるのか等、
それらを確認するのに便利かなと。
高級な製品は針を指等に刺して血中濃度をしらべるものが多く、
衛生面や利便性が悪いんですよね。
息を吹きかけるだけである程度わかるものが便利なんですが、
さんざんググったけど日本製は見当たりません。
結局中国製になってしまいました。
なので結果を先に述べますが、数値はあてになりません(;´Д`)
上昇するかしないか、急激に上がるのか緩やかに上がるのか
くらいの目安にしか使えません。
めちゃくちゃ安く、おもちゃのようにチャチい機械なので仕方ないでしょう・・
そもそもどんな理屈で呼気からケトン体を検出してるんでしょうか?
ケトン体(アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸)の一つであるアセトンは
揮発性が高く、呼気に混ざって体外に出ていくという話らしい。
そして機械は呼気からアセトンを検出し、
その値から想像して血中濃度を表示しているようです。
この想像してというのがミソで
中国産は膨大なデータなんぞで検証してはいないだろうから、
血中のケトン体濃度というよりも呼気のアセトン濃度を表示しているだけ
と考えていた方がいいかもしれない。
なんか2万円もするケトスキャンという高級機があります。
スマホ連携でログが残せるものらしいです。
スマートライフ研究所という名前の会社が販売しているようですが、
これも日本製じゃない気がします。
データはどのくらい信用できるんですかね・・
しかもこのケトスキャンという商品、使用回数制限があり、
使い切ったらメーカーに送って洗浄・調整という名の
リセットを行う必要があるそうです。
金がかかりますね(;´Д`)


さてウチが買ったケトン計、同梱の説明書が説明足りえてないので、
ネットからいろんな情報を集めて書きまとめてみます。

まず電池は単4電池2本。
電源の入れ方は長押し3秒です。
計測の仕方以下の通り。

1.本体の吸入口(ノズル)を清掃する。

2.電源を入れる。(スイッチを3秒以上長押し)
3.Warm UPと表示され10秒のカウントダウンが始まる。
この10秒のうち前半の5秒はセンサー内に付着したアセトンを
熱して揮発させているのだと思います。
実際にセンサーを見てみると赤く熱しているのが見えます。
あと、後半の5秒は大気中のアセトン濃度を計測しているのでは?と想像します。
待っている間に適度な空気を肺に吸い込み
吐かずに肺にそのまま溜め込んで5秒以上キープします。

4.「BLOW」と表示されたら10秒以内に、溜め込んだ息を優しく送り込みます。
5秒以上送り込み、カウンターが0になる前に吐くのを止めると成功率が高いです。
全部吐ききる必要はありません。
5.成功すると次のステージに切り替わり5秒カウントになります。
この5秒でセンサーに付着した濃度を測っているものと思われます。
BLOWの文字に変化が無いためわかりにくいです。

6.テスト結果が表示される。
私が計測した場合、ハードな運動をしても0.19mmol/Lを上回る数値を出すことができません。
1時間走っても0.19です。ウォーキングは脂肪燃焼が進みやすいのですがそれでも0.19
あと、運動していないのに0.19を出すこともあります。
安定しませんね(;´Д`)
0.19ってエラーコードなんだろうか・・・
実際に動かしている動画を上げておきます。
吐いているときはカウントが見えないのでよくわかりませんが、
動画にしてみると動きがよくわかります。
検出5秒に切り替わらない場合、まずエラーになります。
さて、初めて使う場合は、メーカーでテストに使った残留物が付着している可能性があるので、
しっかり洗浄したあと、3回ほど捨てテストを行ったほうが良いようです。
何度やっても0.00になる場合は、「肺に溜め込んでキープ」をを忘れている可能性と、
吸入口が以前の使用で汚れている可能性があります。
あと、BLOWの10秒カウントは息だまりを本体内につくるだけなので
息を送り込むとき風量が強すぎると、センサーにアセトンが留まらずエラーになるような気がします。
実際のところは説明書が不完全なので分かりません。
この機械は濃度をmmol/Lという単位で測るようです。
吐く息を計測しているのになぜモル?と疑問になりますが、
本来は針を刺して血中濃度をはかるものなので、それに習ってmmol/Lに変換しているのだと思われます。
値の見方についても、まともな記述がないので整理したものをまとめておきます。
※↓2021年7月12日更新(いろいろ実験した結果、以下の見方が正しいのではないかと思われ)
0.0 ケトン体がありません。
0.01-0.05 軽度ケトーシスの状態
(脂肪は体に主要なエネルギーとして使われ始めている)
0.05-0.08 ケトーシスの最適な状態
(脂肪は体に主要なエネルギーとして使われている)
0.1以上 体が飢餓状態になっている可能性
1.5以上 体のケトン体が過剰、病院の診断が必要です。
2.0以上 体が糖尿病によるケトン中毒になっている可能性
=======================================
ここからはマニアックな世界
=======================================
ある程度の動作原理が分かったところで、いじわるなテスト。

実際にアセトン液を使った場合はどうなるのでしょう。

ティッシュをアセトンで湿らし、ビニール袋にいれます。
袋口に鼻を近づけたらかなり強い匂いがします。
これで反応しないとかありえないでしょう(;´Д`)
この袋にケトン計を入れて計ってみました。
結果はエラーです。測れませんでした。
かなり強烈な値が出るかと思ったのですが・・・
所詮中華なのでアセトンを検知してないのでは?と疑問が浮かびます。
もしかしたらセンサーが本物かどうかも怪しい。
ひいき目に考えたとして、Warmupのときに大気中のアセトン濃度が濃すぎるから
エラーにしてるんだろうとう考えもあるんだけど、日本製ならともかく中華だからそこまでやっていないだろうなぁ。

ではBlowの瞬間にアセトンで湿らせたティッシュを突っ込んだらどうなるかを試してみました。
結果は0.02
値は出たのですが低いですね。ちょっと食事を我慢すると0.03くらいはすぐ表示するので
どんどん迷宮入りしていっている(;´Д`)
センサーの表面の網にアセトンがあるくらいでは反応しないということか・・
息で吹きかけないとダメ? そんなばかな・・(;´Д`)
いやそもそも本当にアセトンのセンサーなんだろうか・・、だんだん疑わしくなってきた・・

今度は中身の分解です。
ネジを3本開けるだけで中にアクセスできました。
爪も1か所ありましたが力技で何とかなりなります。

センサーが穴のセンター位置にありませんね(;´Д`)
おそらく空気の抜け道を意図的に作っているのだと想像しますが、
基盤の表面をかすめていくので、
いつか息の結露でショートするかも(;´Д`)
息もれしないように対策が必要ですね。

部品構成はそれほどケチったものではないようです。
チップコンデンサとか使われているので
全てが中華おばちゃん手工業ではありませんね。
センサー、液晶、電池ボックスへの配線は手作業。取り付け方が汚すぎます(;´Д`)
センサーは3ピンのものが使われています。
https://www.shinyei.co.jp/stc/products/iaq/gassensor.html
↑アセトンを検知するセンサーなのであれば、
おそらくこの会社のセンサーを真似たものだとは思います。
本物は使っていないだろうなぁ・・・
使ってたらAliexpressで2000円程度で売れるわけがない。
この日本製のセンサーだけ自分で手に入れば交換してみたいな。
秋月とかで売ってないだろうか・・(;´Д`)
しばらくは0.19を超える値がでるかテスト続けてみよう。
糖質制限ダイエットをしたら違う結果が出るかもしれない。
ジョギング中のベストな酸素濃度(SPO2)
2021.05.23
検索してもあまり良い情報が見当たりません。
きっと、極秘事項扱いなのかも(;´Д`)
論文ではガチトレランの低酸素トレーニングに触れたものばかりで
中年では死に直結するデータであまり参考になりません。
一般人の健康トレーニングでベストなデータっていったいどれくらいなんだろう。
低酸素トレーニングは小まめに水分補給することを前提に80〜90くらいのSPO2で走るのがいいという書き込みは見ました。それも本当かどうか怪しいものです。エピデンスがありません。
私のいつも走るコースは獲得標高が120mの坂道、平坦な道の混合。
大会に一切出ることのない一般人のトレーニングには結構な強度だと思うのですが、
最近冬眠から覚めた熊よろしく私の運動能力は本調子ではないようで、
すこしゆっくり走っていても心拍が170を簡単に超えてしまうほど衰えています。
それに加えSPO2を図ると90%を下回ることもしばしばあったので、
リスクを考え90%未満になったら歩くようにしています。
これは本当にいいのだろうか。
きっと、極秘事項扱いなのかも(;´Д`)
論文ではガチトレランの低酸素トレーニングに触れたものばかりで
中年では死に直結するデータであまり参考になりません。
一般人の健康トレーニングでベストなデータっていったいどれくらいなんだろう。
低酸素トレーニングは小まめに水分補給することを前提に80〜90くらいのSPO2で走るのがいいという書き込みは見ました。それも本当かどうか怪しいものです。エピデンスがありません。
私のいつも走るコースは獲得標高が120mの坂道、平坦な道の混合。
大会に一切出ることのない一般人のトレーニングには結構な強度だと思うのですが、
最近冬眠から覚めた熊よろしく私の運動能力は本調子ではないようで、
すこしゆっくり走っていても心拍が170を簡単に超えてしまうほど衰えています。
それに加えSPO2を図ると90%を下回ることもしばしばあったので、
リスクを考え90%未満になったら歩くようにしています。
これは本当にいいのだろうか。
パルスオキシメーター。中国メーカーと国産メーカーの違い
2021.02.04

中国メーカーが設計、製作したパルスオキシメーターが届きました。
Aliexpressで注文したので500円程度で買えたんですが、amazonだと1400円以上で売られてるんだね。

写真だと普通に見えるけど、実際に手に取ってみると安っぽさが半端ない(;´Д`)
プラスチックの雑感がすごくどこを見てもカドが立っている。あまり無頓着に使うと指を切ったりするかもしれない。
そしてどのプラパーツも精度があまいのできっちり噛み合っていない。
実際、スイッチと液晶がある青いパネルは指を入れたり抜いたりしてるうちに簡単に外れてしまった(;´Д`)
自分で接着剤で付けた方が良いかもしれない。
流石中華だ。雰囲気的にダイソーで300円で売ってそうなかんじ。
まぁ、それでも電気系が正常に機能すれば十分という人が多い。
そこで日本の厳しい検定を受けたダイキンのパルスオキシメーターと比べてみようとおもう。
同時に動かして違いを見てみました。
指が違えば値が違うという人がいるかもしれないので、指を逆にした動画もアップしてあります。
この動画からわかることは中華パルスオキシメーターは1~2%ほど少なく表示されることが多いようです。
心拍数は1回か2回くらいズレる程度なので問題はあまりないでしょう。
でも酸素濃度が1~2%も違うと、日常生活で結構値が下がったり上がったりするので96%未満で呼吸不全の恐れというガイドラインに従うと、簡単に下回ってしまいそうな気がします。
中華パルスオキシメーターを使っている人は数値に振り回されることの無いように注意する必要がありそうです。
ただしいくら中華といえど90%未満とか明らかに低すぎる場合は参考にしてもいいのかなとも思います。
お金に余裕があれば、日本のメーカーが設計した認定品を買うことをお勧めします。
オマケ
別のタイプの中華品も検証しました。
こちらはより低く表示されます。ほぼ2%は低いですね。

説明書が入っていたので精度を見てみたところ、
80%~99%の場合、誤差は±2
70%~79%の場合、誤差は±3
って書いてる(;´Д`)
中華品は医療機器に対しても優しいです・・・(;´Д`)
ダイキン DP1 パルスオキシメーターを使ってみる。
2021.01.17

ブログに書くつもりはなかったけど、最近になってパルスオキシメーターがバカ売れしているようなのでウチにあるダイキンのDP1についてまとめてみました。
パルスオキシメーターとは血液中の酸素濃度や脈拍数を測定できる医療機器な訳ですが、
健康成人の正常値は96~100%。90%以下となると低酸素血症と呼ばれて、何かしらの疾患が疑われ病院で治療となることが多いという。そういったヒントを得るためにも重要な機械です。
で、バカ売れの原因はコロナな訳ですけど、
陽性判断ができるわけでではないとされながらも、自分で体の様子が簡単に一瞬で調べられるのが素晴らしい。
コロナは肺炎なのでこの機械が示すデータはかなり重要のようです。
江戸川区では自宅で療養する人の症状の悪化にいち早く気づけるようにパルスオキシメーターを貸し出しをはじめたりと、その重要性が増してきています。
一部の有名人もSNSに購入を薦める書き込みがあったことで、通販業界は一気に枯渇したようです。
医療機器として認定を受けているものを個人で買うのはかなり難しい。
現在、簡単に買えるのは胡散臭い中華品。国内ではそれが4,5千円とかで売っているのですが、全く同じものがAliexpressで500円~1500円で売られています。
体温計ですら中華は信ぴょう性が無いですから、なるべく日本のメーカーが開発し日本の検査をクリアしているものが欲しくなるのは当たりまえ。
テルモやオムロンなど、超一流のものは6万くらいします。さすがにこれが売り切れている様子はありませんが、NISSEIやコニカミノルタで出している3万のものでも売り切れ続出。日本で認定を受けているものは入手困難です。
私が持っているダイキンのDP1は、売り切れる直前は価格が高騰し1万を超える事態になっていたようです。12月17日に買ったときは税込6980円だったんですけどね(;´Д`)

ダイキンは古くからこの手の機械を取り扱っています。認証もばっちり受けていて安心です。
中国メーカーのものでも日本で認証のある製品であればいいと思うけど、それを見つけるのは大変です。

検査方法はかんたん。指を差し込むだけ。
勝手に電源が入り計測開始。指を抜くと電源オフ
マニキュアは禁止。爪側から光を飛ばし、腹側のセンサーで拾うしくみなので、爪になにか塗られていると正常に判断できない模様。
安静にしていると99%~98%を示すことが多い。限界まで息を止めると93%まで下がった。
息止めで90未満に下げるのはかなりしんどいとどこぞで見たけど、その通りだなと。
息を止めつつ運動でもしないと90未満はいかないかな。やらないけど(;´Д`)
面白いのは入浴後に計測したら96%まで下がった。苦しい感じはしてないけど体は酸素不足らしい。
コロナに感染し無症状であっても血中酸素濃度はかなり下がるらしいので、体が苦しいと感じていなくても数値は気が付かない間に変化しているのだと思う。
マスクをしたらどう変化するのかも試してみた。マスクを付けていると息苦しさがものすごい。頭がクラクラすることもあるので、さぞ酸素濃度が低くかろうと思ってたが事実はそうではなかった。
99%で安定してたものがマスクをつけて5分くらいすると98%で安定するようになった。1%下がったのは確かなのだけど、微量なので誤差の範囲かもしれない。そのかわり心拍が分5回ほど増えているので体がうまくバランスをとっているのかもしれない。
ちなみにPolarのIgnaiteでは動脈血酸素飽和度(SpO2)を測ることはできないが、VO2max(最大酸素摂取量)は知ることができる。私の年代で普通とされる値は38.5。42.4で高い。46.4でかなり高いとされる。
冬に入る前に走ってた時はVO2maxは最大で49。最近はルームランナーでウォーキングだけの運動だけど46。この数値が異様に下がるようならパルスオキシメーターと同様に体調が悪いと判断できるかもしれない。
最近、仕事先でaliexpressから中華の激安パルスオキシメーターを買いました。
届くまで1か月はかかると思いますが、届いたら認定を受けたものと比べどれほど差があるのかチェックしてみたいと思います。