中華スマートウォッチ レビュー
2020.10.16
届くのに2か月ちかく掛かりました(;´Д`)
発送まで7週間を要し、
10日間中国を彷徨い
シンガポールを経由したところから行方不明になり、
ある日突然到着。
さすが中華クオリティ(;´Д`)
早々に見切りをつけてPolarを買っておいてよかったですわ。
例のごとく、ボコボコです(;´Д`)
コロナウイルスが付着してたらヤバイので一応消毒。
箱は激安で買ったにしては立派、立派。
密度の細かい発砲スポンジに覆われています。
輸送中に雑に扱われてたとしても故障はなさそうです。
液晶も割れてませんでした。
私はいつもの黄色い封筒にウォッチだけ放り込まれただけのものだと思っていました。
アマゾンで5千円とかで売られているものなので、見た目だけは気を使ってる?(;´Д`)
内容は↑こんな感じ。ベルトがワンタッチ脱着ではないので、工具がついてきてます。
まぁベルトが切れるほど使い込むことはないとは思いますが(;´Д`)
充電は専用のアタッチメントが付属してきて、USB給電です。
PCに接続すると良からぬ通信をしかねないので、コンセントからアダプタ経由で行いましょう。
バッテリーは空で起動しませんでした。しばらく充電。
説明書は生意気にも日本語があり、単語の使いまわしや語尾はあっているんだけど、要点が伝わらないので、高性能な翻訳ソフトでも使ったんじゃないかと予想。
背面は緑色のLEDが1基。赤色はありません。
ガラスはR加工されてるし、手触りは良い。このままだとアップルウォッチと勘違いする人はいそう。
だけども、液晶を光らせると残念すぎて一目で中華とバレます。
輝度が低い上に、黒が黒としてでていない。グレーっぽく表示される。写真でとるとすこし青みがかっているように見えますね。Igniteと比べると、品質の差が一目瞭然です。
厚さは中華の方がすこしだけ薄い。腕につけてみるとこの微妙な差が、かなりの差に感じてくる。
このくらいまでPolarが薄くなったら最高だけど中華ほど中身がスカスカではないだろうし、むりかな(;´Д`)
実際にランして動作確認をしてみました。左手にPolar Ignite、右手に中華。走りながら心拍の動きをみたところ、中華の値は意味不明の値を表示します。
Igniteで110台のところ、160を表示してみたり、130台の時に180を表示してみたり、安定しません。低く表示されることはなかったので高い方向に誤検知してるのだと思われます。しばらく様子を見ていると、激しく手を振る動きではセンサーが測り切れていない気がします。加速が安定して心拍も安定し、それが5分くらい維持すると、Igniteと中華はほぼ同じ値を示します。
Igniteでもベルトをきつめに締めないと20くらい多めに検知してしまうので、この手の製品はエラーが続くと高く表示される傾向にあるのでしょうか。ただ、Igniteはしっかり締めれば問題ないのですが、中華だとしっかりと締めても改善の様子はありませんでした。
坂道や下り坂が入り混じるようなシーンでは心拍が激しい動きをするので中華は正しい値を示すことはないでしょう。ウォーキングでも安定するまでは異常値を示していましたからね。心拍機能をあてにして中華を買うのは絶対にやめた方がいいと思います。そもそもPolarで一番安価のM200でさえLEDが2個だというのに、心拍計の歴史が浅い中華企業が緑LED1個でランニングの計測をしようというのは無茶が過ぎると思います。
液晶も問題がありました。黒のサングラスをかけていると全く見えません。太陽の下ではまったくもって輝度が足りていません。走っているときにサングラスを外して見るという作業は苦痛です(;´Д`)
もちろんIgniteではそんなことはありません。1000円未満で買ったから笑い話で済むけど5000円で買ってたらブチ切れます(笑)
スマートフォンのテストは、完全に初期化した古いNexus7(2012)で行います。
初期化してもいいようなスマホはAndroid4.1だったり、個人情報が入ったものだったりなので使えません。その中ようやく見つけたのがNexus7でした。
アプリの条件はAndroid4.4と説明書に書いてあるので、Nexus7は5.1.1なのでギリギリセーフ!
と思ったがこれは嘘である。Googleplayでインストールすると対応していませんと言われる。
Googleplayに登録されているものは、バージョンが上がって4.4どころか5.1.1でも使えないようになっているので注意。
仕方ないので、インターネットからwearhealthで検索し、v1.0.66のapkを見つけてインストールした。
生意気にもアカウントを要求してきた。新規にアカウントを作って名前、身長、体重、性別などの個人情報を入れて初めて動き出す。
スマートウォッチとのペアリングはアプリを介さないと繋がらないらしい。AndroidのBloutoothからでは接続を蹴られるという。なんで?(;´Д`)
まー結局うちではスマートウォッチとNexus7とではBluetoothの規格が合致してなかったみたいでペアリングできませんでした(;´Д`)
なんかいろんなところで不完全です。嘘、おおげさ、紛らわしい。
中華の利用は計画的に(;´Д`)
BackBeat FIT 3100 レビュー
2020.10.16
ジョギングしているとわかる、イヤホンのスポーツ用と一般用の違い。
昔買った、QCYのQY8
中身はSoundPEATS QY8と同等(OEM?)かコピー品だと思うのですが、
音質は2,000円前後のBluetoothイヤホンにしてはapt-Xにも対応して、まずまずの音質でした。
でも、ジョギングのような過酷環境では耐えらえません。いやウォーキングのような緩い運動でもキビシイ。
そこは値段相応でしかないのです。
スポーツ用は以下のポイントを押さえていることが重要だと考えます。
・運動の妨げになってはいけない
耳から簡単に外れてしまったり、装着に圧迫感があったり、長時間使うと痛みを感じるようでは使えない。落下防止としては耳掛けタイプが最強。そしてなるべく軽くないと耳の負担になる。
・着地の振動が聞こえてはならない
ウォーキングだとあまり気にならないけど、ジョギングになると着地のドンという音が外耳に反響する。体重が重いとその音はより高まり、走る速度が上がると太鼓を連打しているかのようになる。当然音楽は聴きにくくなるし、せっかく音質が良くても台無し。
・ケーブルの接触音が聞こえてはならない。
走っているとケーブルが宙に舞う。体に触れたときにザザザとか、トンという音が糸電話よろしく伝わってくる。速度を上げれば上げるほど音が伝わってくる。とっても耳障り(;´Д`)
今だと左右独立型の無線イヤホンが主流なので、それを選べば自然と解決になりそう。
・雨に耐えられる
防水は必須。汗にも耐えてもらわないといけないので、海水にまで対応するのは厳しいかもしれないが水深1M程度の防水は必要。
・外の音が聞こえなくてはならない。
町中を走っていると車や自転車が往来してるので外の音が聞こえないと危険極まりない。完全密閉型だとクラクションを鳴らされないとわからないなんてことも普通にある。
これらの要件を満たすものとなると、実はあまり存在しません。高い製品でもどれかが欠けていたりします。
現時点でコストパフォーマンスにおいて最強と思われるのはアメリカの音響機器メーカーであるプラントロニクス(Plantronics)から出しているBackbeat FITシリーズ これに限ると思われます。
Amazonを検索すると耳障りの良いうたい文句でいっぱいの中華イヤホンであふれていますが、実際はどの機能も中途半端で使えません。やはり老舗の一流メーカーを選ぶべきです。
現在ではBackbeat FIT3200が登場しているようですがまだまだ高いです。3100でも実用部分では性能はほとんど変わらないので型落ちでも十分です。
Polar Ignaiteの時も思いましたが、アメリカ系の商品はパッケージに独特の特徴がありますね。日本製とも中華とも違う完成度があります。
説明書は簡易ですが、その簡易なものに多言語対応するという。そのおかげで内容は薄いのに物は分厚くなってしまう(;´Д`)
よく見ると多言語対応してるのは注意事項だけで、操作方法はイラストだけでのジェスチャー(;´Д`)
これはなかなか理解が難しい。
詳しくはメーカーのユーザーガイドに載ってました。
本体ケースを開けてみます。実にコンパクト。
メーカーやショップの商材写真を見ると鮮やかなエメラルドグリーンに見えますが、
実際は角度により色相が結構変わります。よほど光を当てなければ商材写真の色にはなりません。走っていても周りからは艶ありの黒くらいにしか見えないでしょう。
この角度だと紫に見えますね。
ケースのイヤホン穴はがキッチリはまるように設計されていて、まったくズレません。
充電器も兼ねているので遊びは許されないのでしょうね。
イヤーフックは柔らかすぎず硬すぎず。耳にかけてみても圧迫感はありません。
耳穴に当てる部分(赤)は薄めにできていて、音をほぼ通す材質なんだと想像します。
実際に使ってみた感想を書いておきます。
便利な点は、ケースから取り出し/収納した時に自動でイヤホンがON/OFFされるところ。電源Offし忘れすることがよくあるのでとても助かります。
ですが、ケースから外してすぐにペアリングしないとパワーオフします(;´Д`)
音は静かな室内でスマホの音量を2/3まで上げてもそれほど漏れることはありません。外で走ってると他人からはほとんど無音に近いと思います。
ジョギングでは着地音の頭に響くドンドンは消えました。
QY8の時は左右をつなげるケーブルがあるので、ケーブルの接触音がしていたのですが、それが無いのでとても快適です。汗ばんだ首に接触してくると気持ち悪いので無線のBBT3100はメンタル的にもかなり楽です。
外の音はかなり鮮明に聞こえてきます。車の近寄る音がはっきりわかりました。
ハイブリッド車のようにエンジン音がしない車でもタイヤの音で気が付くことができるレベルです。
同じコースを走って、今まで気が付かなかった虫の音や、風や木々の騒音、自分の靴の音が聞こえてきます。ちょっと新鮮です。
サウンドは、耳奥に押し込むイヤホンに比べて2cmくらい遠いところから聞こえてくる感じです。音質も程よくQY8ほど低音を利かせていないので聞きやすいです。なんとなくですがボーカルの音域を高めているような気がしますが、私の聴覚のレベルが落ちてるのかもしれません(;´Д`)
装着感は、途中で付けているのかわからなくなるほど軽くて自然です。走っていて「落ちそう!」と思う瞬間は皆無でした。QY8では下りだと着地の振動に耐えられず、すぐに耳穴から外れてしまい、走りながら付け直すといったことが多かったのですが、BBF3100ではそのストレスが無いせいか特にペースを上げたつもりもないのに、いつもよりタイムが上がっていました。
イヤホンから動作状況を音声でアナウンスされますが、私のヒヤリング能力が低いせいか聞き取れません。なんとなくわかったのは、
Power On
Battery High
Phone connected
Power Off
の4つくらいでした。
あとはよくわかりません(;´Д`)
なんとなく、バッテリーが減ったみたいなことを言われたり接続が切れたとか言われたりした気がします。
販売サイトのレビューでよく書かれている問題点に、左耳側でブツブツ音が途切れるといったものがありますが、確かに私のにもたまに起きました。電車の中のように、電波が飛び交う中ではよく起きるようですが、これは原因がなんとなくわかります。でも外で走っているときに起きる現象は原因がよくわかりませんね。横を通過する車が悪さしてるのか、携帯や無線のアンテナが近いとおきるのか、イヤホンのバッテリーが弱まると起きるのか。
でも携帯型のCDプレイヤーで音楽を聴いていた私としては、音飛びなんて普通の出来事だした。それらに比べれば一瞬でリカバリーされるのでストレスはあまり感じません。
MP3やAACなどのデータでしか音楽を聴いたことのない人は故障と思ってしまうのでしょうかね。
(後日追記:音が途切れる症状は、バッテリーが消耗した状態だと良く起きる症状だとわかりました。満充電だと起きません)
バッテリーのもちは十分だと思います。アマチュアの健康ジョギング程度では使い切ることはできません。全く充電されていない状態で14km走ってみましたがそれでも最後まで聞くことができました。公表値は5時間となっていますが厳しい目で4時間と考えたとしてハーフマラソンでも使い切れないですね。
余裕があるということは、バッテリーが劣化しても買い替えることなく長く使えるということなので頻繁に使う人はうれしいと思います。
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最後に性能をリスト化しておきます。
・左右独立ワイヤレス。ケーブルはありません。
・周囲の音が聞こえるAlways Awareイヤーチップ。耳を完全には塞がない設計
・ソフトなイヤーループ採用で激しい動きでも疲れず外れず
・耐汗性と防水性
・ワイヤレス通信距離最大10m
・重量約22 g(0.78 oz)
・Bluetooth®のバージョン 5.0、HFP 1.7、HSP 1.2、A2DP 1.3、AVRCP 1.5
・全高調波歪 3%未満
・スピーカードライバーのサイズ 13.5mm
・周波数特性 20~20,000Hz感度94dBSPL(最大ボリューム)
・マイク DSP搭載MEMSマイク
・再生時間 最大約5時間(イヤホンのみ使用の場合)、充電ケースの使用でさらに約10時間の音楽再生が可能
・連続通話時間 最大約5時間
・IP等級 IP57の耐汗性と防水性
・DeepSleep 最大約6か月
・連続待受時間 最大約14日間(充電ケースがフル充電されている場合)
・高速充電 15分間の充電で最大約1時間の音楽再生
・バッテリー容量(イヤホン)90mAh
・バッテリー容量(充電ケース)740mAh
最後に。
最近、外の音が聞こえることが重要ということが浸透し、骨伝導の製品がたくさん出てきていますが、仕組み上、音質は犠牲になるので中途半端に開発研究している安物中華は買ってはダメだと思います。
骨伝導にこだわりたい場合はAftershokzのAeropexはスポーツ用として開発されているだけあっていいのではないでしょうか。アメリカの骨伝導専門メーカーなだけあって、プロのランナーも使っているようです。
ランニングで検索してみて重要なことをまとめてみた。
2020.10.11
知っているつもりでも実は知らなかった真実が多いです。
・消費カロリーと脂肪燃焼は別物。
・脂肪を燃やすにはグリコーゲンが必要。
・激しい運動ではグリコーゲンが優先的に使われ、脂肪はほとんど使われない。
・脂肪が燃えるのは低負荷運動の時だけ。
・グリコーゲンは一般的な成人男性で、筋肉に約1500kcal、肝臓に500kcalしか蓄えることができない。
・体脂肪1g当たり約9kCal。体脂肪率が20%で体重が70kgの人であれば、体脂肪は約14kgになり、約10万kcalのエネルギーを蓄えている。(値について諸説あるが、この数値で計算しているのが多い)
・体重70kgの人がフルマラソン42.195km走る場合、70kg×42.195km=2953kcal 走る速度はカロリー消費量にはあまり影響受けない。
・マラソン30kmの壁とはグリコーゲンの枯渇によっておきる。
・ランニングと筋トレを行う場合、どちらを先に行うかは体脂肪の燃焼という観点から言うと筋トレを先にした方が効果的だと言われている。筋トレ後は成長ホルモンやカテコールアミン等のホルモンが分泌。さらに糖質が低下した後から有酸素運動をした方が脂肪燃焼の割合が多くなると言われている。
・外が暑いからといって消費カロリーは増大しない。
・坂で消費カロリーは変化する。10度から15度の緩やかな傾斜をウォーキングで上った場合、平地の3倍のカロリーを消費。20度から30度の場合、平地の6倍以上のカロリーを消費。下り坂は距離や速度によっては2倍程度まで上昇。
・疲れと消費エネルギーは比例しない。疲れたからと言って体脂肪が燃えているとは限らない。
・消費カロリーと脂肪燃焼は別物。
・脂肪を燃やすにはグリコーゲンが必要。
・激しい運動ではグリコーゲンが優先的に使われ、脂肪はほとんど使われない。
・脂肪が燃えるのは低負荷運動の時だけ。
・グリコーゲンは一般的な成人男性で、筋肉に約1500kcal、肝臓に500kcalしか蓄えることができない。
・体脂肪1g当たり約9kCal。体脂肪率が20%で体重が70kgの人であれば、体脂肪は約14kgになり、約10万kcalのエネルギーを蓄えている。(値について諸説あるが、この数値で計算しているのが多い)
・体重70kgの人がフルマラソン42.195km走る場合、70kg×42.195km=2953kcal 走る速度はカロリー消費量にはあまり影響受けない。
・マラソン30kmの壁とはグリコーゲンの枯渇によっておきる。
・ランニングと筋トレを行う場合、どちらを先に行うかは体脂肪の燃焼という観点から言うと筋トレを先にした方が効果的だと言われている。筋トレ後は成長ホルモンやカテコールアミン等のホルモンが分泌。さらに糖質が低下した後から有酸素運動をした方が脂肪燃焼の割合が多くなると言われている。
・外が暑いからといって消費カロリーは増大しない。
・坂で消費カロリーは変化する。10度から15度の緩やかな傾斜をウォーキングで上った場合、平地の3倍のカロリーを消費。20度から30度の場合、平地の6倍以上のカロリーを消費。下り坂は距離や速度によっては2倍程度まで上昇。
・疲れと消費エネルギーは比例しない。疲れたからと言って体脂肪が燃えているとは限らない。