CafeLogのVer5.11を動作検証してみる
2021.08.23
なんかVer5.02をいろいろ改造した後で、チェックするのもなんですが、
先日行った「記事タイトルをページタイトルにする」改造がすでに対応されていたりと、
Ver5.11にはところどころ変更点があるようです。
そこで、テスト用として5.11をサーバーに組み込んで動作確認をしてみました。

まず、重要な変更点として

art
cat
day
month

のデータがarchivesというフォルダの下に格納されてしまいました。
システム系のファイルと、データ系のファイルがしっかり区分けされ、
とてもすっきり見やすくなったのはいいのですが
これらは記事データのある場所、いわゆるhtmlが保存されている所です。
とても重要なフォルダです。
そして設定画面やinit.cgiからではarchivesから別の階層に変更することができません。
各plファイルに「/archives」が直書きになっているので、
もし前バージョンと完全一致させるならば、
ソース全域にわたりarchivesの記述を書き換える必要があります。
うわ大変(;´Д`)
これを行わないと、何が問題になるかと言いますと、
階層が一段階増えたことで、Googleなどの検索エンジンに記憶されたアドレスが
全て失われることを意味します。
アクセス数は激減するというわけですね。
うーん、自分で全部書き換えるか、対応するのを待つか悩むところですね(;´Д`)

次にマイルドな変更点として
管理画面の文字フォントが変わりましたね。
すっきり大きく見やすくなりました。
これは素晴らしい。

パスワードの管理方法が変わっています。
IDを求めるようになり、
初期IDはadmin、初期PASSはpasswordとなっています。
ログインしてから自分で設定変更するようになっており、
従来のような設定ファイルにパスワードを入れておくような形から変更になってます。
しかもパスワードの入力を間違った場合、
回数でロックする仕組みも導入されました。デフォルトは5回。
サーバーの中に保存されているパスワードを見てみましたが、
しっかり暗号化されているので
安全面は結構進化したように思えます。

管理画面のカテゴリーの位置移動がうまく機能しません。
FirefoxでもGoogle Chromeでもだめですね。
上に移動させたり、下に移動させたりすると、
パスワード入力画面に飛ばされてしまいます。
パーミッションの問題かしら?
後でカテゴリー関連のフォルダで実験してみよう(;´Д`)

マーカーペン機能は流石に追加されていませんでした。
そもそもエディタの編集機能は別の方が開発したものを利用しているようなので、
難しいのでしょうね。

スマートフォンで見たとき、
「大き目の画像が貼られていると、画像がはみ出してしまう問題」
は解決されていませんでした。
これは私の前回の記述、1行を追加することで直るでしょうが、
Cafelogのサムネイルサイズのデフォルトが150pxとなっているので
多くの方が大きい画像でテストされていない可能性がありますね。
でかいサムネイル画像を張るのは私ぐらい?(;´Д`)

追加してほしい機能があったのですが、見送られているのもありました。
それはサイトマップの生成です。
これがあるとGoogleなどのロボットに検知されやすくなるというものです。
記事を1つ書く毎にサイトマップを変更してくれれば最高ですが、
この機能は追加されてませんでしたね。

で、「記事タイトルをページタイトルにする」というのは、
「記事名 -サイト名」といった感じに表示されるようになっています。
cat、monは従来通りサイト名がタイトルに。
dayはタイトルのサイト名の前に-が付いてしまう誤字がありました。
誤字はすぐ直せますが、素人だと難しいかもしれないので
些細な問題ですが解決されるといいですね。
ソースの構造はとても美しく書かれていたので、
近日中に今使っている5.02へ移植してみたいです(;´Д`)

まだ導入を慌てる段階ではないかな(;´Д`)


CafeLogを改造2 スマホに完全対応させる
2021.08.22
後日後記:同じ改造内容で最新の情報があります。
https://randol-news.net/art/00421.html
でご確認ください。


CafeLogはレスポンシブに対応していますが
私が使っているCafeLog v5.02は
実はスマホに完全対応しているとは言い難い問題が1点あります。

うちのサイトはサムネイルサイズを横400pxで作っているのですが、
スマホで表示すると、



このように、写真が画面をはみ出してしまいます。
最近はスマホの解像度がパソコン並みに上がってきましたが、
PCと同じように表示すると文字が小さくて見にくいため
スマホのブラウザが勝手に適度な解像度に変更します。
結果、写真が↑このように画面からはみ出すわけです。

対応は簡単です。
CSSに1行追加するだけです。

public_htmlの直下にあるstyle.cssと
admin/data/tmpl/style.css
を加工します。
両方同じものでpublic_html直下の物は自動生成されるので弄らなくても
管理画面から変更反映すれば更新されるのですが、
同じものなのでコピーしておけば間違いありません。



ほぼ最終行に近い部分、大体295行と296行目の間に
img { max-width: 100%; }
の一行を追加します。
バージョン違いで行番号はズレている場合があります。
ですが画像をみて判断しましょう。



こんな感じです。
追加場所を間違えると機能しないので、慎重に。
の位置関係に注目です。



修正されて見やすくなりました。

最新のV5.11が2021/04/29に公開されています。
style.cssを覗いてみました。
@media screen and (max-width:480px)がスマホ画面に対応する箇所なのですが、
以下の記述が新たに追加されていました。

#conf {
width: 100%;
margin: 0;
padding :0;
text-align: center;
}
#form {
width: 100%;
margin: 1em auto;
padding: 0;
}
#form tr, #form th, #form td {
width: 100%;
display: block;
text-align: center;
}
#form th, #form td {
padding: 5px 0;
}

しかし、今回私が追加した様にImageの記述がありませんね。
まだ対応してないのか、それとも別の方法で解決させたのか・・
私が新バージョンを使うのはまだ当面先かもしれませんが、
少し検証が必要ですね。
回復パーティションを削除する
2021.08.22
回復パーティションとは
Windowsが異常になった時に必要となるパーティションですが、
HDDをミラーで世代バックアップしている人は特に必要なかったりします。
人によっては意外と邪魔なんですよね。



特にVMWAREなど使っていると空き領域が足りなくなったとき、あとから増やそうとしても、
上の写真の様に回復パーティションがあることでCドライブと増量した領域を連結できなかったり、
不便きわまりないドライブであります。

これを削除する方法をこれからまとめておきます。
Partitionというスペルが良く忘れがちなので、
コマンドをコピペできるように私の備忘録でもあります。



コマンドプロンプトの起動はスタートメニュー(Windowsシステムツール)から可能。
ファイル名を指定して実行で動かすときは「cmd」と打ち込めばok
コマンドプロンプトは管理者権限で立ち上げないとダメってことはありません。



↑立ち上がった状態の画像
diskpart
と打ち込んで実行。



失敗すると致命的ダメージをあたる作業なので
Administrator権限を持っているアカウントでも確認メッセージが出ます。
はい」を押して続行します。



新たなウインドウが開かれます。
パーティションを弄る記録媒体を確認、指定するために
list disk
と打ち込んで、このパソコンに何台接続されているか確認します。



今回の例ではVMWARE上でやっているのでHDDが1台でした。
なのでディスク0を指定してあげる必要があります。



指定方法は
select disk 0
と打ち込みます。



「ディスク 0 が選択されました」
と出れば成功。



次は先ほど指定した記録媒体の中はどうなっているのか、
パーティション構成を覗いてみます。
list partition
と打ち込んで実行



回復パーティションの存在が見えます。
番号は3番目となっています。



3番目とわかったので
select partition 3
と打ち込んで、回復パーティションに処理を施すよと指示します。



「パーティション 3 が選択されました。」と出たら
いよいよ次は削除の工程です。



delete partition override
と打ち込んで実行。
一瞬で削除が終わります。
特に「削除しました」なんてメッセージもありません(;´Д`)



ディスクの管理を覗いてみると、回復パーティションが消えて未割り当てに吸収されているのが分かります。



あとはCドライブの容量を増やしたいので「ボリュームの拡張」を行って完了となります。

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