AlienwareのVT-xについて
2021.08.15


VTとはIntel Virtualization Technologyといって、
仮想環境を実現するためのハードウェア支援機能です。
この機能があると、Windows10の画面上で新たなwin10やwin7、
Linux、Androidなどを動かすことが簡単になります。
いわゆる仮想PCを快適に動かす機能と言えばわかりやすいでしょうか。

ではこの機能はどうやって有効にするかですが、
一般的に最初から有効になっていることが多いようです。
最近のパソコンではBIOSの設定画面上に
「Intel VTT」とか「Intel VT-d」とか「Intel VT-x」
といった項目があります。



↑は富士通のビジネス用PCですが、選択項目があります。
古いPCなので、「Virtualizaion Technology」という項目になってますね。



Alienwareの過去のモデルではAdvancedの項目にあったという情報がありました。
私の使っているAlienware Aurora R11にはVTの設定箇所がありません。
このような項目がなぜAlienware Aurora R11には無いのか。
海外でも問題になっており困っている方が多いようです。

確かに使う使わないに関係なく、
ビジネスPCにあるのにハイエンドPCであるAlienwareに無いというのは
ちょっとイラっとします(;´Д`)

私はVMwareを長く愛用してます。
特に開発言語系のアプリは新しいPCに買い替えると移植がメンドクサイので
仮想PCにインストールして何処でもどのPCでも扱えるように環境づくりしています。
ホストPCがVT-xに対応していると仮想PCの処理速度の向上に結びつき、
最近はAndroidのエミュレート等で要求されたりと結構重要なのです。
そこで実際のところAlienware R11では対応しているのかどうなのかを検証してました。



ハードウェアがVT-xをサポートしているのか?ということですが、
Intel® Processor Identification Utility
をインストールして実行することで確認することが可能です。
入手先は↓
https://www.intel.com/content/www/us/en/download/12136/28539/intel-processor-identification-utility-windows-version.html?v=t
私のPCでは画像の通り、VT-xの対応は問題ないようです。
では機能が有効になっているかどうかの確認ですが、
それはWindows10のタスクマネージャーを見ることで確認が可能です。



これを見る限り、Windowsでは有効と判断しています。
この2種類のツールをもってわかることは、
BIOSでは選択項目は無いにしても有効のまま機能している。
ということです。

動作に問題が無いことはわかりました。
機能をOffにしたいことはまず無いのでこれからも問題になることは無いでしょう。
私の疑問は解決したのですが、これでは納得できない方のためにもう一段階踏み込んでみます。



現在のBIOSを確認。
Ver1.01って意外と初期の初期です(;´Д`)



現在DELLにBIOSを拾いに行くと1.07まで進んでいました。
一年でここまで進むとはなかなかにペースが速い(;´Д`)
Dellから緊急の更新として配られていたので
今回更新するのはいいタイミングかも。
このBIOSを組み込んだらVT-xの項目が現れるのか確かめてみます。



昔に比べたら安全になったとはいえ、BIOSのアップデートは怖いですね(;´Д`)



無事、アップデートが完了しました。
前回のアップデートもそうでしたが、
アップデート完了後、勝手に再起動してくれるのはいいのですが、
その再起動は正常に立ち上がってきません。
エイリアンロゴも表示されない暗黒のままです。
失敗したかと焦ります(;´Д`)
ま、電源を強制的に落として電源再投入すれば正常に起動してくれました。



再び、Advancedを覗いてみます。
PCIeの項目が1つ増えているだけで、
残念ながらVT-xの項目はありませんでした。



VMwareの設定を覗いてみます。
問題なくVT-xの項目にチェックを入れることができます。



もし↑のようにチェック項目がグレーアウトして設定できない場合、
それは仮想PCがサスペンドのまま終了している可能性があります。
一度立ち上げて、完全にシャットダウンしてみると大丈夫だと思います。
私はこの謎でかなりの時間を費やしました(;´Д`)

結果、機能は有効である。だがOffにはできない。
突然現れたリーディングリストを消す方法
2021.03.19
ある日突然Google Chromeにリーディングリストなるものが
ブックマークバーの横に現れました。
これが普通の方法では消えないので、消し方をメモしておきます。

アドレスバーに「chrome://flags/#read-later」と入力
『Reading List』という項目が現れるので、Default』から『Disabled』に変更します。

その後、『Relaunch』というボタンが現れるので、クリックするとブラウザが再起動されて、
先ほどのリーディングリストが非表示になります。

ビットコインのマイニング方法を調べる
2021.01.27
知人に「ビットコインのマイニングってどうやるの?」と聞かれたけど
全く予備知識が無かったので答えられませんでした。
ビットコインに全く興味なかったので調べたことすらなかったのですが、
そういえば「先延ばしにして全くやってなかったな」と自己反省し
これを機会にちょっと調べてみたいと思います。

昔は、誰もかしこもマイニング(採掘)してたと思うのですが、そのとき特にどこと契約とかそういう話は無かったように思えます。が、調べてみるとビットコインアドレスなるものを取得してそれを使ってマイニング(採掘)するという。
ビットコインアドレスは、言わば預金番号みたいなもので発掘したときに預ける先みたいなもの。アドレスを設けないで発掘作業をしても釣った魚をリリースするのと同じで貯めこむことはできないらしい。

ビットコインアドレスは自分で生成することができるらしいけどあまりにも複雑で素人が作るというのは現実的ではない。そこで世界に様々ある仮想通貨取引所にアカウントを作って用意してもらうのが一般的みたいだ。
私は日本の会社だと思われるbitFlyerでアカウントを作ってみた。維持費用が0円が特徴で、ハッキング被害にあったことが無いというのも大きい。
もし被害にあったときは500万円を上限に補償するというサービスもあるので実験でいろいろやるには最適だ。
ただ弱点もあり、三井住友以外の銀行へ振り込みした場合は最低でも550円取られる。3万以上の振り込みは770円。
維持費無料のしわ寄せがこういう所にきているのだね。

とりあえずアカウントをを作成してみたけど、まだビットコインアドレスはもらえてない。
Q&Aをみても「ビットコインコードを取得するには?」なんて記述が無いため初めての人はかなり悩むと思う。
色々調べると、「入出金」メニューから確認したい暗号資産(仮想通貨)名を選択し、「預入」タブから確認でるらしいので、入出金メニューが正常に機能しないとビットコインアドレスはわからないと理解した。
入出金メニューを使えるようにするには、個人情報を登録することしか残っていないので、それをやらないと有効にならないんじゃないかと考えた。
名前、住所、電話番号、生年月日を登録し、免許証のコピーをスマホでとって送る。
顔の自撮りも正面と側面必要で結構うるさい。



そこまでやってみたけど、承認待ちになってしばらく進まない。



でも入出金のところに入ると少し進展してるのでおそらく間違いないかと。
2日待ってさらに進展があった。



見事アドレス取得。
では採掘するツールをインストールして実際に掘ってみることにします。
採掘ツールはAwesome Miner。GUIが使えるので直感的に操作できます。
開発した所はスウェーデンの会社らしく、信用度はいまいちわかりません(;´Д`)
まぁ迂闊に使うと盗まれる危険があるわけですが、中国が作ったものじゃないし、メジャーなソフトらしいのでとりあえずこれで試してみます。

採掘するには、自分だけで頑張るか、プールマイニングを使うか選ぶ必要があります。
プールマイニングとは、複数の人と協力しあってマイニングする方法です。
ソロマイニングよりもマイニングの成功確率は格段に上がりますが、成功報酬は参加者で分け合うので増え方は少な目です。
この実験ではZpoolという団体を使うことにします。
Zpoolは特に設定する事無く、ある程度Zpoolがビットコインを預かり、一定量溜まると指定したビットコインアドレス宛へ自動的に支払いされます。
未払い報酬が累計0.0025BTCを超える場合は週に数回支払いされ、0.01BTCを超えた場合1日1回支払いされます。
0.0025ってかなりの額ですよ。半端にやって達成できる数字ではないので気長にやるしかないですね。0.01は量子コンピュータでもないと最早不可能です(;´Д`)
Zpoolは6ヶ月以上マイニングがされていないと、残高が消失してしまうのでマイニングをやめるのなら送金が終わったタイミングで終わるのがいいと思います。
使いにくかったら別の団体を検討します。



動きを見ていると、GUIではあるが、ステータスをウインドウに表示しているだけで結局はCUIで動いているようだ。それだけでも十分見やすくなるので助かる。

初代Core i3-3227U、Core2Duo、Geforce 2070superの3種類で動作確認してみたところ、Core i3での演算では1日に数円しか稼げないことが分かりました。Core2Duoだとまぁ当然ひどい結果です。
Geforce2070superはそれに比べ伸びが大きい。温度を75度制限にしているにも関わらず、6時間程度動かしただけで30円ほど稼ぐ。1日動かせば120円程度。1か月で3600円・・ おそらく電気代を賄う程度までは稼げないがグラフィックボードでないと短期間で稼ぐのは難しいということが分かった。Core i9では爆熱になりそうなので実験してません(;´Д`)

現時点で変だなと思ったことは、Zpool内のビットコインが減ることがあること。

ビットコイン ドル換算
0.00004639 $1.5
0.00004664 $1.48
0.00005359 $1.70
0.00005530 $1.79
0.00005514 $1.78
0.00005513 $1.79
0.00005522 $1.80
0.00005529 $1.78
0.00005544 $1.78
0.00005543 $1.76

こんな感じで変化している。
$の価値が下がるのは相場が変動してるし仕方ないんだけど、ビットコインそのものが減るのは意味が分からない。
ZpoolかAwesome Minerの手数料で搾取されてるのかな? 謎だ(;´Д`)
そして今、ビットコインは価値が乱降下している。つまり掘っても掘っても金額は増えていかない(笑) 
ソーラーパネルの電気が余っているということでもなければマイニングは損すると思う。
HDDのデータを吸い出すためにKnoppixを準備する。
2021.01.15
壊れたLinkstationNASからデータを救うといった案件がありました。
Windows10ではEXT4に対応していないため、LINUXを用意してあげる必要があります。

DVDメディア用ISOファイルをダウンロードする。
理化学研究所 Knoppix 日本語版ダウンロードページが結局速く落とせる。
http://ftp.riken.go.jp/Linux/knoppix/knoppix-dvd/
海外は丸1日以上かかる。
現時点の最新は
http://ftp.riken.go.jp/Linux/knoppix/knoppix-dvd/KNOPPIX_V8.6.1-2019-10-14-EN.iso
このファイルらしい。英語版だけど(;´Д`)

KnoppixをUSBメディアからブートさせることも考えます。
すると、さまざまなOSのディスクイメージから、起動可能なUSBメモリを作成できるツールなんて便利なものが世の中にあることを発見。
https://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se513823.html

これで勝てる!(;´Д`)
2021.01.15 23:03 | 固定リンク | パソコン
Alienware Aurora R11でイメージバックアップの最適解
2020.08.28
お金をかけられるなら法人用のアプリで好きなものを買えばいい。
だけど個人や中小企業だとそうもいかない。
安心で、確実で、安い。そんなものを探したら何に行きついたのかというお話。

パッと頭に浮かぶのは、無料ソフトの中で優秀なバックアップソフトは何だろうという疑問。
優秀の定義は人それぞれだと思うが、私が最も重要だと思うのは、OSが起動しなくなってしまった場合にブータブルディスク(ブータブルUSB)が正常に起動し、ハードディスクイメージを正常に復元できること。
Windows上で動くだけならほとんどのアプリで不都合は起きない。だけどWindowsが故障して使えないとなると、外部からPCの細かい仕様を乗り越えて起動する必要があるので、意外と使えるソフトは少なくなってくる。価格だけは立派で機能てんこ盛りだけど最近のチップセットやグラフィック環境に対応してなかったり、最悪はUEFIに未対応で復元できないなんてことも起こりうる。それらを初期の段階で実験し把握することはとても重要です。

最近、無料バックアップソフトでは
EaseUS Todo Backup Free
AOMEI Backupper Standard
の2つが知名度を上げてきているように感じる。
ブートメディアも作れるし、機能に高望みしなければ十分使える。
私も最初はこれでもいいかと思ったけど、調べていくうちに製造元が中国の企業ということなのでやめた(;´Д`)
ブートメディアでリカバリーしているときにデータを外部に流していたなんて話がネット世界では点在しているし、リカバリー中なら通信監理できる機材がつながってないとどれだけ通信されてても気が付けない。
実際あり得る話だなと((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
リカバリ中はLANケーブルを抜きましょう。

私が今まで使ってきた中で、一番復元率が高かったのはAcronisのTrue Imageです。
この製品はハードディスクのイメージから中身のファイルにアクセスできる優れもの。操作も簡単。
WDのハードディスクを今回Alienware Aurora R11に組み込んだので、無料のTrue Image WD Editionを使ってみたのですが、
最新のチップセットには対応していないみたいで、ブートメディアから起動したら、M.2はおろか、SATAも認識せず。
認識したのはUSBで接続してるHDDのみでした。Windows PEメディアでも駄目です(;´Д`)
そうなると他に探すしかないですが、

Macrium Refrect 7 Free Edition 【英】
https://www.macrium.com/reflectfree


PARAGON Backup&Recovery 17 Free 【独】
https://www.paragon-software.com/free/br-free/


MiniTool ShadowMaker Beta 3.2 【加】
https://www.minitool.com/backup/system-backup.html


候補はこれくらいかな。
とりあえずMacrium Refrect 7をためしてみる。



あれ?これ何気にいいかも。



上記のようにBootメディアにドライバーを組み込むことできる。
もちろん正常に起動してM.2もSATAも認識。Image化も正常に行えた。
無料にしては、圧縮率の変更なんかもできて何気にサービスがいい。
そしてイメージファイルをWindowsでマウントできた。この機能は空いているドライブレターを利用してあたかも接続されているハードディスクのようにアクセスできる。この機能があると、古いPCのHDDを処分するとき、イメージだけ残しておいたなんてことありますが、データの取り出しが簡単になります。
難点といえば、英語しかないというところだけど、それは見難いだけでとくに不便は感じません。(しかも有志が日本語化パッチを配布してる)
いきなりあたりを引いたなぁ(;'∀')

PARAGONも、説明を見る限りかなり優秀みたいだ。
Free版は日本語化されていないという問題はあるけど、些細な事。
無料でもアカウント管理はしているようで、登録しないと使えない。
登録すると無料アカウント用のライセンスキーがもらえるという段取り。
これはMacrium Refrectでもそうだった。
PARAGONがほかのソフトと違うのは差分/増分バックアップがフリー版にもついてくるところかな。空き容量を気にする人は重宝するかもしれない。
リカバリーディスクはWindows PEベースのもの。ただし、私がリカバリーディスクを作ろうとすると
「操作は失敗しました エラーコード = 66, エラーメッセージ = ディレクトリが見つかりません」
と言われて成功しない。USBメモリでもダメ。アドオンを古いものに変えてもダメ。
つまりこのアプリはAlienwareで使うべきではないと思う。

MiniTool ShadowMakerは無料版ではリカバリーディスクが作成できない。
これは致命的な弱点だ。HDDイメージバックアップは、Windowsが裏でガンガン動いている状況でやるべきではないというのが私の持論。できる限り基幹OSが立ち上がっていない状況で行うべきだと思う。時間があるなら別ドライブで起動してセクタ単位のバックアップをしたいくらいだ。
つまりリカバリーディスクが作れないというのはあり得ない。ということで遠慮いたします(;´Д`)
有料版を使う機会があったらよろしくお願いします。

結果Alienware Aurora R11はMacrium Refrect 7が最適だと思う。
多機能で昔のTrueimageであった機能が無料版で使える。高望みしなければこれで十分。
さらばTrueimage・・・ WD Editonが問題なく使えるようになれば戻ってくるかも。頑張ってください(;´Д`)


バックアップソフトは、機種依存が強いソフトです。
必ず自分のPCで相性を確認してから使いましょう。

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