PANASONIC EZ6220の救済。エネループ化
2017.11.14


私の手に電動ドリルが2本あります。
某取引先で備品の整理をするということで
その会社にあったものを幾つか頂戴した
というのが事の経緯なのですが、

その電動ドリル、充電器が無いのだそう。
それで充電することができずに放置され続け
今回廃棄されるところだったのです。

PANASONIC EZ6220

このドリル、トルクは6段階で調整(約0.4~2.0N・m{4~20kgf・cm})
速度も2段切り替え式。
高速:1.5N・m{15kgf・cm} 高速:400回転/分
低速:2.4N・m{24kgf・cm} 低速:200回転/分
とても使いやすいね。
動いたらパソコンのメンテで大活躍しそう。

充電器を買うとしたらamazonで8,726円
電池は正規品の生産が終了していて、
互換品が2,298円。しかも劣化が早いと来たもんだ。
結構高いなぁ。
これらを揃えるなら本体ごと新しく買えちゃうよ。



最後は、外枠を作成。



完成!
動作テストも完璧です。


事後報告。エネループでは一度に取り出せる電力に限界があるためトルクが全くありません。
おそらくですが、電圧降下が起こってかなり低い電圧になっていると思われます。
12800mAhの単二型(Cサイズ)2本を使って作り直すことにしました。
3Dプリンターでノズルが詰まりやすい原因
2017.11.05
印刷が途中で失敗するトラブルを良く経験します。
よく見ると途中からフィラメントが射出されてなくて、
エクストルダーのギア周りにフィラメントの削りクズが散乱・・
これはノズル詰まりの症状です。

なぜこんなことが起きるんですかね。
何となくスライサーの設定が怪しい気がするのですが、
そこは一旦置いといて、
まずはノズル周りから研究と対策をしてみたいと思います。

詰まりと言えば、
0.4mmという穴にゴミが入ってしまい目詰まりを起こす。が一般的です。
ですが、うちの場合は
一度溶解したフィラメントが逆流でノズルの上部分に固着。
そして冷えて塊となり、フィラメントの動きを塞き止める。
このパターンが多いようです。
その証拠にしっかりパッキングしたにも関わらず、
ノズルとスロートの境目からフィラメントが漏れ出てきます。

これは必要以上に吐出されて、行き場のないフィラメントが
溢れているというようにも見えます。
そこで、出力系の設定を再確認してみると・・

原因はエクストルーダーの設定でした。
先日金属のエクストルーダーに変更したのですが、
そのギア比が違っていたのですね。
必要量の1.5倍のフィラメントを送り込んでいたことが判明。
そう言えば、あの時、なんか一回り大きいなぁと感じた記憶が・・
あの時気がついていながら設定し忘れていたんだなぁ・・・(;´Д`)フゥ

エクストルーダー以外にも原因があったら困るので、
ノズル周りの検証も兼ねて色々研究もしてみましたよ。
下は今回試してみた新タイプのノズルです。
スロート一体型になっていて、取り外しやすいように
ラジペンやスパナで挟めるところもあります。



このノズルだとつなぎ目も無いですし、中は先端ギリギリまでテフロンチューブが
入っているのでゴミ以外ではなかなか詰まらないでしょう。
それでも詰まるとなれば、温度設定ミス、出力量ミス、ファームウェアの設定ミス
等、何かしらのミスか欠陥だと思います。



↑早速組み上げ。
ヒートシンクはE3D-V6、新型ノズルもV6用、ヒートブロックはV5用
早速実験してみるも・・・
嘘だろ、冷えすぎ(;´Д`)
冷却能力高すぎて印刷可能状態までなかなか温まらない・・・
冷却フィンが11枚だもんなぁ・・ 恐るべしV6。
いや、違う、このノズルが熱伝導良すぎるんだと思う。

最大温度が200度くらいにしかならないので、
ファンコントロールできる部分に繋げて、
1層目はファンを回さない設定にしてみたら
見事にノズル詰まった( ゚д゚ ) アホだw
ああ、やっぱりファンレスはあかんのね・・
まぁ、こんなことでも、実験した結果は今後の役に立つでしょう。
ノズルは4本買ってあるんで、まだまだいけますよ(≧∇≦)b
詰まったのはアセトンに投下してしばらく放置。



↑ヒートシンクを外してテストしてみました。
これだと余裕で目的温度を突破。
ということは、ヒートブロックより上にはあまり熱を送りたくないのに、
ノズル一体成型故に熱がガンガン流れていくんだろうなぁ・・

しかし、どうやって対応しようか。

ヒートシンクに触れる部分が、従来のスロートより多いから起きているので、
すこしだけ別の物で遮ってやればコントロールできないかな?
ということでヒートシンクとの接触部分(ネジ山)に
PTFEシールテープを厚めに巻いてみることにしました。
やりすぎると、熱がこもってつまりの原因になってしまうから
程々を狙いますよ。



200度は楽勝で超えたけど、目標値の235までは届かない。あと少し。
229度まではスルスル上がっていったので、しばらく待てば235度までは行けるだろうけど、
あとはヒーターの係数設定でなんとかなるかな。
実際は225度位までしか使わないんだけどね(*´∀`*)
まず、ノズルとエフェクターをしっかり組んだ状態で、
G-codeで「M303 E0 S200 C8」を送信し導き出されたKp Ki Kdの3種を
ファームウェアに書き込みます。



いけた。余裕で達成。
エフェクターにも熱が逃げて厳しいことになるかなと思ったけど、
手で触ってみても、ほんのり温かい程度。
無事達成できて一安心。
塗りが安定しない件について
2017.10.14
3Dプリンターの塗りが安定しないというトラブルについて、
エクストルーダーが破損していた為
メタルパーツに変更した。と書いてまだ日が浅いですが、
フィラメントは正常に吐出するようになったものの、
未だ塗りにばらつきが出ているのが気になります。

動作をじっくり見ていると、
どうやら左方向に印刷する時に
フィラメントの乗りが悪く、
右方向に印刷するときは
キレイに塗れています。

原因がどうにもわからなかったのですが、
気になる部分を、昨日偶然見つけました。

ヒートブロック周りを分解して
巻いていたカプトンテープもキレイに剥がしてみると・・・



ヒーターが歪んでる(´Д`;)
マジマジとみると、ノズルも傾いてきてる。
ヒーターを固定するネジの圧に負けて歪んできた模様。

傾いているということは、ノズルとノズルスロートとの間に
隙間もできているわけで、どうりでフィラメント漏れや詰まりが多いと思いました。
実はこのヒートブロック、V5用じゃなくてV6用を流用してたのですが、
新しいものが良いとは限らない良い例ですね。
エクストルーダーに接続部品なし。
2017.10.04


エクストルーダーが破損したので
早急にメタル部品を取り寄せたのですが
送料込み350円という安さ故か、
デルタに取り付けるパーツが同梱されてませんでした。
もちろん発送者のミスではなく
商品写真にも写っていないので、
私の確認不足です。
(っていうか改めて見直しても付属している商品がなかった。)
とりあえず間に合わせに金属プレートで接続してますが、
やっぱり見栄えが悪いですね。

ここも改装前に部品を印刷しておきましょう。
部品は自作じゃなくて
https://www.thingiverse.com/thing:2056016
ここからダウンロードしたもの。



↑問題なく付きそう。
モーターは結構重いので
使っていく内に積層割れや折れなんぞが起きたら嫌だなと思い、
反り覚悟でInfill100%で印刷。
精密部品じゃないので反りよりも強度優先ですよ。



(*´∀`)b イイネ!
メタルのコーナーパーツについて
2017.10.03


削りだしのコーナーパーツが届いた。
アルミだと思うがなかなかの重量感。剛性が高そう。
ただしバリがすごい。
特にネジ穴については削った後の処理が皆無でした。
さすが中華クオリティ。
そのままでは使えないので、自分でカットしましたよ。

今までのコーナーパーツと、今回のコーナーパーツで
縦柱と横柱の関係性がどれほど変わるのかが気がかりでした。
3Dデータで検証してみたところ、



完全一致。
計算上は、Radiusも変わらないでそのままいけますね。

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