3D-PRT1)まずは補足説明の部分をやっつける。
2016.03.25
さて、今日から作成を始めましょうかね。

と、その前に。
まずはSDメモリに入ってたマニュアルを一通り見ます。
流石中華・・。とてもザックリな説明で辟易します。
ガンプラで言うと、
「頭を作ります」「腕を作ります」「足を作ります」「胴体を作ります」
「全部くっつけます」
「完成」
これくらいザックリです(笑)
完成写真は載せてくれてますが、所々に間違っていたり、違うモデルの写真だったり
あまつさえ、ネジもサイズや長さが違ってたりする。
もはや説明書どころか嫌がらせのレベルです。

ネジが違うということは付属ネジでは足りない場合もあるわけで
その違いを想像し、完成図を把握して組み立てる事になるので
同じ色調のジグソーパズルよろしく、とても時間が掛かりますね。

まずは別ファイルになっていた補足説明を先にやっつけますかね。

まずカーボンロッドですが、端子がすでに付いていて完成済みとなっています。
補足説明によると、ロッドの左右の穴の中心から217.3mmに長さを揃えろということです。
ロッドの長さは精度に直接関係する部分なので揃えるのは大事ですね。

とはいっても中心点から中心点となると物理的に挟めないのでノギスで測るのも難しい。
何しろ端子の精度が甘いので大きさが全部同じじゃ無いのです。
なので1本を正確に作って、他5本の長さを同じに揃えるなんて技も使えません。

そこで考えました。

そこそこ正確に長さを決められる物と言えば印刷です。
サクっとイラストレーターで次の物を印刷しました。



印刷した物を計ってみましたが正確です。
これにロッドを乗せ、中心から中心を揃えれば
目視調整なので0.1mm単位とは言わないまでも0.5mm未満の精度で
合わせられるはずです。

まず右を揃えます。



次に左を揃える。



こんな感じです。これを6本全部やるわけです。
更に追い打ちチェックとして、
同梱されていたアルミフレーム(短)を8本用意し写真の様に並べます。



そしてきっちり密着させ垂直と水平を保ちます。
その上にロッドを1本ずつ並べ、ロッドの片短に六角レンチを挿して統一させると
片側の長さ状況を確認することが出来ます。



レンチがもう一本有れば両端に挿してみるのもいいでしょう。
そうやって自分が行った調整の正当性を確認します。
このロッドはカーボンの両端に熱圧縮チューブが巻かれていました。
調整が終わったらヒートガンで熱を加え増し締め?(効果無いだろうけど)と
ネジロック剤を縁に垂らしています。

調整した感じでは、出荷時のロッドは1mmくらいは普通にズレていました。

※後日、色々動かしたあとに計測し直すと、長さはかなり狂っていました。
 目視でわかるほどホットエンドが傾いていたので、
 両端に付いているロットエンドジョイントの固定状況を見てみたら
 案の定という感じです。
 分解して見たところ、ジョイントとカーボンはねじ込み式で接続しているのですが、
 そのネジ山が緩く簡単に外れたり填まったりするようです。
 ここらへんでも中華品質が影響するのですね・・・・ 困った物です。
 そこで全部のロッドを一度完全分解し、
 ジョイントのネジ山とロッドの先端(管の中です)にしっかりとネジロック剤を塗布し
 再調整しました。1日しっかり寝かして固まったあとに使用します。


さて、次の補足ですが、電源ユニットを自国の電圧に合わせろと言うことです。
購入したKosselはヒートベッドが付属しているので大電流が必要になるため、
アダプタではなく直流安定化電源になっています。
その電源をモード切替しなさいと言うことなんですね。

これは簡単。箱3に入っている電源ユニットを取り出し、
側面のスイッチを左に動かすだけでした。



これで完了。

次の補足は、説明が意味不明で独自解釈になるのですが、
エンドストップ用スイッチとオートレベリング用スイッチの端子を
見直せという物だと思います。
接触が甘かったら一度ピンを抜いて作り直せということなんだと思います。



赤丸のとこです。
妖しい部品を提供するのが普通の中華品が、注意喚起するくらいですから、
修復しなきゃ行けないケースはかなり多いのでしょう。
テスタでチェックしましょう。

明日はフレームの三角コーナーを作りますよ。
ではまた。

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