【Cetus Mk3】組み立て
2020.02.05
だいぶ日にちが経ったけど、パーツを眺めながら組み立てレビューしていきます。
基本となるメインユニット。
Y軸方向のレールもついてます。
妙に脂っぽい汚れが付いているのでパーツクリーナーで拭きふき。
レールのグリスが飛び散ったのかな? 妙に黄色い汚れでした。
初見での感想はとにかく小さい。定規を当てていますが、18cmありません。
ケーブルの類がタイラップでまとめられているので解きます。
タイラップを切ってはみたものの、端子の先端が本体の奥に入り込んでいて出てきません。
仕方ないのでケースを開けて配線を整理することに。
ケースの外し方は裏返して、赤矢印のネジを外すだけで簡単にとれます。
ごちゃごちゃしてた配線を外に引っ張り出して、すっきりさせます。メインボード側はすべての配線が挿し終わったまま梱包されているので複雑な基盤接触はありません。
電源の配線は平型ギボシで接続されてますね。途中にヒューズらしきものはありません。
そこら辺の安全対策はアダプターに頼りきりということなんでしょうかね。
配線を出したらすぐケースを戻します。
ぐるっと外周を見てみます。Y軸のリミットスイッチがありました。MK3から採用されたパーツですが、結構しっかりしたものですね。ローラー付きのスイッチで安物には見えません。
レールの側面をみると、ベルトとの連結部分が見えます。
白いパーツとベルトは接着とおもいきや、ネジで接続されており脱調はしにくい仕組みになっています。脱調するとしたらモーターとベルトを連結させているギア部分ですかね。テンションの張り具合がキモかな。調整の仕組みはあるのだろうか・・
Z軸とX軸のレールを見てみる。すでに拡張ユニットのサブコンピュータが取り付けられていて配線もきれいにまとまっていた。
Youtubeであらゆる動画をみたけど、少しずつマイナーチェンジしているようだ。ただ意味が分からない形状が多い。
白い部分は3Dプリンタで作成だれたパーツのようだ。思いのほかきれいに造形できている。
かなりの立体物なのだが、こんな複雑なものが作れるのかと少し関心。
これがCetusで作られたのなら、これからは私もこのレベルの部品を作れるのだろうか・・
モーターの部分を見てみると、シャフトの先端に印刷されたパーツがクリップのように取り付けてある。これも役割が不明だ。このパーツはMK3以前からあった物なので落下速度を減速させるものではない。この部品名はフリクションキャップと書かれている。この柱を垂直に立ててみると、X軸が重力に引っ張られて落下する。まったく減速する様子はないのでおそらくは別の役割があるのだろう。ベルトが外に脱調しないように、ベアリングを付けて固定しているというのがいまの予想。まぁバラしてみればわかるのだけど、外して壊れでもしたらまずいから今はやめておこう・・・(3DデータはTeirtimeでダウンロードできるから壊れても印刷して解決できます)
Y軸の柱を本体に固定しますが、その前に黄色いコネクタを付けないといけません。後からは狭すぎて接続できませんので。このコネクタを繋げたら面白いことが起きました。先ほどまで重力に引っ張られて落下するX軸が、何かが抵抗しているかのようにスローで落下するようになりました。どういう理屈で起きているのか全くわかりませんが、落下するときの微弱な発電で何かしてるんですかね?
柱の固定は上記のネジを3つ外して本体の金具に合わせて付け直して行います。
ネジを3つ同時に外しても中のプレートは落ちてきません。別のネジで固定されているので
出荷時の調整が狂うことはないので安心です。
固定の際は、配線を通すスペースがものすごく狭いので、上の写真のように事前に寄せておいてからじゃないとしんどいです。小型のプリンターだけあって余分なスペースはまったくありません。
柱を固定したらプレートを固定します。4つ穴のあるうち3か所しか使いません。
この余った穴は見た目がよくないですが、このプレート自体はコーティングされてないので、実際はセルボードを上に置くか、テープやシートなどを貼って運用しますので大して気にならないでしょう。
次に軸が本当に直角に固定されているかを確認するためにビルドプレートとリニアレールのスキマを付属してきたアルミフレームを利用して確認してみます。
動画を見ていただけるとわかると思いますが、うちのはかなり狂っていました。
とりあえず↑のネジ3つを緩め水平を維持した状態でネジを締めればいいわけですが
歪み幅が大きい場合はここだけでは無理なので
↑根元の部分、ここも利用して水平を見つけ出します。
念のため、柱も垂直かどうかをきちんと確認しておきます。
スコヤがあれば一番いいのですが、90度を測ることができれば何でもいいと思います。
私は指金で行いました。
調整が終わったら、配線の接続を行います。
サブ基盤が後ろにありますので遊んでいるケーブルをこの基板に挿し込みます。
色とピン数を合わせるだけなので間違える要素はありません。
大きめのフラットケーブルは、ヒートべッドの背面にコネクタがあるのでそこへ。
Cetusのヒーターは24Vで動作しているようですが、こんな細いケーブルで大丈夫なのかとちょっと不安になります。まぁ、20本のうち2本はサーミスタ、残り18本を全てヒーター用に割り振っているのでしょうけど(;´Д`)
次はヘッドユニットの取付ですが先によく観察してみました。
ヒーターとサーミスタは何かでスキマを埋めてますね。
すこし固めなんだけど熱伝導シリコンでも使ってるのかな?
取りつけはるまえに、ヘッドユニット裏↑の部分の六角ねじをしっかり締めなおす。
緩んでいるとヒートブロックとノズルがプリント中に脱落して大事故につながりますのでしっかりと。
ヘッドユニットとX軸レールとの固定は↑のネジ2本を取り外し、
↑の穴に外したネジを入れて行います。
付属のヘックスレンチじゃヘナヘナしててイマイチなので、しっかりしたもので締めたほうがいいと思います。
ヘッドユニットを接続したら、レインボーのように鮮やかなフラットケーブルを上部のコネクタに接続。内訳はサーミスタ2本、ヒーター2本、エクストルーダー4本、ファン2本の計10本ってところですが、フラットケーブルは16本の束なので、それぞれのGNDを束ね、余りをヒーターVCCに割り振ってるのかな。
いやしかし、リニアレールに接続してるアース線っぽいのが気になる。
これにGNDを束ね、フラットケーブルのほとんどをヒーターのVCCにしてるんだろうか?24V仕様だし、細線数本では心もとないものね。
分解すればわかるんだけど、最初の段階でいじくり倒すと使う前に壊してしまうかもしれないのでここはグッとこらえて次に進もう(;´∀`)
付属のPTFEチューブをヘッドユニットの穴に挿す。
PTFEチューブの反対側はY軸レール背面の白いパーツの穴に差し込みますがヘッドユニットの口とは違って挿しがあまい設計です。
次に、電源のバイパスケーブルを接続。
最後にビルドプレートを取り付けて完成。
このビルドプレート、ABSやPETGではかなりの威力ですよ。
ラフトは必須ですが、反りの心配は全くなくなります。
私は反りが強いABSはこのプレートに直に印刷
PLAはもう一枚のプレートに3Mのシートを張って使うことにしました。
あとフィラメントのスタンドもあるけど、それは直感で作れるのでレビューは無し(;´∀`)
用途が不明だった↑は結局余りました。まぁヒートベッドのケーブルが断線した時にでも使おう(;´Д`)
↑これも用途不明で説明書にも書かれていないパーツだったのですが、
形状と大きさ、穴などを見て推察。そして特定に至りました。
Y軸方向のモーターの下に固定する足です。プリンターをひっくり返さないと付けられないので注意。
これを付けることで安定度が増します。振動も幾分か減るのではないでしょうか。
できあがった全体像。机の角においておける程度のサイズなので、前に使っていたデルタと比べれば異様なほど小さく感じる。それでいて180mmx180mmx180mmのビルドが可能。ビルドプレートはクリップで固定されているけどこれは仕様です(;´Д`)
一番簡単に脱着できて確実に固定できる方法として導き出した結論なんだろう。
写真では左下にオートレベリングの部品が写っていますが頻繁にレベリングするわけではないので。使うときに付ける形に。
手動でもオートでも同じだけど、調整するためにはノズル先端に付着したフィラメントとかを除去したりしなきゃいけないのです。これを面倒がらずにする人は毎回オートレベリングしてもいいと思うけど(;´Д`)
ちなみにこのパーツはプリンタ背面から生えているケーブルにコネクタで差し込むだけ。
最後にオートレベリングの動画を上げておきます。
基本となるメインユニット。
Y軸方向のレールもついてます。
妙に脂っぽい汚れが付いているのでパーツクリーナーで拭きふき。
レールのグリスが飛び散ったのかな? 妙に黄色い汚れでした。
初見での感想はとにかく小さい。定規を当てていますが、18cmありません。
ケーブルの類がタイラップでまとめられているので解きます。
タイラップを切ってはみたものの、端子の先端が本体の奥に入り込んでいて出てきません。
仕方ないのでケースを開けて配線を整理することに。
ケースの外し方は裏返して、赤矢印のネジを外すだけで簡単にとれます。
ごちゃごちゃしてた配線を外に引っ張り出して、すっきりさせます。メインボード側はすべての配線が挿し終わったまま梱包されているので複雑な基盤接触はありません。
電源の配線は平型ギボシで接続されてますね。途中にヒューズらしきものはありません。
そこら辺の安全対策はアダプターに頼りきりということなんでしょうかね。
配線を出したらすぐケースを戻します。
ぐるっと外周を見てみます。Y軸のリミットスイッチがありました。MK3から採用されたパーツですが、結構しっかりしたものですね。ローラー付きのスイッチで安物には見えません。
レールの側面をみると、ベルトとの連結部分が見えます。
白いパーツとベルトは接着とおもいきや、ネジで接続されており脱調はしにくい仕組みになっています。脱調するとしたらモーターとベルトを連結させているギア部分ですかね。テンションの張り具合がキモかな。調整の仕組みはあるのだろうか・・
Z軸とX軸のレールを見てみる。すでに拡張ユニットのサブコンピュータが取り付けられていて配線もきれいにまとまっていた。
Youtubeであらゆる動画をみたけど、少しずつマイナーチェンジしているようだ。ただ意味が分からない形状が多い。
白い部分は3Dプリンタで作成だれたパーツのようだ。思いのほかきれいに造形できている。
かなりの立体物なのだが、こんな複雑なものが作れるのかと少し関心。
これがCetusで作られたのなら、これからは私もこのレベルの部品を作れるのだろうか・・
モーターの部分を見てみると、シャフトの先端に印刷されたパーツがクリップのように取り付けてある。これも役割が不明だ。このパーツはMK3以前からあった物なので落下速度を減速させるものではない。この部品名はフリクションキャップと書かれている。この柱を垂直に立ててみると、X軸が重力に引っ張られて落下する。まったく減速する様子はないのでおそらくは別の役割があるのだろう。ベルトが外に脱調しないように、ベアリングを付けて固定しているというのがいまの予想。まぁバラしてみればわかるのだけど、外して壊れでもしたらまずいから今はやめておこう・・・(3DデータはTeirtimeでダウンロードできるから壊れても印刷して解決できます)
Y軸の柱を本体に固定しますが、その前に黄色いコネクタを付けないといけません。後からは狭すぎて接続できませんので。このコネクタを繋げたら面白いことが起きました。先ほどまで重力に引っ張られて落下するX軸が、何かが抵抗しているかのようにスローで落下するようになりました。どういう理屈で起きているのか全くわかりませんが、落下するときの微弱な発電で何かしてるんですかね?
柱の固定は上記のネジを3つ外して本体の金具に合わせて付け直して行います。
ネジを3つ同時に外しても中のプレートは落ちてきません。別のネジで固定されているので
出荷時の調整が狂うことはないので安心です。
固定の際は、配線を通すスペースがものすごく狭いので、上の写真のように事前に寄せておいてからじゃないとしんどいです。小型のプリンターだけあって余分なスペースはまったくありません。
柱を固定したらプレートを固定します。4つ穴のあるうち3か所しか使いません。
この余った穴は見た目がよくないですが、このプレート自体はコーティングされてないので、実際はセルボードを上に置くか、テープやシートなどを貼って運用しますので大して気にならないでしょう。
次に軸が本当に直角に固定されているかを確認するためにビルドプレートとリニアレールのスキマを付属してきたアルミフレームを利用して確認してみます。
動画を見ていただけるとわかると思いますが、うちのはかなり狂っていました。
とりあえず↑のネジ3つを緩め水平を維持した状態でネジを締めればいいわけですが
歪み幅が大きい場合はここだけでは無理なので
↑根元の部分、ここも利用して水平を見つけ出します。
念のため、柱も垂直かどうかをきちんと確認しておきます。
スコヤがあれば一番いいのですが、90度を測ることができれば何でもいいと思います。
私は指金で行いました。
調整が終わったら、配線の接続を行います。
サブ基盤が後ろにありますので遊んでいるケーブルをこの基板に挿し込みます。
色とピン数を合わせるだけなので間違える要素はありません。
大きめのフラットケーブルは、ヒートべッドの背面にコネクタがあるのでそこへ。
Cetusのヒーターは24Vで動作しているようですが、こんな細いケーブルで大丈夫なのかとちょっと不安になります。まぁ、20本のうち2本はサーミスタ、残り18本を全てヒーター用に割り振っているのでしょうけど(;´Д`)
次はヘッドユニットの取付ですが先によく観察してみました。
ヒーターとサーミスタは何かでスキマを埋めてますね。
すこし固めなんだけど熱伝導シリコンでも使ってるのかな?
取りつけはるまえに、ヘッドユニット裏↑の部分の六角ねじをしっかり締めなおす。
緩んでいるとヒートブロックとノズルがプリント中に脱落して大事故につながりますのでしっかりと。
ヘッドユニットとX軸レールとの固定は↑のネジ2本を取り外し、
↑の穴に外したネジを入れて行います。
付属のヘックスレンチじゃヘナヘナしててイマイチなので、しっかりしたもので締めたほうがいいと思います。
ヘッドユニットを接続したら、レインボーのように鮮やかなフラットケーブルを上部のコネクタに接続。内訳はサーミスタ2本、ヒーター2本、エクストルーダー4本、ファン2本の計10本ってところですが、フラットケーブルは16本の束なので、それぞれのGNDを束ね、余りをヒーターVCCに割り振ってるのかな。
いやしかし、リニアレールに接続してるアース線っぽいのが気になる。
これにGNDを束ね、フラットケーブルのほとんどをヒーターのVCCにしてるんだろうか?24V仕様だし、細線数本では心もとないものね。
分解すればわかるんだけど、最初の段階でいじくり倒すと使う前に壊してしまうかもしれないのでここはグッとこらえて次に進もう(;´∀`)
付属のPTFEチューブをヘッドユニットの穴に挿す。
PTFEチューブの反対側はY軸レール背面の白いパーツの穴に差し込みますがヘッドユニットの口とは違って挿しがあまい設計です。
次に、電源のバイパスケーブルを接続。
最後にビルドプレートを取り付けて完成。
このビルドプレート、ABSやPETGではかなりの威力ですよ。
ラフトは必須ですが、反りの心配は全くなくなります。
私は反りが強いABSはこのプレートに直に印刷
PLAはもう一枚のプレートに3Mのシートを張って使うことにしました。
あとフィラメントのスタンドもあるけど、それは直感で作れるのでレビューは無し(;´∀`)
用途が不明だった↑は結局余りました。まぁヒートベッドのケーブルが断線した時にでも使おう(;´Д`)
↑これも用途不明で説明書にも書かれていないパーツだったのですが、
形状と大きさ、穴などを見て推察。そして特定に至りました。
Y軸方向のモーターの下に固定する足です。プリンターをひっくり返さないと付けられないので注意。
これを付けることで安定度が増します。振動も幾分か減るのではないでしょうか。
できあがった全体像。机の角においておける程度のサイズなので、前に使っていたデルタと比べれば異様なほど小さく感じる。それでいて180mmx180mmx180mmのビルドが可能。ビルドプレートはクリップで固定されているけどこれは仕様です(;´Д`)
一番簡単に脱着できて確実に固定できる方法として導き出した結論なんだろう。
写真では左下にオートレベリングの部品が写っていますが頻繁にレベリングするわけではないので。使うときに付ける形に。
手動でもオートでも同じだけど、調整するためにはノズル先端に付着したフィラメントとかを除去したりしなきゃいけないのです。これを面倒がらずにする人は毎回オートレベリングしてもいいと思うけど(;´Д`)
ちなみにこのパーツはプリンタ背面から生えているケーブルにコネクタで差し込むだけ。
最後にオートレベリングの動画を上げておきます。
【Cetus Mk3】Cetus Mk3が届いたが・・・
2020.01.19
不足分がある。と思う・・(;´Д`)
基本セットとDeluxの部分とオマケの部分が混同されてて、関係ないものがあったり、必要なものが入ってなかったり・・(;´∀`)
問題点は販売店に問い合わせを出したので、とりあえずは先に進もう・・
届いた箱はこんなかんじ。第一感想は「小っさ!」でした。30cm(縦)x30cm(横)x22cm(高)
いつも届くアマゾンの箱より小さい感じ。この中に注文したものが全て詰まっているのか?と疑いたくなるほど小さいです。中国の流通に揉まれてきただけあって箱はボコボコです(;´Д`)
伝票が張り付いていたので確認してみたら、驚くことに商品は$131ということで送ってくれている。
個人使用目的とか贈答品とかの輸入として認められ一定額を下回れば消費税が掛からない。
(関税は自動車用品、バイク用品、スポーツ用品、音楽用品・楽器、家具類、化粧品、玩具・おもちゃ、機械類、パソコン、カメラは0%なので掛かりません。)
具体的に言うと、合計価格(送料も含む)に0.6を掛けて日本円で1万を下回れば消費税はかからない。いまドルは110.13円なのでこの商品は総額14427.55円。これに0.6を掛けたら8656.53円となる。1万未満なので消費税はかからないということだ。ここらへんの気遣いができる会社はいいね( ´∀`)bグッ!
箱を開けると、一番上は説明書。梱包順の演出はばっちりです。
日本語のページがあるのは素晴らしいが、これはスタンダード用。
デラックス用のマニュアルじゃないのはマイナスだね。
ヒートベッドの配線やオートレベリングの接続はどこを見ればいいのかさっぱり不明です。
私はYoutubeで組み立て動画をみて知ってるけど(;´Д`)
箱をあけてすぐに見えるのはフィラメント、配線類、ネジ類。
50gのフィラメントって中途半端だよなぁ。150g1本にしてほしい(;´Д`)
袋の部分だけ拡大。
ステンレスのノズル先端が2本。刻印がされてないのでよくわからないけど、0.4mmと0.6mmだと思われる。他はフィラメントホルダー用の金具・芋ネジ、ノズル交換用のレンチ、六角レンチ、ヒートベッド固定のゼムクリップとか。ノズル詰まりをとる針なんてのも入っていた。
左からスクレーバーとニッパー。謎のフラットケーブル。フィラメントスタンドのフレーム
ニッパーは単独で買うといくらくらいなのかな?と思い検索してみると1本単位では$4.19だった。10本まとめてだと1本あたり$2.49。かなりの激安品(;´Д`)
100均以上ホームセンター未満という感じ。刃の噛み具合をみると間違いなく100均以上のクオリティはありました。
真ん中のフラットケーブルは実に謎。太さ(pin数)はヒートベッドの線と同じなのだけど、すでに基板からでているのでこれは使わない。一つ考えられるのは将来拡張する用のモニタケーブル・・かな? 結構長いしね。
アダプターは結構でかい。私の手は大きいほうだと思うがそれよりでかい。
もしかしたら直流安定化電源に迫る大きさなんじゃなかろうか。
仕様を見てみると24V 9.16Aなので220Wのアダプターですね。通常はこんなに大きいアダプタではなくて、ヒートベッドが付属しているモデルだけこれに替えられます。右下に申し訳なさそうにPSEマークがありますね。安心しました(;´∀`)
本体側に接続する端子は4ピンの丸形。ちょっとこのタイプのアダプターは見ないので壊れたら端子だけ切って再利用というメンドクサイことになりそう・・・
コンセントは日本仕様のものが届きましたが、アダプターとの接続部分、形状が違うため使用不能(;´Д`) かんべんしてくれ・・・
幸いアダプター側がPCでおなじみの端子だったので事なきを得ましたが、一応苦情いれておきます(; ・`д・´)
ヒートベッドと上に敷くプレート2枚が付属してました。予備が付いてくるということは劣化するのかな? これは付属のゼムクリップで止めるようです。このプレート、メッシュ加工になっています。実に面白い。この穴が食いつきをよくするのかな?
コーティングは別段されてないように見えますが・・・ 目詰まりしないのかな・・・ ラフト必須の予感がする。
裏面を見るととてもシンプル。サーミスタとヒーターの電源線がフラットケーブル一本で接続されています。こんな線で平気?うちのKOSSELは熱で焼けちゃったけど大丈夫なのかな?(;´Д`)
プリントヘッド。エクストルーダーとの一体型です。モーターはNEMA17より小さい。
NEMA11かな?X,Y,Z全部このモーターを採用しているようですよ。
X,Z軸用のレール。
本体とY軸レール。必要な配線は本体の基盤から全部出てきているようだ。これらをノズルとサブ基盤に接続すれば配線は完了。半分完成品というか、箱に収めるために一部分だけバラしました!ってかんじです。
以上が箱に入っていた全てです。
つまり、足りないのです。赤丸を付けた部分が・・(;´∀`)
無料でプレゼントってのが抜けているのかと思いきや基本パッケージのノズルもない・・。
ヘッドユニットに装着されているのはステンのノズルなので0.4mmだと思われる。
ということは手元にあるのは、0.4mm、0.4mm、0.6mmのステン。しかもノズルの先端だけだ。
0.4mmは一番使うのでうれしいけど、0.2mmの先端とヒートシンク部分2本が無いのは痛手だな・・ 途中で詰まることはゆるされない(;´Д`)
きっとStandardからDeluxに換装するときにミスったものと思われる。
この件についてTiertimeに問い合わせてみました。すると
「この状況について本当にごめんなさい。 私たちはあなたにプレゼントを送るのを忘れました。 2020年2月3日に新しい荷物を用意します。旧正月が来るためです。 宅配便サービスは閉鎖されています。」
おーい(;´∀`)
基本パッケージのノズルが足りないことに返答がないので、念のため不足してるのを箇条書きにして教えました。そしてアダプタの形状がおかしいことも伝えてみましたが返答は・・
「そのケーブルはアダプターに適合しません。 パッケージにはそれに合った電源ケーブルは含まれていません。 国にはそれぞれ異なる電力基準があります。すべての国の規格に合わせることは不可能です。旧正月を終えて仕事に戻ったら、新しい荷物を作成します。 パッケージには、Cetus Extruder HeaterキットとPLAフィラメントが含まれます。」
正確に伝わってない気がするなぁ・・・
コンセント部分は各国で形状が違うので合わせるのは難しいという話ならわかるけど、アダプタとコードの接続部分は同梱するときに同一にするべきだろうに・・・
どちらにしても旧正月が終わらないと発送できないことは変わらないようなので、届くのは1か月後確定です。流通も全部とまるなんて妙な所は徹底してるよなぁ・・(;´Д`)
基本セットとDeluxの部分とオマケの部分が混同されてて、関係ないものがあったり、必要なものが入ってなかったり・・(;´∀`)
問題点は販売店に問い合わせを出したので、とりあえずは先に進もう・・
届いた箱はこんなかんじ。第一感想は「小っさ!」でした。30cm(縦)x30cm(横)x22cm(高)
いつも届くアマゾンの箱より小さい感じ。この中に注文したものが全て詰まっているのか?と疑いたくなるほど小さいです。中国の流通に揉まれてきただけあって箱はボコボコです(;´Д`)
伝票が張り付いていたので確認してみたら、驚くことに商品は$131ということで送ってくれている。
個人使用目的とか贈答品とかの輸入として認められ一定額を下回れば消費税が掛からない。
(関税は自動車用品、バイク用品、スポーツ用品、音楽用品・楽器、家具類、化粧品、玩具・おもちゃ、機械類、パソコン、カメラは0%なので掛かりません。)
具体的に言うと、合計価格(送料も含む)に0.6を掛けて日本円で1万を下回れば消費税はかからない。いまドルは110.13円なのでこの商品は総額14427.55円。これに0.6を掛けたら8656.53円となる。1万未満なので消費税はかからないということだ。ここらへんの気遣いができる会社はいいね( ´∀`)bグッ!
箱を開けると、一番上は説明書。梱包順の演出はばっちりです。
日本語のページがあるのは素晴らしいが、これはスタンダード用。
デラックス用のマニュアルじゃないのはマイナスだね。
ヒートベッドの配線やオートレベリングの接続はどこを見ればいいのかさっぱり不明です。
私はYoutubeで組み立て動画をみて知ってるけど(;´Д`)
箱をあけてすぐに見えるのはフィラメント、配線類、ネジ類。
50gのフィラメントって中途半端だよなぁ。150g1本にしてほしい(;´Д`)
袋の部分だけ拡大。
ステンレスのノズル先端が2本。刻印がされてないのでよくわからないけど、0.4mmと0.6mmだと思われる。他はフィラメントホルダー用の金具・芋ネジ、ノズル交換用のレンチ、六角レンチ、ヒートベッド固定のゼムクリップとか。ノズル詰まりをとる針なんてのも入っていた。
左からスクレーバーとニッパー。謎のフラットケーブル。フィラメントスタンドのフレーム
ニッパーは単独で買うといくらくらいなのかな?と思い検索してみると1本単位では$4.19だった。10本まとめてだと1本あたり$2.49。かなりの激安品(;´Д`)
100均以上ホームセンター未満という感じ。刃の噛み具合をみると間違いなく100均以上のクオリティはありました。
真ん中のフラットケーブルは実に謎。太さ(pin数)はヒートベッドの線と同じなのだけど、すでに基板からでているのでこれは使わない。一つ考えられるのは将来拡張する用のモニタケーブル・・かな? 結構長いしね。
アダプターは結構でかい。私の手は大きいほうだと思うがそれよりでかい。
もしかしたら直流安定化電源に迫る大きさなんじゃなかろうか。
仕様を見てみると24V 9.16Aなので220Wのアダプターですね。通常はこんなに大きいアダプタではなくて、ヒートベッドが付属しているモデルだけこれに替えられます。右下に申し訳なさそうにPSEマークがありますね。安心しました(;´∀`)
本体側に接続する端子は4ピンの丸形。ちょっとこのタイプのアダプターは見ないので壊れたら端子だけ切って再利用というメンドクサイことになりそう・・・
コンセントは日本仕様のものが届きましたが、アダプターとの接続部分、形状が違うため使用不能(;´Д`) かんべんしてくれ・・・
幸いアダプター側がPCでおなじみの端子だったので事なきを得ましたが、一応苦情いれておきます(; ・`д・´)
ヒートベッドと上に敷くプレート2枚が付属してました。予備が付いてくるということは劣化するのかな? これは付属のゼムクリップで止めるようです。このプレート、メッシュ加工になっています。実に面白い。この穴が食いつきをよくするのかな?
コーティングは別段されてないように見えますが・・・ 目詰まりしないのかな・・・ ラフト必須の予感がする。
裏面を見るととてもシンプル。サーミスタとヒーターの電源線がフラットケーブル一本で接続されています。こんな線で平気?うちのKOSSELは熱で焼けちゃったけど大丈夫なのかな?(;´Д`)
プリントヘッド。エクストルーダーとの一体型です。モーターはNEMA17より小さい。
NEMA11かな?X,Y,Z全部このモーターを採用しているようですよ。
X,Z軸用のレール。
本体とY軸レール。必要な配線は本体の基盤から全部出てきているようだ。これらをノズルとサブ基盤に接続すれば配線は完了。半分完成品というか、箱に収めるために一部分だけバラしました!ってかんじです。
以上が箱に入っていた全てです。
つまり、足りないのです。赤丸を付けた部分が・・(;´∀`)
無料でプレゼントってのが抜けているのかと思いきや基本パッケージのノズルもない・・。
ヘッドユニットに装着されているのはステンのノズルなので0.4mmだと思われる。
ということは手元にあるのは、0.4mm、0.4mm、0.6mmのステン。しかもノズルの先端だけだ。
0.4mmは一番使うのでうれしいけど、0.2mmの先端とヒートシンク部分2本が無いのは痛手だな・・ 途中で詰まることはゆるされない(;´Д`)
きっとStandardからDeluxに換装するときにミスったものと思われる。
この件についてTiertimeに問い合わせてみました。すると
「この状況について本当にごめんなさい。 私たちはあなたにプレゼントを送るのを忘れました。 2020年2月3日に新しい荷物を用意します。旧正月が来るためです。 宅配便サービスは閉鎖されています。」
おーい(;´∀`)
基本パッケージのノズルが足りないことに返答がないので、念のため不足してるのを箇条書きにして教えました。そしてアダプタの形状がおかしいことも伝えてみましたが返答は・・
「そのケーブルはアダプターに適合しません。 パッケージにはそれに合った電源ケーブルは含まれていません。 国にはそれぞれ異なる電力基準があります。すべての国の規格に合わせることは不可能です。旧正月を終えて仕事に戻ったら、新しい荷物を作成します。 パッケージには、Cetus Extruder HeaterキットとPLAフィラメントが含まれます。」
正確に伝わってない気がするなぁ・・・
コンセント部分は各国で形状が違うので合わせるのは難しいという話ならわかるけど、アダプタとコードの接続部分は同梱するときに同一にするべきだろうに・・・
どちらにしても旧正月が終わらないと発送できないことは変わらないようなので、届くのは1か月後確定です。流通も全部とまるなんて妙な所は徹底してるよなぁ・・(;´Д`)
【Cetus Mk3】Tiertime Cetus MK3の詳細
2020.01.17
Tiertime CETUS MK3の情報って意外と少ない。日本では絶望的。
Youtubeでは3Dマニアのユーチューバーが紹介し絶賛しているけど、若干名。
いかんせん激安系ではなくプリントエリアが広いわけではないので使用者は少ないようだ。
ホビーだとここまでしっかりしたものは必要ないということなんだろうか(;´Д`)ウーム
今回のAliexpressのセールではこれの前作であるMK2がかなり安く売ってました。
なんと$196です(現在は$399)。PLAだけで使いたいなら必要十分です。
ただうちではMK2では用が足りないのです。PLAって加水分解する時点で部品としてはまったく使えない。熱や対候性にも弱いということで屋内の飾り物ぐらいにしか用途が無いわけです。
MK2のデラックスモデル(ヒートベッドも合わさったモデル)は現在販売していないようなのでMK3しか選択肢は無いわけですね。(MK2用のヒートベッド単体での販売は販売終了のようです)
ということでMK3について、たまにMK2との部品構成とくらべて評論していきます。
まず残念な変更から。Kickstarterでの初代プロリダクションモデルは台湾のHIWINレールを採用されていました。製品となったMK1、MK2はIKO日本トムソン製のリニアレールを採用で品質がアップ。ですがMK3から台湾の老舗でOME製に変更になっています。海外Youtuberのレビューを見てると、リニアレールの世界的な需要は明らかに増加しているため入手困難で価格上昇に伴い変更したということです。さらに基本モデルの価格は4.99ドル値上げされました。このOMEという製品はあまりメジャーじゃないので実績はわかりませんが、品質は落ちていないとYoutuberは言います。私としては日本産のレールが廃止されたのは残念だけど、HIWIN独特のカラーリングが好きじゃないので品質がまともなら青と黒を基調したOMEでよかったと思う。
よくよく見ると在庫中のMK2も、写真をみるとOMEレールになっているので今後はモデルに関係なくこのメーカーのレールを仕入れていくのかもしれませんね。
次に、メイン基板が大きく変更になりました。3Dプリンターとして一般的なオプションを繋げることができるボードに切り替わったのです。
あとReprap系のフリーソフトが使えるようにCPUの差し替えができるようになりました。
Open Source CPU をオプションとして購入し挿しなおすことで、このCPUにSmoothieware firmwareを入れ込むことができます。Smoothieware firmwareが入ってしまえばSimplify3D, Slic3R, Cura, Octoprintがダイレクトに使えるようになります。使い慣れたアプリで設定を煮詰めた人はうれしいかもしれませんね。標準で使えるUP Studioは完成されたアプリですが、それでは満足しない人には朗報です。
とはいってもUP StudioがGコードの読み込みに対応しているので、SimplifyでスライスしGコードをファイルで吐き出し、それをUP Studioで読み込んで実行すればCPUを変えなくても行けるんですけどね・・
次にリミットスイッチです。MK2まではリミットスイッチが付いていませんでした。
激突した時の電流検出で上限を見つけ出すという荒業です(;´Д`)
それがMK3になってリミットスイッチが追加されるようになりました。
電流検出の機能もまだ存在してると思うのでスイッチが故障したときにも反応してくれると思いますが、激突時に少なからず負担が来るのを避けるためなのでしょうが、これが多少のコストアップに繋がっているのだと思われます。
電源が消失した場合に、z軸の重さによりヘッドがベッドまで落下する問題がMK2までありましたが、これは結構クリティカルな問題で、ベッドやノズル、または印刷物にダメージを与えるのでかなり不評だったようです。その問題に対応し、MK3では落下は停止されないまでも、緩やかに落ちるように改良されました。
ダイレクトエクストルーダーは大事なことだけど採用をためらうメーカーが多いシステムです。ヘッドが重くなるためにX軸移動の振動を抑えられなくなる可能性があるからです。
Cetusはその問題を恐れず果敢に採用しています。高速印刷すると100%は打ち消せないにしても基本部分は金属の剛性力でねじ伏せ、ベルトに直接ヘッドパーツをねじ止めするという斬新な発想でだいぶ軽減できていると思います。(ただこの方法はベルトの穴が拡大されていく可能性があるので定期的にベルト交換を考えないといけませんね。)ダイレクトエクストルーダーの何がそんなに良いのかというと、エクストルーダーからノズル先端までの距離が最短になるので、フレキシブルフィラメントも使えるということです。PTFEチューブの中を長く巡らして届ける方式はどうしても押し出し力に問題が出てきますのでね。
既存のPLAやABSの吐出コントロールも正確になることは間違いないです。
良い点だけではなんなので、この製品の弱点も述べておきます。
Cetus MK3はUSBメモリが使えません。そして液晶タッチモニターが現在非売品の為、プリンター単独での操作が行えません。
その代わり無線LANを備えており、全データを転送してから印刷が始まるので仮に接続が切れたとしても続行可能。リアルタイムで印刷状況が送られてくるのでPCの大画面で状況確認ができます。UP StudioはiPadにも対応しているのでそちらで情報の受け渡しをしてもいいと思います。やはり情報は大画面のほうが扱いやすいですしね。
本音を言えば画面が小さくてもノズルとベッドの温度計くらいは本体に欲しいところですが、それは「買えないので他社の液晶を検討している。CetusMK3に付けることができるか?」という質問をTiertimeに投げかけているので返事まちです。
あと、UP Studioでは積層ピッチリストに0.05が無いですね。0.1以上となってます。高精細な印刷をしたいときにちょっと不満が残ります。機械的には0.05まで行けるはずなので、必要な場合はSimplifyとかでスライスするしかないかな・・。
あとベッドに4つの穴が開いているのですが、3つをねじ固定用の穴として利用されています。
直接印刷するとこの穴が邪魔になるので、ラフトを作ることが奨められていますが、ラフトってあまり美しくないんですよね。
しかもヒートベッドモデルは、表面がコーティングされてないらしく直接印刷できないという話も聞きました。そのためヒートベッドには上に載せるマットが付くようです。
これに不満な人はガラス板あたりを用意する必要がありそうです。
ノズルは専用設計です。一般的に売られている安物中華は使えません。これが結構高い(;´∀`)
3本セットで$29+$11.47(送料)がかかります。このことあって付属ノズルの他、別に3種類(0.2mm,0.4mm,0.6mm)ついてくるデラックスモデルにしました。(先端だけでいいなら$12+$11.47)
詰まりを直している最中にも印刷ができないと困りますしね(;´∀`)
詳しい動画は以下のYoutubeを参照するといいと思う
こういったことを事前に調査をしているうちに、ようやく国内に入ってきたようです。
ここまでくるのに11日以上掛かっています。このプリンターは入手まで時間がかかるのでその点もマイナス点の一つですね。
急ぎの人はとても高いですが、アマゾンでも売ってるのでそちらから手に入れたほうがいいですね。
これだけ日数がかかっていてもなんとEMSです。もちろん結構な額の送料を払っています。
EMSと言えば特急便扱いですが流石中国、中国内で航空便は使われないようです(;´Д`)
中国の追跡は一筋縄ではいきません。
発送した市から大都市に移動するまで一切更新されませんし、一切追跡にのらないこともあります。
しかも途中から運送会社を変えて輸送なんてこともよく起きるので同じ追跡サービスでは追えなくなることも多いのです。
とりあえず1社が提供する追跡サービスでは様が足りません。
まずおすすめするのは4PXと17trackです。で郵便局のEMS追跡です。この3サービスを併用するのが一番ですね。
Aliexpressの高い買い物で、まったく関係ない伝票番号を知らされことがあります。、
当然それで追跡してたら関係ないところに配送されたわけですが、その後販売者から「不在が長期間続いたので返送されてきた。返送料金が余計にかかったので金払え」というクレームが来たことがあります。もちろんうちには一度も配送されたこともないですし不在通知もきていません。こんな販売店相手に苦労するのは嫌なのでAliexpressのOpenDisputeサービスでキャンセル&返金処理を行ってもらいましたが、こういった例も中国ショップでは結構あるので
要注意なのです。追跡は毎日行うことをお勧めします。
日本に入ってしまえばもう安心。紛失の心配もなくなるし、1日~2日で届くでしょう。
それまではどこで紛失されるかホント不安で仕方がありませんでした(;´Д`)
次は届いてからパーツ単位のレビューを書きます。
Youtubeでは3Dマニアのユーチューバーが紹介し絶賛しているけど、若干名。
いかんせん激安系ではなくプリントエリアが広いわけではないので使用者は少ないようだ。
ホビーだとここまでしっかりしたものは必要ないということなんだろうか(;´Д`)ウーム
今回のAliexpressのセールではこれの前作であるMK2がかなり安く売ってました。
なんと$196です(現在は$399)。PLAだけで使いたいなら必要十分です。
ただうちではMK2では用が足りないのです。PLAって加水分解する時点で部品としてはまったく使えない。熱や対候性にも弱いということで屋内の飾り物ぐらいにしか用途が無いわけです。
MK2のデラックスモデル(ヒートベッドも合わさったモデル)は現在販売していないようなのでMK3しか選択肢は無いわけですね。(MK2用のヒートベッド単体での販売は販売終了のようです)
ということでMK3について、たまにMK2との部品構成とくらべて評論していきます。
まず残念な変更から。Kickstarterでの初代プロリダクションモデルは台湾のHIWINレールを採用されていました。製品となったMK1、MK2はIKO日本トムソン製のリニアレールを採用で品質がアップ。ですがMK3から台湾の老舗でOME製に変更になっています。海外Youtuberのレビューを見てると、リニアレールの世界的な需要は明らかに増加しているため入手困難で価格上昇に伴い変更したということです。さらに基本モデルの価格は4.99ドル値上げされました。このOMEという製品はあまりメジャーじゃないので実績はわかりませんが、品質は落ちていないとYoutuberは言います。私としては日本産のレールが廃止されたのは残念だけど、HIWIN独特のカラーリングが好きじゃないので品質がまともなら青と黒を基調したOMEでよかったと思う。
よくよく見ると在庫中のMK2も、写真をみるとOMEレールになっているので今後はモデルに関係なくこのメーカーのレールを仕入れていくのかもしれませんね。
次に、メイン基板が大きく変更になりました。3Dプリンターとして一般的なオプションを繋げることができるボードに切り替わったのです。
あとReprap系のフリーソフトが使えるようにCPUの差し替えができるようになりました。
Open Source CPU をオプションとして購入し挿しなおすことで、このCPUにSmoothieware firmwareを入れ込むことができます。Smoothieware firmwareが入ってしまえばSimplify3D, Slic3R, Cura, Octoprintがダイレクトに使えるようになります。使い慣れたアプリで設定を煮詰めた人はうれしいかもしれませんね。標準で使えるUP Studioは完成されたアプリですが、それでは満足しない人には朗報です。
とはいってもUP StudioがGコードの読み込みに対応しているので、SimplifyでスライスしGコードをファイルで吐き出し、それをUP Studioで読み込んで実行すればCPUを変えなくても行けるんですけどね・・
次にリミットスイッチです。MK2まではリミットスイッチが付いていませんでした。
激突した時の電流検出で上限を見つけ出すという荒業です(;´Д`)
それがMK3になってリミットスイッチが追加されるようになりました。
電流検出の機能もまだ存在してると思うのでスイッチが故障したときにも反応してくれると思いますが、激突時に少なからず負担が来るのを避けるためなのでしょうが、これが多少のコストアップに繋がっているのだと思われます。
電源が消失した場合に、z軸の重さによりヘッドがベッドまで落下する問題がMK2までありましたが、これは結構クリティカルな問題で、ベッドやノズル、または印刷物にダメージを与えるのでかなり不評だったようです。その問題に対応し、MK3では落下は停止されないまでも、緩やかに落ちるように改良されました。
ダイレクトエクストルーダーは大事なことだけど採用をためらうメーカーが多いシステムです。ヘッドが重くなるためにX軸移動の振動を抑えられなくなる可能性があるからです。
Cetusはその問題を恐れず果敢に採用しています。高速印刷すると100%は打ち消せないにしても基本部分は金属の剛性力でねじ伏せ、ベルトに直接ヘッドパーツをねじ止めするという斬新な発想でだいぶ軽減できていると思います。(ただこの方法はベルトの穴が拡大されていく可能性があるので定期的にベルト交換を考えないといけませんね。)ダイレクトエクストルーダーの何がそんなに良いのかというと、エクストルーダーからノズル先端までの距離が最短になるので、フレキシブルフィラメントも使えるということです。PTFEチューブの中を長く巡らして届ける方式はどうしても押し出し力に問題が出てきますのでね。
既存のPLAやABSの吐出コントロールも正確になることは間違いないです。
良い点だけではなんなので、この製品の弱点も述べておきます。
Cetus MK3はUSBメモリが使えません。そして液晶タッチモニターが現在非売品の為、プリンター単独での操作が行えません。
その代わり無線LANを備えており、全データを転送してから印刷が始まるので仮に接続が切れたとしても続行可能。リアルタイムで印刷状況が送られてくるのでPCの大画面で状況確認ができます。UP StudioはiPadにも対応しているのでそちらで情報の受け渡しをしてもいいと思います。やはり情報は大画面のほうが扱いやすいですしね。
本音を言えば画面が小さくてもノズルとベッドの温度計くらいは本体に欲しいところですが、それは「買えないので他社の液晶を検討している。CetusMK3に付けることができるか?」という質問をTiertimeに投げかけているので返事まちです。
あと、UP Studioでは積層ピッチリストに0.05が無いですね。0.1以上となってます。高精細な印刷をしたいときにちょっと不満が残ります。機械的には0.05まで行けるはずなので、必要な場合はSimplifyとかでスライスするしかないかな・・。
あとベッドに4つの穴が開いているのですが、3つをねじ固定用の穴として利用されています。
直接印刷するとこの穴が邪魔になるので、ラフトを作ることが奨められていますが、ラフトってあまり美しくないんですよね。
しかもヒートベッドモデルは、表面がコーティングされてないらしく直接印刷できないという話も聞きました。そのためヒートベッドには上に載せるマットが付くようです。
これに不満な人はガラス板あたりを用意する必要がありそうです。
ノズルは専用設計です。一般的に売られている安物中華は使えません。これが結構高い(;´∀`)
3本セットで$29+$11.47(送料)がかかります。このことあって付属ノズルの他、別に3種類(0.2mm,0.4mm,0.6mm)ついてくるデラックスモデルにしました。(先端だけでいいなら$12+$11.47)
詰まりを直している最中にも印刷ができないと困りますしね(;´∀`)
詳しい動画は以下のYoutubeを参照するといいと思う
こういったことを事前に調査をしているうちに、ようやく国内に入ってきたようです。
ここまでくるのに11日以上掛かっています。このプリンターは入手まで時間がかかるのでその点もマイナス点の一つですね。
急ぎの人はとても高いですが、アマゾンでも売ってるのでそちらから手に入れたほうがいいですね。
これだけ日数がかかっていてもなんとEMSです。もちろん結構な額の送料を払っています。
EMSと言えば特急便扱いですが流石中国、中国内で航空便は使われないようです(;´Д`)
中国の追跡は一筋縄ではいきません。
発送した市から大都市に移動するまで一切更新されませんし、一切追跡にのらないこともあります。
しかも途中から運送会社を変えて輸送なんてこともよく起きるので同じ追跡サービスでは追えなくなることも多いのです。
とりあえず1社が提供する追跡サービスでは様が足りません。
まずおすすめするのは4PXと17trackです。で郵便局のEMS追跡です。この3サービスを併用するのが一番ですね。
Aliexpressの高い買い物で、まったく関係ない伝票番号を知らされことがあります。、
当然それで追跡してたら関係ないところに配送されたわけですが、その後販売者から「不在が長期間続いたので返送されてきた。返送料金が余計にかかったので金払え」というクレームが来たことがあります。もちろんうちには一度も配送されたこともないですし不在通知もきていません。こんな販売店相手に苦労するのは嫌なのでAliexpressのOpenDisputeサービスでキャンセル&返金処理を行ってもらいましたが、こういった例も中国ショップでは結構あるので
要注意なのです。追跡は毎日行うことをお勧めします。
日本に入ってしまえばもう安心。紛失の心配もなくなるし、1日~2日で届くでしょう。
それまではどこで紛失されるかホント不安で仕方がありませんでした(;´Д`)
次は届いてからパーツ単位のレビューを書きます。