【ジムニーJB23W】フロントアクスルの整備
2022.05.28
ようやっと部品が揃いました。



3週間近くかかりましたね(;´Д`)
ディーラーで正規品を買うならここまで掛からなかったでしょうけど、
最適解を模索しながらなので大変でした。

今日は知り合いの作業場を借りて作業です。
初めてが満載の作業。工具が無い、あれが固くて外れない、
部品が壊れた、発注漏れ等
こういったことにはトラブルがつきものなのに1日で終わらせる算段・・
無茶が過ぎるか(;´Д`)

で、いきなり作業に行きたいところですが、
エアロッキングハブのガスケットが板状なので、
念の為に型をとっておこうかなと・・・(;´Д`)
JB23Wのパーツもいつまで手に入るか分からないですからねぇ・・



材質は鉄ですね。磁石にくっつきました。
実際に作るとなればレーザーカッターが無いと無理でしょうね・・(;´Д`)
紙ガスケットならよかったのに。

さて整備を始めますが、細かい手順に関して
私の雑な文章や写真を見るよりは
ごった基地さんのHPを見たほうがわかりやすいです。
https://gotta.work/jimny/
なので、所々手順は文章のみで写真を省きます。
というかできる限り短時間で終わらせたかったので
撮影の手間を惜しんだともいう(;´Д`)



まず、ジャッキを掛ける前に、エアロッキングハブのナットを緩めておきます。
タイヤが地面に接地していないと空転してしまい外せなくなるので、
完全に外しきる必要はないのでとりあえず緩めておきましょう。
私はこの作業を忘れていたのでインパクトレンチを使わなくてはいけない状況になりました。
良い子はボルトが折れやすいでインパクトはやめましょう(;´Д`)
インパクトは一般的にボルトには使いません。ナットのみですよ。

ボルトはE10のトルクスボルトです。
8mmの12角レンチでも外せるようですが、
使ってみて感じました。
E10のソケットを使わないと高確率でなめると思います。
ここは48Nmのトルクで締める箇所なので
道具はしっかり用意しましょう。
試しにディープじゃない普通のE10ソケットをあてがってみました。
入らなくはないが、トルクを掛けるときにハブケースにどうしても触れるので
傷がつくでしょうね。ディープソケットの方が安心ですよ。





ではジャッキアップしてウマを掛け、
フロントのデフオイルを抜きましょう。
完全に抜けきるまで時間が掛るので、
最初にやって放置しておけばシャフトを抜くころには落ち切っているでしょう。
あと事前にやっておくことは
ステアリングダンパーを装着している車は外しておきましょう。
外さないとタイヤのグラつきを確認するときに良くわからなくなりますし
タイロッドエンドのナットやブーツを外すときにえらい苦労します。
このひと手間でトータル的に大幅な時間短縮に繋がります。



作業のトップバッターは、ステアリングギアボックスの遊び調整。
これでジャダーが直ること多いみたいです。
でも私の車は28万キロ選手なのでココだけでは無理だろうな(;´Д`)
まずはタイヤをゆすって遊び具合を感覚で覚えます



拡大した図が↑こちら。
ナットと中心軸とでパーツが分かれています。
中心軸を回すことで調整ができるのですが、
緩まないように外側のナットで締め上げるそんなイメージです。
念のため、中心軸にマーカーで色線を付け
角度がわかるようにしておくと後で調整が楽です。
私はそのひと手間に気が付かなくて感覚調整になってしまいました(;´Д`)

まずはナットを緩めるところから始めるわけですが、
過去調整がされてない場合、サビ等で固着しているので、
メガネレンチで緩めるのはキツいです。
上の方から長めのエクステンションを付けたラチェットで回す方が現実的です。
私は上からでしか緩めることができませんでした(;´Д`)

ナットを緩めるとき軸も一緒に回ってしまいます。
締めるときも一緒に回ってしまいます。
なので、軸の元位置が不明になってしまいます。
マーキングしておけばそんなことなかったんですけどね・・
仕方ないので、私の場合は、軸を最大に締めてから
少しだけ緩めた位置にすることにしました。
遊びをゼロにすると路面の状況がハンドルへダイレクト伝わってしまうので
推奨されません。遊びはある程度必要です。

ナットを締めるときに軸も回ってしまうので、
上からマイナスドライバーで軸回転を押さえつつ、
ナットを眼鏡レンチで締め
る方法で行いました。

タイヤをゆすってみて、最初のころより遊びが収まっていて、
程ほどの遊びが確認できれば成功です。



タイヤを外した後、ブレーキを外します。



外したブレーキは、ホースに負担がかからないような
タイヤハウス内のリア寄りのどこかに吊るしておきましょう。
フロント寄りにぶら下げると後で作業スペースが確保できなくて苦労します(;´Д`)



次はエアロッキングハブケースを外します。
外したハブケースは、白いグリスが塗られていましたが
少し乾燥気味でしたね(;´Д`)
奇麗に清掃して、程よくグリスアップしておきます。
あまりグリスを付けすぎると4WDに切り替わりにくくなるそうなので
飛び散らない程度に歯車に塗るようにしました。



シャフト側のC型クリップで鉄板とシャフトを抑えこんでいます。
バラすまで、このC型クリップが何のために存在してるのか理解できませんでした。
「キングピンで連結してるんだからタイヤはすっぽ抜けないのに有る意味あるの?」
とそんな風に思っていたんです。
今回作業して初めて知ったのですが、このシャフトはクリップと鉄板が無いと
デフ側の結構奥まで挿せてしまうのです。
感覚ですが1cm近く奥に行く余裕があるようです。
つまり、外側ではなく内側に行かないようにするための物なんだなと
バラしていて理解しました。
奥が深いです。
当然このC型クリップを外さないとナックルは抜けないので外すことになります。
この手のクリップはホント怖い(;´Д`)
古かったり錆びてたりすると砕け散るし、
油断するとバネ圧で吹っ飛んでいって回収不能、
本来なら新品を用意しておくべきなんでしょうけど、
今回は再利用する気だったので、スペアは無しです。
専用プライヤーを使っていても緊張する作業です・・
クリップの穴はかなり小さいので、
先端部が細いプライヤーじゃないと使えません。
幸いにも私が持っているプライヤーは合致したので、
無事外すことができました。



次はフロントアクスルとナックルを押さえつけているストップリングを外します。
M6のボルト8本で留まっていますが、
このボルトは10Nmで締める細いボルトなので固着が怖いです。
折らないように慎重に外していきます(;´Д`)



ストップリングを外すと、シールリング、さらに奥にあるリテーナが隠れているので
マイナスドライバあたりで軽くこじって外します。
球面のフロントアスクルが錆びてますねぇ・・・
時間があるなら研磨して、錆び転換剤を塗りたいところですが、
今回は1日で終わらせたかったので、後日にします(;´Д`)



タイロットエンドのナットを外します。
全部で4か所ありますが、1か所だけ外しにくいところにあります。
85Nmのトルクで締められていますので、
かなりの力が必要になることはもちろんですが、
ボルトも供回りすることがあるので
下から程よい圧力をかけてあげないと外せないことがあります。
ちょうど私の車がそのパターンにハマりまして、
下からジャッキを掛け押さえつけてなんとか緩めることができました。
めちゃくちゃ固かったです(;´Д`)
単管で柄を延長してようやくといったところ・・
ナメさせるわけにもいかないので神経使います。
4か所あるタイロットエンドのナットを外したら、
タイロットエンドを離すわけですが、
ものすごい力で連結されているので、
ゴムハンマーで叩いて外す人がいるようですが、
私はなかなか外せませんでした。プーラーがあると楽です(;´Д`)
ちなみにアストロのAP ボールジョイントプーラー BT210


 
↑は使えません。
サイズが合いませんでした(;´Д`)
っていうか軸径は合うのですが、プーラー押さえの端が斜めになっているので
平らに当たらないのです。つまり圧力方向が斜めになるので使えないのです。
買うなら↓こんな感じの



底面がフラットのプーラーがいいと思います。
ストレートのがJB23Wに合うのかは試してないのでわかりませんが・・(;´Д`)



整備マニュアルは↑こんなプーラーを推奨してます。
この形ならいろんなパターンに対応できそうで確かに良いかもしれませんね。
外れるときはダーン!という轟音とともに弾けるので
ボルトの先端に古いナットを付けておくと弾け防止になってい良いです。


キングピンを外しましょう。
キングピンは4本のボルトで止められていますが、
ボルトのネジ部には水が入らないようシーリングすることが前提になっています。
そのため写真では油を挿してはいますが、効果ないでしょうね(;´Д`)
結構固いですので長い柄のレンチでないと外すのが大変かも・・
ネジが折れたら地獄を見ますのでインパクトの使用は避けた方がいいかも・・
ネジが抜けたらゴムハンマーで衝撃を当てつつキングピンを抜きます



外したキングピンはシール材やら錆やらでひどいことになっているので、
少なくともフロントナックルとの接触面くらいはキレイに磨いておきます。
シールはカッターである程度削れます。
錆とか細かいシールはワイヤーブラシか、スコッチ・ブライトの不織布で研磨します。
私の車は前オーナーの時の整備で
金属ハンマーで力いっぱい叩いたのか、角が捲れていました。
修正に手間がかかり、余計な時間が掛りましたよヽ(`Д´)ノプンプン
本来ならキングピンも新品に交換すればいいのでしょうが、
1個約4千円、それが4個と結構お高い部品なんでね
用意するには至りませんでした(;´Д`)
外してみたところ幸い4個とも致命的な摩耗や錆は見当たらなかったので
安心して再利用できました。v( ̄Д ̄)v イエイ



キングピンが外れたらナックルを手前に外すことが可能になります。
適当な台を用意してナックルをその上に乗せておきました。
台はタイヤ1本分(175)の高さでは足りません。2本分くらいの高さがベストです。
大きめのバケツを裏返したくらいが丁度いいかも。
ブレーキホース類やABSセンサーケーブルが繋がったままですが、
今回は外しませんでした。
下手に外すと作業が増えそうな気がしたので逃げたのです(;´Д`)



↑の写真ではすでにフロントアスクル内の清掃を終えておりますが、
グリスだらけのグッチャグチャでした。
でもデフオイルの浸食や水っぽさはあまり感じませんでしたね。
キッチンペーパーでかき取り、ふき取り、ピカピカに。
なかなか程度がいい状態(*'▽')
さて難関の1つである円すいころベアリングのリースを外しをどうするかですが
一般的にはマイナスドライバーで様々な角度から叩いて抜く。
といった手法を用いられますが、
私は↑のようにちょうどサイズが合うソケットが
有ったので当てて上からたたいて抜くという手法を取りました。
マイナスドライバーだと下手な人は泥沼にハマるらしいですからね。



コマサイズは24mm、これがピッタリでした。



こんな感じで上からコン!とたたけば、
2,3回たたくだけで簡単に抜けましたよ(*'▽')
全部で4か所同じ方法でいけました。



奥にハマっているオイルシールを外します。
これがヘタっているとデフオイルがナックルに入り込み
ナックル部分からのオイル漏れなんていう原因となります。
とても重要な部品です。安い部品ですしバラしたら必ず交換しましょう。
ただ、外し方はコツが必要でした。
写真↑のように大きめのマイナスドライバーで、テコの原理を利用して思いっきり煽る。
これが正解でしょう。



初めての作業だったので勝手がわからず、カギピンでこじりまくって
パッキンを破壊するような感じに・・・(;´Д`)
再利用しないからいいけど・・



外れた状況はこんなかんじ。傷もつかず何とかなりました。
中に錆が全くなく、28万キロにしてはかなり程度がいいと思う。
浸水はほぼなかったということかな。
新しいシールを取り付けてここの作業は終了。
シールは手でも十分はめることができるけど、
軽く入ったら、大きいレンチソケットで叩いた方が安心かな。
使ったシールは武蔵オイルシールのZ6111。
純正よりもお安く購入できました(*'▽')



外したナックルの裏面も見てみます。
こちらもグリスまみれでしたので清掃します。
中央にオイルシールありますね。
ナックルを直接見るまでこのオイルシールが裏側から外せるか
分からなかったのですが、どうやら外せるように見えます。
一応ここのオイルシールも買ってあるので
交換にチャレンジしてみます。



こちらもマイナスドライバーをてこの原理を利用して煽れば
簡単に外れてきました。


使ったのは武蔵オイルシールのZ6178
安かったので念のために買っておいたのですが、
出番が来てよかったです(*'▽')



次はタイロットエンドブーツの交換に手をつけました。
ブーツの下側にリング型の針金が巻き付いているので
マイナスドライバなんかを使って外します。



リングが外れたらブーツは思いのほか簡単に外れます。
グリスが充填されていますが、新しく充填しますので、
ジョイントをクネクネして古いグリスを奇麗に拭き取ります。



グリスたっぷり。
ナットを締めるときかなりの圧力なのでグリスが飛び出るかもしれないけど、
その分はふき取ればいいので出来る限りの量を入れてみました。



ブーツの入れ方が最初わからなくて悩んだのですが、
表裏をひっくり返してから差し込めば簡単に入ることに気が付き
その後の作業が楽になりました。



ひっくり返すとこんな感じになります。



上から挿して、クルッと戻す。これでキレイに収まります。
問題はリング。これが工具が無いのでえらい大変。


↑こんな工具があれば楽勝なんですけど、
マイナスドライバーとラジオペンチで作業したので、
シャレにならない時間を浪費しました(;´Д`)



この段階で工藤自動車のジャダーストップリングを入れます。
最初このステップを忘れてしまい、後からやり直すはめに(;´Д`)
写真もありません(;´Д`)



次からは戻しの工程です。
新しいキングピンベアリングのリースを入れ込みます。
ブログや動画を見ていると古いリースを再利用して
それを上からたたくといった方法をとっている方が結構いました。
それでもいいのですが、意外とうまくいきません(;´Д`)
指を叩くこともしばしば。



結局このソケットで叩いて、ある程度挿しこみ、
微調整はゴムハンマーで直接叩いての方が楽でした(;´Д`)



ドライブシャフトのジョイント部のグリスを充填します。
本来なら完全分解して灯油で清掃すべきなんでしょうけど、
流石にその余裕はなかったので、
できる限り拭き取る形で古いグリスを取り除きました。
その後、新しいグリスを盛ってジョイントグリグリ。
奥まで潤滑したら溢れんばかり盛って終了。



シャフトをホーシングに挿しこみます。
初めて脱着しましたが、中央に挿しこむというコツがつかめなくて苦労しました。



挿しこんだら周りもしっかりグリスで満たしてあげる。
実際ここまで必要なのかな?と疑問に思いましたが、
浸水した時のことを考えると少ないよりはいいのかな?



キングピンベアリングにオメガグリスをコレでもか!と言うほど塗りつけます。
写真ではレンズに汚れがついて色合いがよくわからなくなっていますが、
ここまで透明度あって奇麗な青のグリスは初めてです。
まるでのラメ入り糊や、マニキュアのようです。




上と下にキングピンベアリングを入れ込みナックルを取り付けます。
ただし下側のキングピンベアリングは支えがないと
作業中に落ちてしまうので
まず上のベアリングの位置にナックルを引っ掛けてから下のベアリング
を入れたほうがいいです。
一人でやると結構キツイ仕事でした(;´Д`)



キングピンを挿す前にシール材を塗っておきます。
スズキ指定の、セメダイン366Eですね。



塗る場所はちょっと一考の余地があります。
整備マニュアルでは青のラインに塗れと書かれていますが、
ボルト穴からも浸水することを考えれば
赤ラインの部分にも塗っておいた方が無難です。
全面に塗るのが確実ですが、今後分解するときに大変になるので、
その方法は私は避けました。
塗りすぎると取り付けるときに隙間から溢れてくるので
程ほどの量で塗ります。



下側のキングピンにだけジャダーストップフルキットに付属している
ワッシャーを入れます。
このワッシャーの厚みの分だけベアリングリースへの圧力が高まるので
ハンドリングのブレを抑えることができるという理屈です。
キングピンの差し込みはコツが必要でした。
特に下は見えないので手探りでやることになりますが、
なかなか穴がセンターに来ず、ナックルを動かす腕が疲れます(;´Д`)



キングピンが刺さったらボルト締め。
ここは浸水の恐れと、緩み止めの意味もかねてシール材を塗布します。
ネジ山部にまんべんなく適量塗り付ければOKらしい。



足回り部品のわりに25Nmという小さめ指定です。
細いボルトということもあるでしょうが、
余り強く締めすぎると衝撃でボルト破断の心配があるからでしょうか?



私は上側のキングピンを固定するときに金具を供止めするのを忘れてしまい、
やり直しを余儀なくされました(;´Д`)
つけ忘れに注意しましょう。



キングピンの固定が終わったら
ジャダーストップフルキットのリテーナーや
シールリング、ストップリングを留めます。
ちなみに現場の写真はありません(;´Д`)
サービスマニュアルではストップリングやリテーナーの切り口は
上に向けろと書いてあります。切り口から水が入り込む気がしますが、
なにかしら理由があるのだと思うので言われるままにしました。
8本のボルトを締めるトルクは10Nmで。
均等に圧力をかけていかないとストップリングが歪みます。
これが意外と時間かかる作業でした。



タイロットエンドを連結します。
純正のナットにくらべ、一回り大きく、
押さえ側が更に大きい皿状になっているので
ブレはかなり抑えられるでしょう。
さらに緩み止め加工がされているナットです。
かなり安定感のある固定になると思われます。
トルクは4か所とも85nm
かなり強めですので下からジャッキを掛けて圧力を与えないとボルトと供回りして
トルクを掛けきれないかもしれません。
うちのJB23Wもそうでした(;´Д`)

ここまで終わったらあともう一息。逆手順です。
・ブレーキを所定の位置に戻して固定。
・エアロッキングハブケースのガスケットを交換して
 ナックルに取り付け。軽くネジ止め。
・ステアリングダンパーを再装着。
・タイヤをとりつけ。
・デフオイル充填。
・ウマを外し、ジャッキダウン。
・エアロッキングハブケースを指定トルク48Nmで締めなおす。

最後は一気に処理。余裕ないです(;´Д`)



長い・・長い工程だ・・・疲れた・・
ナックル内部やシャフトのジョイントまで完全分解していたら
片輪だけで1日コースだったのでは・・・
本音を言うとフルオーバーホールしたかったけど、
それは自分専用のガレージが無いと無理~~(;´Д`)
腰、フトモモ、フクラハギ、腕が痛い。
筋肉痛必至(;´Д`)

簡単な走行テストをする。
ブレーキok、ハンドルの振動無し、4WD切り替え問題なし、
高速道路に出てみて100kmで走行。ジャダーの発現なし。
問題はなさそうだ。
作業はこれにて終了。お疲れ様(;´Д`)

取り外したパーツの状態検証は後日別記事で。
https://randol-news.net/art/00523.html
【ジムニーJB23W】ジャダー現象(シミー現象)が始まった
2022.05.16
※作業の記事を読みたい人はこちら



ジャダー出てしまいました(;´Д`)

過走行ですからねぇ、近い将来必ず起きるとはおもってたけど・・
歴代ジムニーの持病で、ノーマルの状態でもいつかは訪れるという。
なんと新型ジムニーでもすでに発症しているのがあると
ネット界隈のところどころに書き込みが・・・
リフトアップしたり、大径タイヤを履いたり、
極太スペーサーを入れたりすると
新車でも症状発生まで早いという話。
うちのJB23W 5型はノーマルなんだけど、
新品のシャキっとしたタイヤを履いたことで
ご老体の限界を超えてしまったか・・・

ディーラーや町修理工場に預けると、
1ヶ所ずつ直してなんてまどろっこしいことはせず、
ナックルのオーバーホール(ベアリングの交換含む)
足回り系のブッシュを全交換になると思われますが、
それをやるとえらい金額になってしまうので、
自分でできる部分はなるべく自分でやるスタイルで対処したいと思います。
ジムニー愛好者で定番とされる方法は
1.ステアリングギアボックスの遊びを減らす
2.ジャダーストップキットを使う。
3.キングピンベアリングの交換
4.ナックルハブベアリングの交換&あらゆるシール(パッキン)の交換


これだけあります。
2の段階でキングピンが外せるようになりますが、
そこでベアリングが異常なのに気が付いてしまうと、
3が必要になってくる。
つまり3までのパーツは用意しておくのが然るべきということです。
用意したなら使わないといけないので結局3までやることになります(;´Д`)
4は圧入機が必要になるので素人の範疇をこえちゃう。

ジャダーストップキット(オイルシール、ストップリング、シム、大径ナット)
セメダイン366E(キングピンの液体ガスケットとして)
Omega(オメガ) 57 ハブベアリング用 極圧グリス
E10 ヘックスローブソケット
ギヤオイルLSD GL-5 80W-90
エアロッキングハブガスケットx2
キングピンベアリング09265-15006 x4
Miyaco(ミヤコ) ダストカバーブーツ TBC-024 x4
オイルシール09283-26016互換品 武蔵オイルシール工業 Z6111 x2
フロントアクスル、シャフトのジョイント部用のグリス 大量に

最悪のことを考えるとここまでの物が必要になります。
グリスが2種類ありますが、キングピンベアリングのグリスと、
フロントアクスルやナックル内に充填するグリスが違うのがポイントですね。
ナックル上部のキングピンベアリングは重力に引っ張られて
グリス切れを起こしやすいため、
かなり粘り気の強いグリスを塗布するらしい。
ナックル用グリスはモリブデングリスなら何でもいい気がしたけど、
スズキのスーパーグリスの450g缶が意外と安かったので
片側に1本ずつ使うつもりで2個。
自分でやっても結構金額掛かりますね(;´Д`)
圧入機と潤沢な予算があれば
ナックルハブベアリングも変えるとこですが HaHaHa
ディーラーや町工場にお願いしたらいくらになるのか知るのが怖い。

Youtubeや各ブログでオーバーホールの情報は見かけますが、
なんか1つで100点と言える情報がなくて、
全部を見、各情報を融合することで何とかわかりました。
重要なポイントを考察してみたいと思います。

◆工藤自動車のジャダーストップフルキット
送料がそこそこ掛かってしまいますが、それを加味しても
本当に止まるのならとても安いキットです。



本家からキットを買うのが一番確実ですが、他の物も同時に買うので
送料浮かせるためにamazonでまとめて購入しました。
amazonではジムニーパーツで有名なタニグチから販売されています。
工藤自動車の販売ページはこちら。
https://www.kudo-j.com/?pid=75940836
ちなみに、同じようなセットが5000円くらいで売ってるショップがありますが、
評判は良くないようですね。使われている素材が工藤自動車のとは違うようです。
安全のためにケチらないようにしましょう。

参考になる取り付け動画


◆キングピンベアリング
純正品と同じものが売ってます。
4個買っても、だいぶ安いです。
私はYahooショッピングから買いましたが、
4個で2,750円(税・送料込)で買えました。
ジャダー対策じゃなく、定期的なオーバーホールなら、
リテーナーやパッキンなどが全部セットになったものも売ってるので
そちらを買う方がいいかもしれませんね。
ただしココ、あえてショップ名は書きませんが
在庫あるのに発送が激遅なので日数に余裕もって頼まないと危険です。
なぜならショップの情報にこう書いてあるから
「営業時間:18:00-21:00」(;´Д`)
ちなみにこのベアリングを製造しているNTN株式会社は
純粋な日本企業で世界シェア4位、
ハブベアリングに限っては世界シェア1位のメーカーです。
スズキ純正の日本精工とは違いますが、物は一級品ですね。
発送があまりにも遅いので、別の製品も調べてみました。
他に有名な日本製ベアリングだとKoyo製があります。
型番はおそらく30302JRです。
Misumiかモノタロウで1個611円。かなりお得。
1週間たっても発送されないようならこっちに切り替えるかな(;´Д`)

◆オイルシール、ガスケット、ブーツ
結構これらがたくさん必要になります。
悩むのが嫌ならフルオーバーホールキットを買うのもあり。
高いけど(;´Д`)
最低限必要なのは
エアロッキングハブガスケット x2
オイルシール09283-26016 x2
の2つが必要。
でもどうせばらすなら、そんなんで足りるわけもなく
タイロットエンドブーツx4
もやりたくなりますね。
ナックルをバラすなら他にも必要になってきます。
私はナックルをバラす予定はないので、3種類で足りるとは思うけど・・・

◆ナックル(フロントアクスル)グリス
これをここに書くには記事が長くなりすぎるので、
別に書きました。
詳しくはそちらをどうぞ。
https://randol-news.net/art/00516.html

◆デフオイル
デフオイルは知り合いの農家にホクレンの多用途ギアオイルのGL5を
分けてもらえる約束を取り付けた(;´Д`)
ペール缶で買ってるから好きなだけ使えとのこと。v( ̄Д ̄)v イエイ



デフオイルは神経質にならんでもいいと判断しました。
基本、一般道走行で、荒れた道路を走るとすれば雪道くらい。
GL5の品質で固さが合致すればいいんすよ(;´Д`)
JB23Wは80W-90です。フロントの使用量は1.7L、リアは1.4L
私が買うとすればトヨタ純正 ギヤオイル GL5 85W90かな。
インターネットの最安ならペール缶で買っても
6,800円 (送料、税込)で買えます。
4L缶なら2400円(送料、税込)くらい。
安くて高性能です。

◆工具
エアロッキングハブを外すために星形のヘックスレンチが必要と説明する方が多いです。
型はE10。問題は型が合えばいいだけではなくて、
ディープソケットじゃないとジムニーには使えないという話。
一応用意はしましたが

↑整備マニュアルでは8mmの12角レンチって書いてるんですがね、
どっちが正しいのでしょうか・・
どうやらトルクスのボルトなのは間違いなくて、
整備マニュアルでは専用のトルクスレンチではなく、
一般的なソケットで無理やり外す方法を記載しているようです。
このボルト48Nmのトルクで締めるんですがこんな適当でいいんですかね(;´Д`)

あとナックルからシャフトを外すのに
エアロッキングハブ内のC型リング(フロントアクスルシャフトサークリップと言うらしい)
を外す必要があります。ということはスナップリングプライヤーが必要です。

もしディスクローターまで交換を考えているなら
ハブナットを外す必要があるので、
ハブベアリングナットソケットが必要になります。
円形のハブナットですし、200Nm以上のトルクをかけるのでこの工具が無いと外せません。
しかもこの工具、他車に応用がききません。
今回は使わないと思いますが、作業中に予想外の事態があった場合に備え、
近くのアストロに在庫があることは確認してあります(*'▽')

タイロットエンドとナックルの接続を外すのに、
タイロットエンドプーラーが必要になることが多いです。
まだまだ使えるブッシュなら、なかなか外れませんませんのでね。
慣れた人はハンマーでガンガン叩いて外すので使わないみたいですが、
私の時はうまく外れてくれればいいけど。
今回買ってはいませんが、これももしもの場合に備え、
アストロに在庫あることを確認してあります。
いや、アストロのは935円で安いし、
他に応用効くから買っておいてもいいかな・・・

今手元にまともに使える3/8インチ(9.5mm角)のラチェットが1本しか無く、
使い勝手が悪いので新たに一本増やしました。どうせならということで、
コーケン製のスイベルヘッドを。
Amazonで特売だったのでお得でしたね。
デフオイルは自分で替えたことなかったので
ドレンプラグソケットを持ってなかったのですが、
いい機会なので買いました。ジムニーのドレンプラグは10mmです。
これもコーケン製。それ以外は精度が悪く舐めやすいということなので
他に選択肢はありませんでした。
こういうのは勢いです(;´Д`)
ホンダの場合はレンチの9.5mm 3/8サイズが
ジャストフィットの様で10mmは使えないっぽい。
ジムニー専用の工具がどんどん増えていく(;´Д`)

オイルシールを外すのにピックツールも必要だけど、
このような作業をする人はまず持ってるかな。
でも私は、金属のピックツールはよく傷つけてしまうので、
今回プラスチックピックを初めて買ってみました。
強度的にどうだろう、使えるかな。

◆液体ガスケット
今回はキングピンの取り付けで使いますが、
整備マニュアルではセメダイン366Eと書かれています
主に外部からの浸水対策に用いられるわけですが、
TB1215もよく使われる液体ガスケットです。
なぜTB1215じゃなくセメダイン366Eなんですかね・・

TB1215はシリコーン系無溶剤タイプ
機器の接合面に塗布し、組み付けるだけで接合面から漏れを防止する液状ガスケットです。
ペースト状でタレが無いので塗装面が垂直や上向きの状態でも容易に塗布可能。
特に耐ギアオイル性が良好です。
常温で空気に触れると硬化しゴム状弾性体になります。

366Eはネオプレン(クロロプレンゴム)を基剤とした
合成ゴム系の黒色ペーストシーラー。
耐候・耐熱・耐寒・耐油性が優れる。
366もあるが2022年01月に販売終了しています。
366Eは接着性を向上した改良型ということです。

どちらの製品もスズキの整備マニュアルでよく登場しますが、
どうやって使い分けているのか不明です。
どちらも耐水、耐オイル能力は十分あります。
TB1215はATFとの相性が悪い以外は優秀で
物の形状に順応する能力も高く万能の商品です。
366Eはあまり情報が無いため何に向いているのかわかりませんが、
どれも平均的に耐性いいように見えます。
いや366Eは熱耐性が弱いところが問題か。

https://www.nitto-kinzoku.jp/archives/technic/packing/
日東のホームページに素材によるシール能力の詳細が書かれています。
ここから読み取れることで使い分け方法が見えてきた気がします。

シリコン系の弱点は引っ張り強度・引き裂き強度・耐摩耗性などの
外的な力学的要素に弱いということですがそれ以外はかなり優秀で
挟み込んでガッチリ動かない部分のシールに向いていると理解しました。
一方クロロプレン(合成ゴム系)は適用温度域が狭い以外は性能が平均的です。
しかし注目すべきは衝撃耐性。シリコンを圧倒する耐性を持っています。
つまり足回りのように途切れなく衝撃が伝わる部品は366Eの方がいいというわけです。
私はスリーボンドのTB1215を買っています。
汎用性が高い液ガスなので応用が利くかなと思ってだったわけですが・・・・
むぅ、366Eを追加で買ってくるか・・・(;´Д`)

作業はしばらく先になるけど、
当時までに気になったことがあったら
ここに追記していきたいと思います。
しかし、キングピンベアリングがまだ発送ならない。
どういうことだ(;´Д`)

対策作業編はこちら







【ジムニーJB23W】ナックル(フロントアクスル)内のグリスについて
2022.05.16
ジャダーが始まった記事で書くには長文になりすぎるので
こちらに分けて書きます。
以下の説明で使われている分解図は整備マニュアルからの引用になります。



ここに入れるグリス。これについてかなり悩みました。
私の常識ではモリブデン配合のリチウムグリスぶっこんでおけばいいんだヨ!
という感じでしたが、裏付けはありません。
じゃ、安全確実なものは何なのか調べてみたところ
ネットで公開している多くの方が根拠なく様々な種類を使っていて正解がわかりません。

ある方はリチウムグリスで充填してみたり、
ある方はスズキ純正スーパーグリスCを使ってみたり、
ある方はナックル専用のスズキスーパーグリスHじゃないと壊れると言う。
ある方はワコーズのマルチパーパスグリースオススメとか言い、
ある方はワコーズのタフグリースを入れろなんて贅沢な方もおり、
もうリチウムグリスとモリブデン配合グリスが混在してて分けわかりません。
ウレアグリースを使う人もいますね。

なにが正解なのでしょうか?
JB23Wの整備マニュアルを見ても何を使えばいいのか
はっきり書かれていないのです。

↑これは整備マニュアルの引用ですが、
アクスルハウジングの外側とナックルシールの接触部分はCを塗れという風に書いています。
あとキングピンやリテーナーに触れる部分はCを使えとハッキリ書いているのに
なぜかフロントアクスル内のことには触れていない。なぜだ・・・
もうスッキリするために市内で一番大きいスズキディーラーに聞きに行ってきましたよ。
そうしたら

「うちはスーパーグリスHを使っていません。あるならそれでいいと思いますよ。
 でもHは硬いでしょ?うちで使っているのはコレです。
 シャフトのジョイント部分もこれ1つです。違うのを使うのはキングピンベアリングだけで、
 そこにはスーパーグリスAを使ってます。」

なんか予想外の回答です。
キングピンベアリングはスーパーグリスCが指定だったと思うのですが、
Aでもいいんですね。Aの方が安いしコストの問題かな?
スーパーグリスHの代わりに教えてくれたのは



住鉱潤滑剤(SUMICO) モリLGグリースNo.2 (高荷重用リチウムグリース)
です。ちょう度に種類があるのですがNo.2を使っているそうです。



実はディーラーに聞きに行く前に合いそうなグリスをExcelでリスト化して
何がベストなのか考えていました。
性能と価格の兼ね合いで
住鉱潤滑剤(SUMICO) スミプレックスPS
がいいんじゃないかと考えていたのですが、
ディーラーが使っているものもSUMICOだったので考え方は間違っていないことがわかりました。
うれしくなりましたね。(;´Д`)
ではディーラーで使っているモリLGと私が選んだスミプレックスPSは何が違うのでしょうか。
価格はほぼ同じ。



メーカーの仕様表を比べてみます。
成分も性能もほぼ同じでよくわかりませんね・・
違いは耐熱温度と
スミプレックスPSはリチウムコンプレックスグリース
モリLGはリチウムグリース
という分類とちょう度を細かく図った時の値の差のみ。
ただモリLGには二硫化モリブデンを高濃度に配合と書かれていることに目を引きます。



この表はモノタロウが公開している情報をまとめたものですが、
単純比較ではリチウムコンプレックス石けんはリチウムの上位互換と感じ取れます。
となるとスミプレックスPSの方が優秀そうです。
工藤自動車じゃないところから販売しているジャダー防止キットに
スミプレックスPSが同梱されてたりしますが、
意外としっかり考えて選択しているのかもしれません。

今回私は、スミプレックスPSを使うことにしました。
余ってもいいので400gを2本。
万能グリスなんで他の箇所にも使えますしね。
ちなみにキングピンベアリング用にはオメガ57、100gチューブを1本買いました。
このチョイスは私が根拠なくカンで選びました(;´Д`)
キングピン上部のベアリングは重力でグリス切れが起きやすいらしいのですが、
増稠剤がアルミニウムコンプレックスなので
粘着性に優れ、強力な撥水性でかなり粘り強く留まってくれるようです。
アルミニウム系は熱に弱いという話ですがこのグリスはアルミコンプレックスなので
-7~204℃まで対応という素晴らしい性能を持っています。
ま、シャフトのように高速回転するベアリングじゃないので熱は心配ないと思う。
キングピンベアリングで憂慮すべきはグリス切れによるサビ、これが全てと考えました。
カンです。根拠ないです(;´Д`)
ま、地元のスズキディーラーはスーパーグリスAを使ってるんだから
それより遥かに良いと思う(*'▽')

ここまでデータをいっぱい載せましたが、
最後何を使うのか決めるのは自己責任で。

【ジムニーJB23W】バックカメラ取り付け
2022.05.07

今までは↑の位置にバックカメラを付けていたのですが、
映像信号がモニターに来なくなりました。
中華ですからねぇ・・防水処理なんてしてないかもしれんね。
そんな信頼のおけないカメラを
バンパーに付けてたから漏電でショートでもしたかな(;´Д`)

今回は設置場所を変えて、室内に付けてみたいと思います。
リアガラス越しなので前より鮮明度は落ちるけど視界は良くなるのでは?
という目論見。
だけどジムニーのバックドアって内装部分が最低限しか無いので配線を隠しにくい・・
RCA端子はかなり大きいので車両ハーネスのチューブを通すことも困難。
工材費と手間暇をかければ完全な隠蔽は可能ですが、
そこまでの情熱は無いので配線は露出でなんとかしようと思います。
どこまで雑感を消せるかが今回のテーマです(;´Д`)



バックカメラはRCA接続が多いです。というか今の主流?
中華品もそのタイプがほとんどですが、
なぜか赤い線のヒゲも生えており、これも隠蔽しないといけません。
この赤線はテールランプのバックランプを信号として流用し、
オーディオ部に持ってくるために用意されているものと推測しますが、
なにぶん説明書には何も書かれていないので正確な意図はわかりません。
JB23Wの5型はフロントにバック信号を拾えるカプラがあるので
この赤線は使わないことにしました。



RCA端子部分は電源線と映像線があるので、色が五月蠅い。
これらの端子が隠せないとかっこ悪すぎです(;´Д`)
ここは3Dプリンターでケースを作成することにします。
詳しくはhttps://randol-news.net/art/00507.htmlで記事にしてます。



今回はリアガラス(内側)にカメラを貼り付けて下を映すようにします。
赤線にφ7のコルゲートチューブを使用。
接続箇所はRCAとギボシの2か所。
付属の配線は微妙に長いので、
その余分部分もコルゲートチューブ内に隠す作戦です。
↑の写真ではヒンジ部分(ピンクの線)に
スパイラルチューブを使って折り曲げに対応させます。



↑実際に取り付けた画像がこちら。
外が明るいので黒いコルゲートチューブは良く見えませんが、
それは雑感が消えているという証拠?(;´Д`)
ジムニーにコルゲートチューブ、なんとなくオフロード車っぽい無骨な感じがでて相性いいかも。



カメラ部分を拡大するとこんな感じ。
ガラスに貼り付けたので下に向ける調整幅に限界があるけども、
なんとかギリギリ撮りたい画角に合った。



RCA端子のケースはこんな感じ。
スズキ純正品には見えないまでも、「何かのセンサー?」くらいには見えるかな?
まさかここに端子が隠されているとは想像できないでしょう。



ヒンジ部分も狙い通りできました。
閉じてもケーブルにダメージはなさそうです。



閉じた時リアドアのパッキンはケーブルの太さ分だけ凹みができてしまいますが、
雨が降っても中に入らず下に落ちる場所を狙って通しました。
今のところ問題は起きていません。
というか以前から無線のアンテナ線がココからでてて窪んじゃってるのよね。

コルゲートチューブはホームセンターで
量り売りしてるものを2mだけ買ったのですが、
40cmほど残りましたね。
1m単位でしか買えないので最安でいけた計算です。
エーモンのφ7、2mを買うと600円以上するので、
量り売りが安くていいですよ(*'▽')
ちなみにアストロなら税込385円で買えます。
スパイラルチューブは100均で買えます。
思いのほか安くできました。



実際のカメラ映像はこちら。
前より角度が良いと思う。
壁までの距離が掴みやすい。
車高の高い車は上から見下ろす感じがいいね。
新しいカメラはリアガラス越しでも
コントラストがしっかり出ている。
苦労したかいがあったわ、満足(;´Д`)



  
【ジムニー JB23W】JB64新車外しタイヤを付ける。DUELER H/T 684Ⅱ
2022.04.24


ジモティにJB64の新車外しタイヤが売りに出されていました。
20,000円で出されてから注視していたのですが、
数日買い手がつかなかったようです。
私はもう一声安くなったら買おうかなと考えていたのですが、
いきなり14,000円まで下がったので急いで買います宣言をいたしました。



さすが新車外し。昨年の39週ですよ。
まだ新品のにおいが漂っています(*'▽')



JB64に世代交代してから、標準で付いてくるタイヤが
DUELER H/T 684Ⅱに変わりました。
触ってみて今履いているDUELER H/T 684に比べ、
ビードがしっかりしている気がしたので
厚みをちょいと計測してみました。結果約12mm。
気のせいかな・・・



トレッドパターンを比べてみた。新旧大幅に違う(;´Д`)
新型はかなり細かくカットラインが入っています。
しかも曲線をなるべく減らし、直線的なデザインにまとまっています。

さらに新型は91Sになって最高速度180km対応に。
旧型は91Qなので最高速度160kmまでとなってます。
高速域での安定性が増したということなんですね。
ちなみに負荷能力は双方615kgで変わらず。



実際に組んで乗ってみた感想。
突き上げ感がへって、とてもマイルドに。
ノイズも明らかに減っています。
交差点を曲がるときはタイヤの柔らかさを感じます。
タイヤのパターンが進化してるのか、
今までのタイヤが古すぎて固くなっているだけなのかはわかりませんが、
これがJB23W? JB64じゃね?ってかんじの乗り心地に。
タイヤでここまで変わるもんなだな~と。

古いタイヤをホイールから外すとき、
タイヤチェンジャーで回してる途中、
アヒルヘッドの摩擦力に耐え切れず
ビードが裂けていきました。
劣化してひび割れが進んでいた模様。
結構バーストギリギリだったかも・・(;´Д`)



一応古いタイヤのビードの厚みを確認してみた。
かなり年式が古い(;´Д`)
まさか1999年を使ってたとは・・中古恐るべし。
どのタイヤも測る場所を変えると1~2mmは簡単にずれ込む。
そして新型のタイヤはどこを計測しても安定して約12mmでした。
履き続けると変形してくるという可能性と
ブリヂストンといえど、20年前のタイヤだと工作精度の甘さがあるのかも
しれません。
でも全部を通してみると、新しいタイヤに向かうにつれて
ビードの厚みは薄くなっているという結果です。



タイヤを外したついでにブレーキのエア抜きを行いました。
ブレーキのエアを抜くプラグは
フロントは左右に2か所、リアは左に1か所の計3か所でした。
まさかリアが左だけなんて思わなかったので悩んでしまいましたよ(;´Д`)
リア左→フロント左→フロント右の順にエア抜きを行います。
私の車はフロント2か所のゴムキャップが紛失していることがわかりました。
買い足さねば(;´Д`)
エアはだいぶ噛んでましたが、抜いたからといって
カチっとしたタッチは戻りませんでした。
ブレーキホースの劣化も進んでいるのかな(;´Д`)

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