アコードハイブリッドの純正ナビで動画再生
2017.05.18
USBメモリ再生用の動画ファイル仕様が
どうも腑に落ちない。

説明書によると、
MPEG4に対応で、拡張子はmp4、m4vが使える
動画はmpeg4(SO/IEC14496 Part.2)又はH.264/mpeg-4 AVC
音声はMP3とAACに対応
最大ビットレートはH.264なら10Mbps
最大解像度は720x576
最大フレームレートは30fps

これが再生可能な条件という話だけど、
確かに再生はされる。されるんだけど・・
フルスクリーンで再生されない!
720x576だと二回りくらい小さく表示されるのはなぜ?(;´Д`)
720x480だと解像度は低くなるのに、576より何故か表示は大きくなる。
だがこれでもまだフルスクリーンというわけでない。
このナビではフルスクリーン再生は無理なのだろうか・・・

ちなみに、実験では
1280x720
1024x576
854x480
でも失敗。


解せぬ・・・
ドライブレコーダー用台座を作る Ver2
2017.05.15
前回の試作品は、諸々の欠陥によりボツりました。
そこでVer2を設計。

カメラ本体も、もう少し詳細に作って、ボタンなどの接触回避に努めましたよ。



↑前側(左がカメラを載せたイメージ、右が無し)



↑後側(左がカメラを載せたイメージ、右が無し)

Ver1.0に比べ高さが増しているのがお判りでしょうか?
これで少しは視界が広がればいいなという期待を抱きつつ
印刷を開始します。



前のまま0.1mm積層でスライスすると、6時間掛かると出たので
0.2mmに変更しました。そのせいか積層に粗さが目立ちますね。
今回はインフィルも20%から30%にあげたので、
反り対策として、印刷物にスカートをつけてテープで固定しました。
印刷時間はおよそ2時間40分。



天井もきれいに印刷されてますし、
一見、良く出来ているように見えますが・・・

残念! 積層割れで下5㎜はロストしました( ゚Д゚)



しかも反りが発生しています。スカートつけたのに( ;∀;)
今回は熱処理がダメすぎでしたね。なかなかに難しい。

これでも一応テストはできるので、現車に置いてみますよ。



微量に視界が増えた程度( ;∀;)
うん、いいよ、いい。これでいいよ。ドラレコの収まり具合は完璧だし・・
高さは下敷きでなんとかするさね。

んだば、気を取り直して本番印刷します。
先の経験を生かして、積層は0.15mm、インフィルは同じ30%
印刷時間は3時間と20分ほど。熱対策の設定を所々に施してレッツラゴー



できた! 目立った積層割れもありませんし、
目視では反っていないように見えます。
もちろん、底面もありますよ(*'▽')
若干角にプツプツがありますが、
これはスライス時にふき取り機能を付けたら
逆に玉になってしまったという悪い例・・・
でもこの後、耐水ペーパーで磨いて
サフ吹いて、さらに磨くので問題なし。



耐水ペーパーで磨きを掛けました↑


↑30秒で完成した簡易塗装ブース(*'▽')


サフかけて1日寝かした後、また耐水ペーパーで磨きました。
表面ツルツル~~。
これで積層がうまく消えてくれればいいのだけれど。
あ、底面は、やすりもサフもかけてませんよ。
どうせドラレコ置くと見えなくなるところですし。



塗料は地元ホームセンターで売ってた特売188円のラッカー。なんと日本製。
3Dプリンター用に1本購入。これ一本で何回使えるだろうか(*'ω'*)
そして、あえて艶消し。このほうが道具感がでていい。光沢あると安っぽく見える。

ダッシュボードは夏場高温になるけどいいの?と言われそうですが、
いいんです! 塗装が割れたらまた印刷するのみ!
次の改良型を作る口実にもなりますし。
ただ塗料がダッシュボードに付着する事態は避けたいので、
台座の下には、滑り止めシートのようなものをを敷いて直接触れないように対処します。



ラッカーなんて久しぶりに扱ったけど、車用の塗料より塗りやすいかも・・
30分で触れるほど乾燥するだなんて素晴らしい。厚塗りしやすいわぁ(*´▽`*)
底面と掘り込みの部分を見なければ
3Dプリンターで作ったとはそうそうわかるまい。

塗り物は乾燥が大事。
作業をここでストップして2日間乾燥させてみました。




しっかり乾燥させると水分が飛んだせいか
すこし締まった感じがします。
角が立っていると言うと雰囲気が分るでしょうか。
その分、塗った直後に比べ、研磨の粗さがすこし目立った気がしますが
売り物ではないのでこれで十分でしょう。

ではこれを、滑り止めシートの上に両面テープで貼り付けます。


うん、いいかんじ。
最後は実車に置いてチェック。



あれ?カレンダーがリセットされてるな。直しておかないと・・
高さを除けばとても良好です。とりあえずこれで暫く使ってみて、
不便なら対策を練ろう。問題の先送り(*´ω`*)
ケーブルはL型にしたいな・・ 上にピョーンと出てカッコワルイし視界の邪魔。
これも後から考えてみよう・・・



後ろから見てもリアガラスが濃いせいか
肉眼でもカメラがあるかどうかが判別しにくいです。

最後に、ver1.0とのツーショット


この台座、ドラレコがないと必要ないものですが、
万が一欲しい人なんぞが居た場合のために、
STLデータを上げておきます。適当にお使いください。
http://randol-news.net/download/rec_stand_mk2.zip
アコハイCR7、テレビキャンセル処理を施す。
2017.05.09
成約の内容に盛り込もうとして断られたうちの1つ、
それはTVキャンセル。

断られたなら仕方ないです。自分で施します。
あ、先に書いておきますが
TVキャンセルは運転者が見るためのものではありません。
後部座席の為のものです。あしからず(;´Д`)
これから書く内容を真似して事故を起こしたり施工に失敗して車両を壊しても
当方では責任がとれません。
まぁ、このような作業を自力でやる方は自己責任の在り方を
重々承知しているかと思いますが・・・


というわけでキャンセル方法を調べるわけですが、
今は便利な時代になったものですね、高かったTVキャンセルハーネスが
インターネットだと1000~2000円くらいで買えちゃうんですから。
でもね、こんなハーネスもいらんのですよ。実際は。
過去の例からすると、ホンダ車は
パーキングブレーキの信号をアースにバイパスするだけでいけるはず。
売りに出されているハーネスの写真をじっくり見ると
20ピンのカプラのうち1本を弄っているだけ。
最新の車でもやっていることは変わってないようです。

カプラーはワンタッチで付けられる便利性を買うといった感じですね。

株式会社ISMさんところで、ピン加工の方法を公開されています。
https://ism-nfk.com/new-accord-tvfree/
https://ism-nfk.com/honda-soukoutyu-1/
ここでも20ピンカプラの角の配線を弄るだけと紹介されていますが、
確証もなしに施工するのは不安なので、
アコハイの配線マニュアルと照らし合わせてみます。



ふむふむ、どうやら予想通りです。角の11番はパーキングブレーキですね。
これなら従来通りにいけます。

作業としては配線一本をカットして、アースにバイパスするだけなんですが、
カプラーから端子ごと抜けるのなら更に楽になるので、
株式会社ISMさんから、
MX端子圧着済み配線 TSH-1 単品
を198円、送料込みで358円で買ってみました。

さて、ナビユニットを外します。これが一番の難関。
ホンダ車って内装固いんだもん(;´Д`)



まずは、傷がつきそうな場所に養生テープを貼ります。
内装やナビユニットが外れるときの動きを予想して貼るのです。
マッド加工の傷つきやすいプラスチックが多いので、
余分だろうと思うくらいがちょうどいいでしょう。
ある程度貼ったら、作業時に臨機応変に貼ったり剥がしていきますよ。

一番最初に外す部品は、パワースイッチの上部。
上の方からヘラを刺していきます。



一度も外してないとかなり固いので、
隙間が少し開いたら、ヘラを一本挿して隙間をキープするようにしてから
べつのヘラを挿して煽りながら横にスライドさせていくと外れやすいです。
クリップはパネルの4つ角に1つずつ。どれも力でこじれば外れます。
それ故、力余ってヘラが飛んでいかないように慎重にいきます。



外れたら、裏面を見て接続されているアスピレータエアホースと、
室内温度/湿度センサーのカプラを外します。
こんな蓋に部品付けないでよと言いたいところですが、
何かしら意味があるんでしょうね。きっと・・

このアスピレーターエアホース、根元も外れやすいんです。
もし外れてしまっても大丈夫。運転席足元から覗き込んで、
↓の白ホースの位置を覚えておいてもとに戻せばいいだけです。



私の時も外れてしまって焦りましたが、
冷静に外れた場所を確認して事なきを得ました。



パネルが外れた写真が↑こちら。
次に、ナビユニット上面のパネルをはずします。



クリップの場所は青○の4か所。
奥側には爪もあるので、手前の方からしか開きません。



養生テープを天板に貼って、ちょっと横にテープを引っ張れば、
1mm~2mmくらいの隙間が開きますので、間髪入れずヘラを刺しこみます。
隙間をヘラで抑えることができたら、
別のヘラで横にスライドさせてクリップを外していきます。
この作業、寒い冬にやったらパネル割りそうで怖いです(;´Д`)


実は、↑の写真の通り、真ん中のあたりに切り欠きがあります。
多少傷ついてもいいという方は、
小さいマイナスドライバーを差し込んであおるだけで外れるでしょう。
私は新車なので、ヘラで優しくはずしますよっと(*´Д`)



手前のクリップがはずれました。
流石にこれの裏には部品はついていないようです(;´Д`)
次は奥のクリップ3つを外して、手前に引っ張るようにして外します。



天板がはずれたら、ナビユニットを固定している赤矢印のネジを外します。

次はセンターコンソールガーニッシュを外しますよ。
クリップは片側5か所、上側の端から外していきます。



内側の方に少しだけ隙間があります。
もし隙間が小さすぎてヘラが入らない場合は、
テープを貼ってその粘着力を利用して引っ張ると少しは隙間ができます。
そこにヘラを挿しこんで、てこの原理であおると端が浮いてくるので、



そこに2本目のヘラを入れ、2本の力でクイクイっと手前に引っ張れば、
あら不思議、クリップがポコポコっと外れていき簡単に
ガーニッシュが外れます。



反対側も同じ要領で外していきます。



傷がつきそうな場合は、テープを追加で貼るのを忘れずに~



カパっときた!



見事外れて、小物入れを固定しているネジ↑が現れました。
赤矢印のネジ2つをはずします。



小物入れを手前に引きます。それほど強く固定されていないので、
簡単に抜けてきますよ。
ただし、背面にコネクタと配線があるので注意。



Aが下のシガーにつながる配線を固定する留め具。
Bが小物入れ内のUSBへつながるコネクタになります。
これらを外してから小物入れを引き出します。



小物入れが抜けきった写真がこちら↑
さて、次の作業が、アコハイ最大の難所?らしいのですが、
この小物入れがあった場所にラチェットを突っ込んで
目で見えないボルトを2本外すという作業に突入します。



先人たちが警鐘をならしている、
「物を落としたら手が届かないところに落ちてしまう」
という情報。
見た感じではとくに面倒な仕組みにはなってない気がするのですが、
念のために、奥の隙間にテープを貼って穴を埋めておきました。

さて、肝心のボルトの場所ですがデジカメが入らないので、
下からスマホを突っ込んで写真を撮ってみます。



左手側と右手側の2本を撮ってみました。分かりにく~~(;´Д`)
注意すべきことは、ボルトは何個もあって8mmのボルトがソレであること。
10mmは違うボルトです。横一列に並ぶ10mm群を
8mmボルトが挟む形に配置されています。つまり8mmは両端にあるということ。
左手側はさほど難しくないのですが、
右手側は白いケーブルが邪魔して面倒な位置にあります。
あと、ラチェットにはエクステンションを付けないと届きません。
ソケットとエクステンションは連結がキツイ物を使いましょうね。
ソケットが途中で外れては大変です。

ボルトが上手く外れたら、ナビユニットを外すことができますよ。


↑ナビが外れました。左が正面から、右が、右側から見たものです。



でも、ケーブルに余裕がないので↑これくらいしか前にでませんよ。
上のカプラーから順々に外して少しずつ隙間を拡大していきます。
狙うカプラーは赤○で囲ったカプラ。
これを弄れる程度のスペースは開けたいものです。
もちろん全部のカプラを外して
ユニットをいったん座席に置いてもいいと思いますが、
一番下の5ピンカプラ4つが、同じ形状をしていたため、
外したらカプラ色による写真確認しないと元に戻せないと思い
「コイツはヤヴァイ」という直感のもと私は見送りました。
今にしてみれば写真がきちんと撮れていたので杞憂でしたね。



○印で囲った部分が今回のターゲット。
20ピンカプラで、リード線が4本だけ接続されています。



狙うは角にある↑若草色のリード線。これをひっこ抜いて、
株式会社ISMさんのところで買った配線↓を差し込みます。



引っこ抜き方と挿しこみ方は株式会社ISMさんが動画で詳しく説明しているので
そちらをご覧ください。



動画では外した配線の処理も説明されてますね。
私はカプトンテープをぐるぐる巻きにしておきました。
アースはナビの横のネジにでも付けておけば通電が取れてました。

正直に白状すると、ピンを引き抜く作業に大変てこずりました。
無理な姿勢で行っているというのもありますが、
カプラの穴が極端に小さいので道具の選択を誤るとえらい目にあいます。
それだけで40分は費やしたと思います。
動画ではアイスピックのようなものを使用されてますが、
手元になかったため、細目の道具をあれこれ使用しました。
アイスピックを使用したら早かったのかな・・・・
それ故、解決策に翻弄され、その後の写真は撮れていません(;´Д`)

もし同じようなことを考えている方にアドバイスしますと、
あまり弄りすぎると穴の形状が変形してくるので、更に抜けにくくなっていきます。
リード線の方にも断線のリスクが伴ってきます。
その場合は早々にケーブルカットによるバイパス手術に変更した方が無難です。
(ま、ここは車の保証が云々という話もあるので自己判断ですが)

線の接続が終わったら、カプラを全部戻した段階で、一度動作確認してます。
正常にキャンセルできていることを確認したら
後は今まで行った作業の逆を行い、元に戻すだけです。

さぁ、これで快適キャンセルライフです。

この作業でキャンセルされるのは、TVやDVD等の動画だけで、
ナビの操作はキャンセルされません。
それらはまた別の方法で行っているようですね。

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