大雪の時に使う車を考える ホンダZ編
2018.09.09


↑Wikiからの直リン写真。

ホンダが作った最初で最後の本格軽SUV、ホンダZ。
全てにおいて類を見ない作り込みをしていました。
ミッドシップレイアウトで50:50の理想的な重量配分。
エンジンを後席のシート下に収納したことで
室内空間は高さこそ無いもののかなり広い。
そしてこの時代では珍しい電動パワステと、両席エアバッグを備えます。
フロントにはエンジンが無いためちょっとしたスペースがあり、
そこにスペアタイヤが入っています。
その隙間があることで事故を起こした場合にも高水準の衝突安全性をもっているようです。
肝心のSUV能力ですが、ホンダには珍しいフルタイム4WDで、
センターデフにビスカス式デフを搭載することで
前輪が空転しても後輪に、後輪が空転しても前輪に途切れることなく駆動力が伝わります。
当時この方式を採用している軽は私が知る限りまだないと思います。
更にメーカーオプションでリアデフにヘリカルLSDを搭載でき、
最大3つのタイヤが空転しても前に進めるという、走破力抜群な車にすることができます。

では、購入時に重要な情報をまとめます。

発売期間は1998年10月~2002年01月で2000年6月にマイナーチェンジをしているので
狙うならマイナーチェンジ後の方が良いが、車輌型式は同じGF-PA1なので
見た目の判断は難しいかも。グレード名はマイナーチェンジ前と後で変わっています。
車検証が見られるならそれを目安にするといいかも。
私はターボが希望なので、
Zターボか、Zターボスーパーエモーションのどちらかを狙います。
ターボをなぜ選ぶか?ですが、メーカーオプションになっているヘリカルLSDが
ターボ車しか付けられなかったからです。
中古車でLSD搭載のを見つけ出すのは博打に近いですが・・・。
試乗できれば、ハンドル全開まで切って、リアデフからでる音で判断できるので見つけやすいのですけどね。
あとABSがオプション扱いになっています。どうせなら付いているものがほしいですね。

標準タイヤは175/80R15でタイヤ外径は661mm。
雪対策なので車高が高く肉が厚いほうが断然有利です。
履ける最大サイズについて、調べてみると
205/70R15外径668mm
195/80R15外径693mm
215/70R16外径707mm
まで履けるというデータがネットにありました。
標準から24mmの車高アップ。うーん1インチも満たないのか・・
もし225/80R15が入るならば40mmのアップ。
うーん、2インチくらいリフトアップしたいですね。

この車を探すときの重要ワードは、
・2001年~2002年
・Zターボスーパーエモーション
・ABS
・ヘリカルLSDの記載(まず書かれていない)
これらを頭に入れておけば失敗しないかも。
北海道胆振東部地震
2018.09.07
とりあえず、近況報告をば。
うちは、揺れただけで震災と呼べるような被害は無かったのですが、
まだ電気と水道が止まっているので不便を強いられています。
1日経って、街中で疎らに電力は供給されつつありますが、
信号も動いているところと動いていないところが混在していて、
気を付けて運転しないと危ないです。

ガソリンスタンドも停電で販売できないため、
地震直後では補助電源が動くスタンドのみで
販売していたため大渋滞が起きていました。
今は、ぽつぽつと供給できるスタンドが増えているので、
大渋滞がただの渋滞になってきているようですが、それでも道路は混雑してます。
うちのアコードハイブリッドは毎日仕事で使ってますが、
満タンにすれば、1か月以上無給油(1200km以上)で走れるので、
ほんと助かっています。

コンビニにも寄ってみましたが、腐らない食べ物は全て売り切れ。
冷凍食品は冷蔵庫が動かないので買っていく人が少ないのかな。結構残っていましたね。
ジュース、コーヒー類は残っていましたが、水はありませんでした。
トイレットペーパーやティッシュが売り切れていないのがちょっと意外です。
大雪の時に使う車を考える
2018.09.02


前回の冬は飛んでもない積雪で、天気予報の積雪量では90cmとか
近年見たことのない数字が出ていました。
そのせいでかなりの期間、アコードハイブリッドでは走れないという状況になってましたが
幸い知り合いからテリオスキッドを借りることができたので事なきを得ました。
しかし、今年は借りるのが無理そうです。

事前対策を考えるとして、冬前に、軽でオフロードに強い車を中古で買うという結論に至りました。

1.ジムニー JB23 最低地上高200mm パートタイム4WD
2.テリオスキッド J111G 最低地上高195mm フルタイム4WD(センターデフロック機構付き) 
3.ホンダZ PA1 最低地上高195mm フルタイム4WD(センターにビスカスデフ)
4.パジェロミニ H58A J111G 最低地上高195mm パートタイム4WD


この4種類が対抗馬。OEMでAZオフロードというのもありますが、これはジムニーとして扱います。
なぜこの4種なのかは別の記事にするとして、
豪雪にも耐えられるような軽というと
この4車種しかないと言っていいと思います。
ジムニーは最近新型が出ましたので1つ前の型でノミネート。

並べた順番が欲しい順番です。
業者用のカーオークションやヤフオク、メルカリ、ジモティーなど、
いろいろ見てはいるのですが、
ジムニーで程度のいい車は高いですね。
13年以上前だと税金も高くなるので、
できれば2005年より新しい物が欲しいですが、
それのランク4以上だと50万以上は確定です、うん高い。
4種の中で最もクロカン使用率が高そうな車だけに、
慎重に選ばないと良からぬトラブルを招きそうです。
ただ社外パーツの豊富さを考えれば、
ボディさえ死ななければ、どんなトラブルでも
部品交換で対処できる強みがあります。
基本的にJB23系ジムニーを選択する場合は、
年式は15年以上前の覚悟が必要のようです。

それに比べテリオスキッドは比較的安め。
程度を考えなければ10万くらいからありそうだけど、
ほとんどがカスタム系でローダウンしてるモデル。
最低地上高の高いベースモデルで、4WDは極端に弾数少ない。
この手の車でカスタムモデルを選ぶ人の気がしれん(-_-;)
2006年にエンジン形式をインタークーラー付きのEF-DET型に統一、
ABSを標準装備等、いろいろ見直しがされたのでそれ以降が望ましいところ。
ボンネットに通風孔みたいなのがあれば、EF-DET型と一発でわかります。
2009年までに発売した4WD車はオプションで
リアデフにLSDを入れることができたらしく
狙う対象は2006年8月~2008年12月の4WDがよさそう。
すこし高くなっちゃうけど・・。
しかも、運が良ければLSD付きがあたるかも(∩´∀`)∩

ホンダZも比較的安めで入手可能。見た目や搭載レイアウトなどから
何もかもが中途半端といわれるが、実は必要な性能を満遍なくクリアする優等生。
燃費よし、重量バランスよし、走破性良し、4ドア且つ荷室広い、バカでかいタイヤが履ける。
都会では必要ない性能だけど、雪が降る田舎ではベストマッチな人が多いかも。
ただ残念な点は、メーカーで修理用の部品供給が終わりつつあること。
社外補修パーツも皆無に近いので、これからは他の軽にも流用された部品を見極めて使うか、
激安車をもう一台買って2コイチにするしかないので素人には厳しい。

最後はパジェロミニ。パートタイム4WDだし、Hi/Low2段の副変速機もあるし、
十分の走破性です。ですが、いかんせんネガティブ要素が強く選びにくい。
最終手段的な選択肢になるのだけど、中古でも意外と高い(;´Д`)

どの車種であっても、安ければR車(事故車)でもいいんです。しっかり直してあれば。
冬用で雑に使うために買うのだから。

- CafeNote -